GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

佐多宗二商店 晴耕雨読 本格芋焼酎

2016-01-02 05:38:27 | FOOD&DRINK
正月は日本酒と焼酎が似合う。
カウントダウンとかならドンペリやモエなどシャンパンが似合う。
初詣の神社で振舞われるお神酒。新年のイベントで鏡開きで開けられる樽酒。
これらは「美味い」とか「うーん淡麗だ」とか味わうもんじゃなく、縁起物だからね。

家でダラダラと過ごすなら日本酒や焼酎をちびちびと飲むのが合う。
最近は徳利をお銚子と呼んで混合してるが、本来徳利は酒屋からお酒を買う時にためておくもの。お銚子は盃に注ぐものだ。
時代劇で瓢箪や大ぶりの徳利に入れた酒をグビッて飲むシーンがあるが、あれは美味そうだ。
お城の殿様が綺麗どころにお銚子で酒を注いでもらって盃で飲むシーンも、美味そうだなって感じる。

お店では純米酒を熱燗で飲むなんてって邪道って言われるところもある。純米酒(特に純米吟醸酒)は冷やで飲むもんだって。でもさ、純米酒は常温の冷やでも美味いけどお燗した方が香りが立って美味いよ。
フグのヒレ酒みたいに熱々燗やとびきり燗(55℃以上)にしちゃったら味も香りもないが、日向燗(30℃)、人肌燗(35℃)ぬる燗(40℃)上燗(45℃)熱燗(50℃)って色々なお燗で飲むと、いいお酒ほど味わえていいよ。
醸造酒や清酒と同じく純米酒はキンキンに冷やして冷酒として飲むより絶対お燗した方が美味い。
牡蠣は白ワインが美味しいとか、寿司屋でワイン飲んでる人らと同じく、純米酒は冷やで飲むべきだって言ってる人が理解できない。
まぁ、お酒なんて好きに飲めばいいんだ。ホットワインやホットウィスキーと同じ感覚でお燗したり、冷やで飲めばいいと思う。

日本は米文化だから米を使った日本酒は全国各地で作られてきた。
新潟、富山、石川、秋田、宮城、山形。米どころには日本酒の銘酒アリ。
でも、九州は日本酒に適した米が取れなかったのか、それとも麦や芋がいっぱい取れたからこちらを活用したのか焼酎文化だ。

焼酎と日本酒は基本的に途中までは作り方が一緒だ。
麹材料の米(タイ米を使ったり麦焼酎では麦麹を使う場合もある)を洗って蒸して麹(黒、白、黄)を加えて一時仕込みで醪(もろみ)を作る。
これに原材料(日本酒や米焼酎は米だが、他にも芋、麦、黒糖など)を洗い、蒸し、破砕して作ったものと合わせる。
麹菌は材料のでんぷんを糖化し、酵母はそれをアルコール発酵させる。これが二次仕込みだ。
で、米だけで作られ出来上がったものを布で漉したりして作れば日本酒、蒸留したら焼酎と呼ぶ。
だから米焼酎と日本酒にはたいした差がない。

食べるには美味しいけど、お酒作りに適した米(いまでは山田錦が全盛)のとれなかった薩摩、鹿児島では特産物の芋を使って素晴らしい焼酎を作り上げた。
常圧蒸留の焼酎は、クセがあって好き嫌いが分かれたが、減圧蒸留という方法が開発され一気に全国に焼酎ブームが起こった。

さて、今回正月のダラダラ怠惰な日常に選んだのは日本酒は石川県の天狗舞。
焼酎は薩摩焼酎の吉兆宝山を酒屋さんに頼んで既に手に入れてたんだけど、佐多宗二商店の晴耕雨読(せいこううどく)を成城石井で見つけたのでゲット。
晴耕雨読は、鹿児島県揖宿郡頴娃町産の黄金千貫を100%使用して、白麹で仕込んだ芋焼酎。

晴耕雨読。正月にこれほどふさわしい焼酎はないだろう?
晴耕雨読。
人生なかばを過ぎ 戴く仕事の重責 益々重く 一時のゆとりを求めたし 人生最高の楽しみは 贅沢栄達にあらず 煎り豆を齧(かじ)り 歴史の英雄豪傑を罵倒する 酒と楽しむ読書にこそあり。
簡単に言えば、世間の煩わしさを離れて自由気ままに生活することで、悠々自適として自然のままに生きる。

