昼食をとるべく「玉屋」に入りました。中仙道に面したうどん屋さんで、先ほどの文具店店主の話によれば「けいおんのイベントでライブとかやってる人たちがよく集まってる所」だそうです。
店内にも色々な案内ポスターが貼られています。「けいおん」ファン巡礼の定番の食事処の一つであることがよく分かります。普段は地元住民の利用も多いようで、私が入った時もかなり客が入っていました。
メニューは御覧の通りです。うどん屋さんですが、中華そばもあります。
メニューのもう片面を見ると、御飯、味噌汁、丼もの、ジュースが並びます。
お店の方に、「けいおん」ファンに人気のメニューはどれですか、と訊ねたところ、「中華そばですねえ」と答えてきたので、それに決めました。
食後は、再び中仙道を北に進んで豊郷小学校を目指しました。街道筋に面した民家には古い建物もかなり見られます。江戸時代後期には、北の高宮宿と南の愛知川宿の間の宿 (あいのしゅく)として発展し、立場茶屋(たてばちゃや)等が設けられて旅人や馬の休息地点として機能した歴史を伝えます。
豊郷町役場の前の交差点に着きました。先日の大雪の残雪がまだ残っていました。
角にある「飛出しけいおんキャラ」は真鍋和でした。ガルパンで言えば河嶋桃に相当するキャラクターでしょうか。
役場の隣には八幡神社が鎮座し、その境内地内には上図の一里塚レプリカが整備されています。一帯は石畑と呼ばれ、かつては那須与一の次男と伝わる那須宗信が居館を構えた地でありました。その城館は那須城と呼ばれ、現在の八幡神社境内地が跡地です。
さらに進むと豊郷小学校に面したエリアに入りますが、左手の喫茶店の敷地前に「飛出しけいおんキャラ」がありました。
豊郷駅前のパン屋「とよせ」の店先で見かけた看板によく似ているので、最初は琴吹紬かなと考えたのですが、よく見ますと特徴の沢庵眉毛が描かれていません。それで金髪ですから、「スミーレ」こと斉藤菫と分かりました。
斉藤菫は、個人的に好きなキャラクターなのですが、アニメ化されていないため、その姿は原作コミックでしか見られません。残念です。
その斉藤菫の背後に、豊郷小学校の旧校舎群が見えます。聞くところによると、この付近に鈴木純の看板があるということでしたが、移動されているのか、見当たりませんでした。 (続く)