全日本が猛打で米西部に大勝、田中が好救援…高校野球
【ロサンゼルス=橋野薫】親善試合のために米国遠征中の高校野球の全日本選抜は3日、ロサンゼルスで遠征第4戦となる米国西部選抜戦を行い、19安打を放って16―3で大勝した。通算成績は日本の2勝1敗1分け。
4番・橋本(智弁和歌山)が8打点を挙げる活躍。七回に11安打を集めて10点を奪い、試合を決めた。田中(駒大苫小牧)は六回途中から2回1/3を投げ、2安打、無失点、5奪三振の好投。斎藤(早実)は登板しなかった。
最終第5戦は4日に行われる。
(読売新聞) - 9月4日11時3分更新




日本、打線爆発16点=橋本8打点、田中は4連投-日米高校野球
【ロサンゼルス3日時事】日米親善高校野球は3日、当地、南カリフォルニア大内のデドーフィールドで第4戦を行い、全日本選抜が16-3で米国西部選抜に大勝した。3回に4番橋本良平(智弁和歌山)の二塁打などで4点を挙げて逆転。7回には11安打を集めて10点を奪った。橋本は6打数4安打8打点の活躍。
投げても、先発の榎下陽大(鹿児島工)が5回3分の2を3失点。4試合連投の田中将大(北海道・駒大苫小牧)は2番手で登板し、2回3分の1を2安打無失点に抑えた。斎藤佑樹(東京・早稲田実)は登板しなかった。
全日本選抜の対戦成績は2勝1敗1分け。4日に最終戦を行う。
(時事通信) - 9月4日13時0分更新




投高打高!智弁和歌山・橋本4安打8打点…日米親善高校野球
◆日米親善高校野球第4戦 米西部選抜3-16日本選抜(3日・南カリフォルニア大デドーフィールド) 【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)3日】日米親善高校野球のため米国へ遠征中の日本選抜チームは、当地の南カリフォルニア大デドーフィールドで米西部選抜と第4戦を行った。先取点を奪われた日本だが、3回に逆転すると7回には2犠飛をはさみ11打数連続安打で10点。プロ注目の4番・橋本良平(智弁和歌山・3年)が4安打8打点の活躍を見せ、通算成績を2勝1敗1分けとした。4日の最終戦は斎藤佑樹(早実・3年)の先発が濃厚。第3戦でKOされた汚名を返上して有終の美を飾る。
感触は十分だった。8点を奪った7回、さらに2死二、三塁で4番・橋本。直球を叩いた打球は左越え2点打になった。3回には満塁から中越え3点二塁打。5回に中前適時打。7回の1打席目も左前2点打を放ち計8打点。「打点は途中から意識しました。チャンスで打てる打者を目指しているので結果を残せてうれしい」と満面の笑み。7回に打者14人11打数連続安打で10点、合計19安打16点を奪った日本打線の立役者になった。
引き分けに終わった第3戦。同点に追いついた9回2死二塁で橋本は二ゴロに終わった。この試合でも2回に自らの悪送球で2点を先取された。「昨日の悔しさは残っていた。ミスは監督から気にするなと言われて自分の打撃ができました」。飛距離が出ない国際球で、つなぐ意識を持って4安打を放った。
1日には4時間のバスと6時間の飛行機移動。ホームステイ先に着いたのは夜遅く。さらに2日朝は同じ家にホームステイしている田中将大(駒大苫小牧・3年)の誤作動で目覚まし時計が早く鳴り、出発の1時間前には準備が完了するほど早起きしてしまった。そのおかげ?で夜は「疲れていたのでゆっくり眠れました」。疲労も回復しこの日の活躍となった。
斎藤、田中に注目が集まるが、今夏甲子園で過去最多60発が乱れ飛んだ大会の中心選手で固めた打線も破壊力は抜群だ。和泉実監督(44)も「この選手たちは地力はありますから」と信頼している。「あした(4日)勝たないと意味がない。調子に乗らず一生懸命やりたい」と橋本。25日(日本時間)の高校生ドラフトで阪神などが興味を示している大型捕手が日本打線をリードする。
◆橋本 良平(はしもと・りょうへい)1988年9月28日、大阪市平野区生まれ。17歳。瓜破西小4年からボーイズリーグ「八尾フレンド」で投手と捕手。同6年のときに全国大会春夏連覇。瓜破西中2年のときにも春の全国大会で優勝。同3年の夏から捕手に専念。智弁和歌山入学後は1年夏から捕手で4番。家族は両親と弟2人。182センチ、88キロ。右投右打。
(スポーツ報知) - 9月5日8時0分更新



