
木が低かったり、小さかったりすると、
それだけで「このコースはまだまだだね」と
知ったかぶる人がいます。
確かに、大木は絵になりますし、
大きな木が密集した林があってこその林間コースという
意味もわかります。
でも、この分野において絶対的な正解はない、というのが
ゴルフコースの正しい楽しみ方だと思います。
これは先日プレーしたコースのホームホール(最終ホールのこと)。
青空をバックした上方の空間は否でしょうか?

低い木を意図的に配置することで、
打ち上げているホールでも、それを過剰に感じさせないような工夫であり、
狙い所が狭いのですが、フェードでもドローでも狙うことが可能です。
空間が高い木や大きな木で遮られて
球筋を制限されることもホールの面白さであり、
逆に空間を大きく使える分、狙い所が狭いというようなことも
ホールの面白さなのです。
デカイさだけの物差しでは、ゴルフの面白さを半減させます。
広い視野と知識は、ゴルフの面白さを倍増させるという良い例です。