ラッシュアワー、各種ハラスメント、しがらみ、お金、時間。
都会で生きるにはいろいろ世知辛い世の中だが、せめて正月くらいはのんびりと。この晴耕雨読のように浮世を忘れて過ごしたい。

ロックもいいがお湯割でも美味い。やばい。またもやもう朝の7時前だ。まぁいいか。正月だもの。

晴耕雨読 本格芋焼酎
佐多宗二商店:鹿児島県南九州市頴娃町別府4910
原材料:さつまいも(南薩摩産黄金千貫)、米麹(国産)、米(国産)
アルコール度:25度

佐多掃除商店の焼酎は他にも黒麹を使った「角玉」や「不二才」「刀」など銘酒があるよ。


2016年正月キムタクの凄さにあらためて感心する

2016-01-02 05:16:55 | Talk is Cheap
謹賀新年。
新しい一年が始まった。
なんて言ってるが、紅白歌合戦から引き続きCDTV年越しプレミアライブ2015→2016を観て、その合間にネットニュースやブログを書いてたりたら知らん間に朝に。
いつもと変わらんがな。

昔は初日の出を見るために和歌山まで車走らせたり(潮岬あたりまで行かないと海から上がるご来光は見れないのよ)したが、ガソリン代がもったいない以前に酒が飲めないので最近は行かない。
15-5年前くらいまでは、1日の朝、仕事帰りの阪急電車で初日の出を見てた。
それか家にたどり着いたくらいで初日の出。ありがたくもなんともない。
大晦日は夜中にも電車が動いてるのはありがたい。普段でも一時間に一本でも走らせたら、終電を気にしなくていいからもっと経済効果高まるはずなんだけどね。

日付が変わる頃にちょうどお参りができるように神社に参拝してた時期もあった。
八坂神社や平安神宮。下鴨神社や松尾大社とかハシゴしたりしてね。
松尾大社はお酒の神様。
八坂神社は女性の神様だからカップルで行くと別れるっていう都市伝説あり。八坂から清水に抜けたらダメってね。
糺の森の一部にマンション建設問題が起こってる下鴨神社は逆に縁結びの神様ね。ここはカップルだらけ。
平安神宮は毎年欠かさずお詣りしてるが、年々屋台が少なくなってきてるのが気になる。福知山の花火大会での引火事件や、暴力団締め出し運動による死や行政が仕切った屋台より、テキ屋やヤクザ、露天商が仕切った方がいい。治安もいいしね。

12月31日の大晦日から元旦にかけてのこの日だけは未成年が夜中にうろついてても、補導員も親も大目に見る日。
だからかな、学生時代はウキウキして出かけて行った。でもね本音は、人が多くてご利益も感じない。さらに境内までの道のり寒いんだよね。屋台で何か買おうと思っても立ち止まることさえ許されない。
当時は今みたいにスタバとかドトールとかなかったから、晦日の夜や正月に空いてる喫茶店に入るんだけ、京都の喫茶店はどこもかしこもべらぼうな正月料金平気でとってやがったなぁ。コーヒー一杯1500円とかね。バブル全盛時の青山や銀座のカフェでもそこまで取れないって。

旅館やホテルで新年を迎えたりしたこともあるが、なんか味気ない。
年越しライブ、カウントダウンイベントに行った年もあるが、今は体力が続きません。
渋谷は通行規制するってあんだけ言ってたのにバカな奴らが集まって大騒ぎして、10人くらいが捕まったらしい。
USJでは3200発の花火とともにカウントダウンイベントがあったらしい。ドバイは五十万発だったが数を打ち上げリャいいってもんじゃない。
寒いのにご苦労様って思ってしまうし、テロの自己防衛意識ゼロ?って思ってしまう。
N.Y.でも恒例のカウントダウン。今年も百万人もの人が街に溢れてたらしいが、何事もなくってよかったね。

そんなニュースやバラエティ新春スペシャル番組を、家でお酒を飲みながらダラダラと過ごしながら見る。これが正しい正月の過ごし方と最近は思ってる。
正月は羽織袴、晴れ着を着た芸能人がバカなことやるバラエティ番組がいい。

