日帰りで岡山出張に行ってきました。
これで今年は最後の出張になる…、はず。(^^;
仕事は午後からなので、少し早めに出て午前中は岡山をブラブラすることに。
岡山は4年ぶりくらいかな?
新幹線を降りると駅前には桃太郎がお出迎え。
岡山駅からJR桃太郎線に乗り換えて、吉備津駅まで。
この線は1時間に1本くらいしかないので、帰りの時間も確認しておかないとね。
今日はめちゃくちゃ寒いけど、のどかな車窓からの景色に癒されます。
吉備津駅から歩いて5分ほどでやってきたのは「吉備津神社」。
桃太郎のモデル「吉備津彦命」を祀っている神社で、釜の鳴る音で吉凶を占う「鳴釜の神事」でも有名なんだそう。
神社前の土産物屋さんも「桃太郎」だ!(笑)
手水舎で手を洗って神社に入ります。
手水舎の隣には吉備津彦命が温羅退治の際に使った矢を置いたといわれる「矢置石」(上)があり、
長い階段の先には、立派な「北随神門」が構えています。
それではさっそく「本殿・拝殿」でお参りを。
本殿は室町時代応永32年(1425年)に再建された国宝で、建築様式「比翼入母屋造」。
全国唯一の様式から「吉備津造」とも称されているとのこと。
そった屋根が特徴的でキレイ。
お参りのあと次に進もうと思ったら、突然黒ネコちゃんが飛び出してきた!
人がいなくてシーンとしてたから、ビックリしたじゃないかっ。(^^;
そして、拝殿以外にこちらの神社の見どころといえば…、
※写真はHPより
天正7年(1579年)に再建された全長360メートルの回廊!
「南随神門」からのびる、まっすぐな回廊。 これはお見事!
地形を利用して建てられているので、多少の高低差がありました。
これがまた余計に回廊を長く見せてるのかしらね。
途中で「祖霊社」(左下)などに寄り道しながら、回廊を進みます。
ちょうど回廊の真ん中あたりで「御竈殿」への道に出てきました。
右に曲がって進むと、御竈殿の前に鬼の顔が乗った「かなえボー」が。
こちらの「御竈殿」では、吉備津彦命に祈願したことが叶えられるかどうかを釜の鳴る音で占う
「鳴釜神事」が行われており、中は撮影禁止になっていました。
その昔、吉備津彦命が捕らえた温羅の首をはねて御竈殿の釜の下に埋めたものの、温羅の唸り声は止むことなく
近郊の村々に鳴り響きました。
困り果てていた時、夢枕に温羅の霊が現れて「吾が妻、阿曽郷の祝の娘阿曽媛をしてミコトの竈殿の御饌を炊がめよ。」
とお告げがあり、その通りにすると唸り声が治まり平和が訪れ、これが鳴釜神事の起源になったそう。
※写真はHPより
誰もいなかったので「入ってもいいのかな?」と思いつつ、靴を脱いで上がりました。
お賽銭を入れてお参りしていると、大きな音がして突然、奥から白い着物を着た人が出てきてビックリ!
中はずっと炊かれている釜の煤のせいで真っ黒&暗いし、怖いって!(^^;
神事に仕えているお婆さん「阿曽女(あぞめ)」さんかしら?
空気がピンと張りつめていて、なんとも不思議な雰囲気の空間でした。
ここからいったん外に出て道を渡り、隣にある「宇賀神社」を参拝。
「宇賀神社」には商売の神、吉備国最古の吉備神が祀られています。
水が溜まっているところをふと覗いてみると、凍ってる!
どうりで寒いはずだ~。
回廊に戻って散策の続き。
春日宮、大神宮、八幡宮が祀られている「三社宮」を通り…、
突き当りにある「本宮社」に到着。
この「本宮社」には吉備津彦命の父母神がお祭りされており、安産・育児の神様として信仰されています。
吉備津彦命の両親ってことは、桃を拾ったお爺さんとお婆さんってことなのかしらね。
回廊の中、もと来た道を引き返し「えびす宮」へ。
「えびす宮」の左側にある登坂の道を進んでいくと、学問・芸能の神様をお祭りしている「一童社」に出てきました。
祈願トンネルをくぐると、桃太郎の可愛らしい絵馬がずらり。
みんな受験に合格できるといいね!(笑)
この「一童社」から見下ろす本殿が、HPの写真に載っていた角度かな?
本殿前に戻ってくると、おみくじ売り場が桃太郎の絵柄だということに気が付きました。
これにて見学は終了。電車の時間があるので、駅に戻りましょう。
電車の間隔が1時間ほどだったので、見学時間は40分くらいだったかな。
この神社には梅林やあじさい園があるそうなので、その頃に来たらキレイだろうね。
少し不便な場所にあるけれど、思ったより広くて見ごたえがある神社でした。
誰もいないとちょっと怖いけど😁
おっしゃる通り、鬼の首が埋まっているとなると
余計に静けさが少し怖かったり…。(^^;
年末年始はにぎやかになりそうです!