
ガルパンの劇場版にて新たに登場した知波単学園チームは、対大学選抜戦の義勇支援グループでは最大の22輌を送りましたが、ダージリンに「あなたのところは6輌」と注意されたため、試合に参加したのは上図の6輌となりました。
その陣容は、上図の通り、九七式中戦車(旧砲塔)3輌、九七式中戦車(新砲塔)2輌、九五式軽戦車、でした。この編成であさがお中隊に属し、林の中でアズミ中隊を迎え撃ちました。

この時のメンバーは、九七式中戦車(旧砲塔)3輌が西、細見、池田、九七式中戦車(新砲塔)2輌が玉田、名倉、九五式軽戦車が福田、でした。
上図のように、車輌の車長が分かるのは、名倉、西、福田、玉田の4人です。左の九七式中戦車(旧砲塔)2輌は細見と池田ですが、どちらがどちらか上図では分かりませんので、仮にA、Bとしておきます。個人的にはBが細見だろうと思います。

左の九七式中戦車(旧砲塔)2輌の部分をちょっと拡大してみました。迷彩パターンも同じであることが分かります。この迷彩パターンは、公式設定資料図によれば、Cパターンです。

一方、九七式中戦車(新砲塔)2輌のうち、手前の玉田車は迷彩パターンがA、右奥に見える名倉車は迷彩パターンがBであると分かります。緑、茶、土の三色の塗り分けは同じですが、黄色帯のみがやや異なります。玉田車は砲塔側面の黄色帯が僅かに反っています。

これに対して名倉車は、エキシビジョンマッチ時のシーンからも分かるように、砲塔側面の黄色帯が直線的です。

さらに対大学選抜戦ではアズミ中隊の強行突破を阻止しようとして撃破されましたが、そのシーンにて横転した車体の上面部が表されています。これを見ても名倉車の迷彩パターンがBであることは明らかです。

では、先に挙げた九七式中戦車(旧砲塔)2輌はどうでしょうか。上図の拡大図を見ますと、迷彩パターンが異なっているのが分かります。知波単学園の校章マークに緑と茶の境界が接しているか、いないかが主な識別点です。そして左の車輌がBパターン、右の車輌がCパターンであると分かります。

迷彩パターンがCである九七式中戦車(旧砲塔)は、御覧のように細見車長の車輌であることが知られます。上図はエキシビジョンマッチ時のシーンです。

そして対大学選抜戦においても、細見車は、上図のように迷彩パターンがCであると確認出来ます。

したがって、先にA、BとしたうちのBが細見車と判明しますので、残るAが池田車であることになります。池田車は、上図においては迷彩パターンがBであるようですが、これには疑問が生じます。

対大学選抜戦にてアズミ中隊の強行突破を阻止しようとして撃破された池田車を見ると、その迷彩パターンはCになっています。細見車と同じです。

池田車の迷彩パターンについては、エキシビジョンマッチ時に池田が登場しているシーンでも確認出来ます。キューボラハッチの右側(池田からみると左側)のヒンジの軸部に黄色帯がかかっていますので、その迷彩パターンはCであることが分かります。
したがって、アズミ中隊への突撃シーンにのみ登場する池田車の迷彩パターンBは、作画ミスであると判明します。
これらをふまえて、対大学選抜戦時の知波単学園チーム6輌をプラモデルで再現する場合には、下のような迷彩パターンで塗装すれば良いことになります。
西車 九七式中戦車(旧砲塔)⇒ 公式設定図の西車
細見車 九七式中戦車(旧砲塔)⇒ 公式設定図のCパターン
池田車 九七式中戦車(旧砲塔)⇒ 公式設定図のCパターン
玉田車 九七式中戦車(新砲塔)⇒ 公式設定図のAパターン
名倉車 九七式中戦車(新砲塔)⇒ 公式設定図のBパターン
福田車 九五式軽戦車⇒ 公式設定図の福田車
これによれば、細見車と池田車は全く同じ塗装パターンです。玉田車と名倉車も緑、茶、土の三色の塗り分けは同じで、黄色帯の位置が異なるだけです。それで、作るとなったら、細見車と池田車、玉田車と名倉車はセットで作って塗装も同時に行なった方が誤差が少なくて済むのではないか、と思います。