SMAP木村拓哉と明石家さんまの「さんタク」。2003年から続く正月恒例番組だ。
今年は真剣居合斬り。170km/hの球を居合で斬る神業を魅せる師匠について、さんまとキムタクが居合斬りにチャレンジ。
模擬刀を使っただるま落とし合戦でキムタクは見事落とす。この人はほんと何をさせても美味いな。
で、真剣に持ち替えて畳を巻いた筒を居合で切るのにもチャレンジ。ここでもキムタクは見事切り落とす。
続いて袈裟懸けで切った筒が落ちるまでに上段振り下ろしで斬る二段斬りにチャレンジ。
師匠の模範演技の後1回目のチャレンジは失敗。師匠の「ちょっと時間を頂けて指導させてもらえれば木村さんならできるようになる」って言葉通り、注意点とコツの指導を受けて再度チャレンジ。見事成功指す。
集中力と記憶力、判断力、そして実行力。すごいな木村拓哉。

そして前年のSMAPのコンサートでさんまが歌うって企画のお返しで明石家さんまが用意したのは、木村拓哉と一緒になんばグランド花月でコントするって企画。
なんば花月は、芸人にとっての聖地。京都花月、梅田花月とステップアップしてなんば花月の舞台は吉本全芸人の憧れ。歌手で言ったらライブハウス、ホール、そして武道館やドームといったところか?
いくらスマスマとかでコントをしてるからと言ってもキムタクにとってはかなり高いハードルだったようだ。
次長課長の河本が主催するイベントに飛び入り参加って形だったが、本番までの舞台裏の映像も面白い。
吉本の重鎮になったさんまといえども、人の興行にお邪魔するってのはちゃんと礼節を持って挨拶する。当日出演者の集まってる楽屋にもキムタクと一緒に挨拶に行く。知らされてなかった出演者たちはこのサプライズ企画に感激と驚き。そりゃそうだろう、芸人の頂点にいる人とアイドルの頂点にいる人が挨拶に来てくれるんだもの。

でも、さんまはここでも二人とも丁寧に挨拶する。決して偉そうに「よろしく!」とは振舞わない。キムタクはビストロスマップで使うお皿を5枚お土産に渡す。画面には写ってなかったが、多分これ以外にも弁当とかおやつとかの差し入れもしてるだろうな。
すごい人、偉い人、地位のある人ほど謙虚な姿勢。これはどの業界にも言える。だから浮き沈みの激しい業界でも生き残ってるのだろう。
で、本番。何も知らされてなかった観客は、さんまが登場しただけで大興奮。さらにコントの相方を紹介って木村拓哉が登場した時はパニック状態。
でもさ、お笑いにかけてはシビアな劇場ファン。いくらさんまであろうとキムタクであろうと、面白くなかったらブーイング。
でも、コントも大成功!キムタクは見事だね。勘がいいんだろうな。凄いなぁって感心してしまった。

アドリブでの観客への無茶ぶりも結構あったが、見事に対応できるのは大阪ならではだね。
TVで見るのもいいけど、やっぱりお笑いは舞台がいいね。これがTV番組の中でのスタジオ収録だったらこれほど面白くなかったかもしれない。
松竹新喜劇や吉本新喜劇、落語などの寄席やお笑いイベントが毎回盛況なのは、やっぱり生がいいからだね。
歌舞伎だってオペラだってオーケストラの交響曲も、生で見たり聞いたりした方が絶対いい。
CDが売れない時代になったって言われるが、歌手やバンドのライブやフェスは大盛況だものね。
パソコン、スマホ、タブレット、ゲーム機。デジタルな時代だからこそ生が面白いのかな。

しまった!芸能人格付けランキングを見るの忘れてしまった。
以前の叶姉妹もすごかったが、GACKTもすごい。
連勝記録どうなったんだろう?ネットニュースで見たら、今回GACKTとチームを組んだのはKis-My-Ft2の北山宏光と中山優馬。
「プロの吹奏楽団の音を聞き分ける」という選択でチーム挑戦者は北山と中山の2人。北山と中山の解答が割れ、中山の解答を選択するが誤答だったらしい。GACKTなら正解だっただろうな。GACKT自身は盆栽とか牛肉の問題を難なくクリアして、個人の連勝記録は42になったらしいが、残念。

明日は初詣に行ってからまたゴロゴロとテレビを見よう。