岐阜の住宅設計事務所の でいbyでい

岐阜の住宅屋 タマゴグミの日々の他愛もないことを綴ったブログです。

この一枚を撮るために

2014-08-01 | 日記

今日のブログは写真だらけです。だから重いです。すみません。

さて、だいの内容に入る前に、

可児市で地鎮祭を行いました。

変形土地に凄く広がりのある、けど小ぢんまりした家を建てさせていただきます。

宙に浮いた書斎も作る予定(本当は宙に浮いてませんけど・・・)。楽しみです。

 

柳津の家は、外壁の構造板を貼り終り、透湿防水シートを貼った状況です。

銀色に光るのは、遮熱シートです。

このシートですが、正直申します。遮熱の効果は少々しかありません。理由は遮熱を行うには他の条件が必要で、その条件を満たすには凄く高いリスクがあるからです。

じゃあ何で使っているのかというと、少々の効果があるからです。 少々でも効果があり、それが費用に見合っているのであれば行うというのがタマゴグミの考えです。

 

柳津のリノベーション現場です。

サッシの入れ替えのために、古い開口を取った状態です。

新設の吹抜けから明かりが落ちてくる状況に感動して写真を撮ったのですが・・・・写真ではなかなか表現できません。(写真が下手なだけですが・・)

タマゴグミはリフォームよりも、古い家をタマゴグミスタイルにするリノベーションを得意としています。

 

さて、本題です。

昨日、その前と2日間お休みを頂き、奈良へ行ってきました。それも、一枚の写真を撮るために。

法隆寺の写真です。けど、五重塔と金堂が切れています。。

けど、法隆寺の主役の五重塔と金堂をここまでいい加減に撮る建築士は私以外にいないでしょう。

実は本当に撮りたかった写真はこれなんです。

ホイッ!

 

法隆寺の回廊(国宝です)の

 

足元です。

よ~く見てください。なんか途中から接いであるように見えますよね。

そうです、接いであるのです。

回廊自体は、五重塔とかと違い平安時代のものですので1000年ちょっとの年月が経っている建物なのですが、やっぱり1000年経つと足もとは腐ってくるのです。

そこで、腐った足元を切って新しく接いでいるのです。

そうすることによって、1000年持たせてきているのですね。

 

なぜ足元が腐りやすいかというと、水に触れやすい、密着している部分が多いので乾燥が悪い、地面が近いので湿度が高いことが原因と思われます。

 

タマゴグミで家を建てられる方に良く尋ねられることに、「木がむき出したバルコニーの柱や梁や床は腐らないですか?」ということです。

答えとしては、メンテナンスをすれば、結構持ちますがいずれ腐ります。風通しがよく外気に触れている場所は腐りにくいですが、足元やジョイントは腐りやすいです。

と説明します。

 

腐った場合は?  と尋ねられたとき「交換したり接いだりします。と答えています。

とはいっても、その様子の写真がない。タマゴグミで建てた一番古いモデルハウスでも9年目。まだぜんぜん腐っていませんので、接いだところがなかったのです。

そこで、接いだ写真がほしいなと思い、いっそのこと日本で一番古い木造の接いだ写真をと撮ってきたのです。

 

ついでに、宿泊したホテルも木造です。

奈良ホテルです。

ジムや大浴場などなどは無いし、エレベーターもわかりにくいホテルなのですが、私たち木造マニアにとっては、ちょっとしびれる建物なのです。

 

そんなこんなで、2日間サボったので、今日からまたフルで働いています。

 

 

 

 


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