正月は日本酒と焼酎が似合う。
カウントダウンとかならドンペリやモエなどシャンパンが似合う。
初詣の神社で振舞われるお神酒。新年のイベントで鏡開きで開けられる樽酒。
これらは「美味い」とか「うーん淡麗だ」とか味わうもんじゃなく、縁起物だからね。
家でダラダラと過ごすなら日本酒や焼酎をちびちびと飲むのが合う。
最近は徳利をお銚子と呼んで混合してるが、本来徳利は酒屋からお酒を買う時にためておくもの。お銚子は盃に注ぐものだ。
時代劇で瓢箪や大ぶりの徳利に入れた酒をグビッて飲むシーンがあるが、あれは美味そうだ。
お城の殿様が綺麗どころにお銚子で酒を注いでもらって盃で飲むシーンも、美味そうだなって感じる。
お店では純米酒を熱燗で飲むなんてって邪道って言われるところもある。純米酒(特に純米吟醸酒)は冷やで飲むもんだって。でもさ、純米酒は常温の冷やでも美味いけどお燗した方が香りが立って美味いよ。
フグのヒレ酒みたいに熱々燗やとびきり燗(55℃以上)にしちゃったら味も香りもないが、日向燗(30℃)、人肌燗(35℃)ぬる燗(40℃)上燗(45℃)熱燗(50℃)って色々なお燗で飲むと、いいお酒ほど味わえていいよ。
醸造酒や清酒と同じく純米酒はキンキンに冷やして冷酒として飲むより絶対お燗した方が美味い。
牡蠣は白ワインが美味しいとか、寿司屋でワイン飲んでる人らと同じく、純米酒は冷やで飲むべきだって言ってる人が理解できない。
まぁ、お酒なんて好きに飲めばいいんだ。ホットワインやホットウィスキーと同じ感覚でお燗したり、冷やで飲めばいいと思う。
日本は米文化だから米を使った日本酒は全国各地で作られてきた。
新潟、富山、石川、秋田、宮城、山形。米どころには日本酒の銘酒アリ。
でも、九州は日本酒に適した米が取れなかったのか、それとも麦や芋がいっぱい取れたからこちらを活用したのか焼酎文化だ。
焼酎と日本酒は基本的に途中までは作り方が一緒だ。
麹材料の米(タイ米を使ったり麦焼酎では麦麹を使う場合もある)を洗って蒸して麹(黒、白、黄)を加えて一時仕込みで醪(もろみ)を作る。
これに原材料(日本酒や米焼酎は米だが、他にも芋、麦、黒糖など)を洗い、蒸し、破砕して作ったものと合わせる。
麹菌は材料のでんぷんを糖化し、酵母はそれをアルコール発酵させる。これが二次仕込みだ。
で、米だけで作られ出来上がったものを布で漉したりして作れば日本酒、蒸留したら焼酎と呼ぶ。
だから米焼酎と日本酒にはたいした差がない。
食べるには美味しいけど、お酒作りに適した米(いまでは山田錦が全盛)のとれなかった薩摩、鹿児島では特産物の芋を使って素晴らしい焼酎を作り上げた。
常圧蒸留の焼酎は、クセがあって好き嫌いが分かれたが、減圧蒸留という方法が開発され一気に全国に焼酎ブームが起こった。
さて、今回正月のダラダラ怠惰な日常に選んだのは日本酒は石川県の天狗舞。
焼酎は薩摩焼酎の吉兆宝山を酒屋さんに頼んで既に手に入れてたんだけど、佐多宗二商店の晴耕雨読(せいこううどく)を成城石井で見つけたのでゲット。
晴耕雨読は、鹿児島県揖宿郡頴娃町産の黄金千貫を100%使用して、白麹で仕込んだ芋焼酎。
晴耕雨読。正月にこれほどふさわしい焼酎はないだろう?
晴耕雨読。
人生なかばを過ぎ 戴く仕事の重責 益々重く 一時のゆとりを求めたし 人生最高の楽しみは 贅沢栄達にあらず 煎り豆を齧(かじ)り 歴史の英雄豪傑を罵倒する 酒と楽しむ読書にこそあり。
簡単に言えば、世間の煩わしさを離れて自由気ままに生活することで、悠々自適として自然のままに生きる。
ラッシュアワー、各種ハラスメント、しがらみ、お金、時間。
都会で生きるにはいろいろ世知辛い世の中だが、せめて正月くらいはのんびりと。この晴耕雨読のように浮世を忘れて過ごしたい。
ロックもいいがお湯割でも美味い。やばい。またもやもう朝の7時前だ。まぁいいか。正月だもの。
晴耕雨読 本格芋焼酎
佐多宗二商店:鹿児島県南九州市頴娃町別府4910
原材料:さつまいも(南薩摩産黄金千貫)、米麹(国産)、米(国産)
アルコール度:25度
佐多掃除商店の焼酎は他にも黒麹を使った「角玉」や「不二才」「刀」など銘酒があるよ。
カウントダウンとかならドンペリやモエなどシャンパンが似合う。
初詣の神社で振舞われるお神酒。新年のイベントで鏡開きで開けられる樽酒。
これらは「美味い」とか「うーん淡麗だ」とか味わうもんじゃなく、縁起物だからね。
家でダラダラと過ごすなら日本酒や焼酎をちびちびと飲むのが合う。
最近は徳利をお銚子と呼んで混合してるが、本来徳利は酒屋からお酒を買う時にためておくもの。お銚子は盃に注ぐものだ。
時代劇で瓢箪や大ぶりの徳利に入れた酒をグビッて飲むシーンがあるが、あれは美味そうだ。
お城の殿様が綺麗どころにお銚子で酒を注いでもらって盃で飲むシーンも、美味そうだなって感じる。
お店では純米酒を熱燗で飲むなんてって邪道って言われるところもある。純米酒(特に純米吟醸酒)は冷やで飲むもんだって。でもさ、純米酒は常温の冷やでも美味いけどお燗した方が香りが立って美味いよ。
フグのヒレ酒みたいに熱々燗やとびきり燗(55℃以上)にしちゃったら味も香りもないが、日向燗(30℃)、人肌燗(35℃)ぬる燗(40℃)上燗(45℃)熱燗(50℃)って色々なお燗で飲むと、いいお酒ほど味わえていいよ。
醸造酒や清酒と同じく純米酒はキンキンに冷やして冷酒として飲むより絶対お燗した方が美味い。
牡蠣は白ワインが美味しいとか、寿司屋でワイン飲んでる人らと同じく、純米酒は冷やで飲むべきだって言ってる人が理解できない。
まぁ、お酒なんて好きに飲めばいいんだ。ホットワインやホットウィスキーと同じ感覚でお燗したり、冷やで飲めばいいと思う。
日本は米文化だから米を使った日本酒は全国各地で作られてきた。
新潟、富山、石川、秋田、宮城、山形。米どころには日本酒の銘酒アリ。
でも、九州は日本酒に適した米が取れなかったのか、それとも麦や芋がいっぱい取れたからこちらを活用したのか焼酎文化だ。
焼酎と日本酒は基本的に途中までは作り方が一緒だ。
麹材料の米(タイ米を使ったり麦焼酎では麦麹を使う場合もある)を洗って蒸して麹(黒、白、黄)を加えて一時仕込みで醪(もろみ)を作る。
これに原材料(日本酒や米焼酎は米だが、他にも芋、麦、黒糖など)を洗い、蒸し、破砕して作ったものと合わせる。
麹菌は材料のでんぷんを糖化し、酵母はそれをアルコール発酵させる。これが二次仕込みだ。
で、米だけで作られ出来上がったものを布で漉したりして作れば日本酒、蒸留したら焼酎と呼ぶ。
だから米焼酎と日本酒にはたいした差がない。
食べるには美味しいけど、お酒作りに適した米(いまでは山田錦が全盛)のとれなかった薩摩、鹿児島では特産物の芋を使って素晴らしい焼酎を作り上げた。
常圧蒸留の焼酎は、クセがあって好き嫌いが分かれたが、減圧蒸留という方法が開発され一気に全国に焼酎ブームが起こった。
さて、今回正月のダラダラ怠惰な日常に選んだのは日本酒は石川県の天狗舞。
焼酎は薩摩焼酎の吉兆宝山を酒屋さんに頼んで既に手に入れてたんだけど、佐多宗二商店の晴耕雨読(せいこううどく)を成城石井で見つけたのでゲット。
晴耕雨読は、鹿児島県揖宿郡頴娃町産の黄金千貫を100%使用して、白麹で仕込んだ芋焼酎。
晴耕雨読。正月にこれほどふさわしい焼酎はないだろう?
晴耕雨読。
人生なかばを過ぎ 戴く仕事の重責 益々重く 一時のゆとりを求めたし 人生最高の楽しみは 贅沢栄達にあらず 煎り豆を齧(かじ)り 歴史の英雄豪傑を罵倒する 酒と楽しむ読書にこそあり。
簡単に言えば、世間の煩わしさを離れて自由気ままに生活することで、悠々自適として自然のままに生きる。
ラッシュアワー、各種ハラスメント、しがらみ、お金、時間。
都会で生きるにはいろいろ世知辛い世の中だが、せめて正月くらいはのんびりと。この晴耕雨読のように浮世を忘れて過ごしたい。
ロックもいいがお湯割でも美味い。やばい。またもやもう朝の7時前だ。まぁいいか。正月だもの。
晴耕雨読 本格芋焼酎
佐多宗二商店:鹿児島県南九州市頴娃町別府4910
原材料:さつまいも(南薩摩産黄金千貫)、米麹(国産)、米(国産)
アルコール度:25度
佐多掃除商店の焼酎は他にも黒麹を使った「角玉」や「不二才」「刀」など銘酒があるよ。