2007-0522-yts357
芳一の爪弾く琵琶に対向ひ
哀号の魂鎮むるを聞く 悠山人
○短歌写真、詠む。
○団体客の一団が去ると、急に辺りは静寂に包まれる。耳なし芳一伝説を詠う。高校進学対策の放課後授業で、英語の時間に初めてこの話を知った。L.ハーン(と、かなり長い間、発音していた)の小冊子「怪談」は、面白くて刺激的だったことを、今でも鮮明に覚えている。なかでも、この芳一は、教官が強弱を付けて読み進めたこともあって、とてもよかった。「Kwaidan」(なぜ Kaidan ではないのか、と密かに疑問を持ったものだ)といい、晶子や実朝の歌といい、幾何学の証明といい、学問の世界の素晴らしさに、誘われた時期だった。今でも、中学時代のあれこれの先生方には、感謝している。
□短写357 はういちの つまびくびはに あひむかひ
あいがうのたま しづむるをきく
【写真】赤間神宮で。
2007-0522-yhs107
人もみな
光のうちに
はげむべし 悠山人
○俳句写真、詠む。
○華やかな花芯にも、くっきりと斜陽が射している・・・。
□俳写107 ひともみな ひかりのうちに はげむべし
【写真】とくにマクロでは、強烈な直射日光を避けるのが常識、と承知しながらの撮影。
人もみな
光のうちに
はげむべし 悠山人
○俳句写真、詠む。
○華やかな花芯にも、くっきりと斜陽が射している・・・。
□俳写107 ひともみな ひかりのうちに はげむべし
【写真】とくにマクロでは、強烈な直射日光を避けるのが常識、と承知しながらの撮影。
2007-0522-yhs106
薄紅の
薔薇ひそやかに
夏近し 悠山人
○俳句写真、詠む。
○以前使った「ひそと」(ひっそりと)は、辞書の見出しにはない、悠山人の歌語。『古語辞典』は「ひそか」だけ、『広辞苑』は「ひそやか」を加える。
□俳写106 うすべにの ばらひそやかに なつちかし
【写真】薫香のなか、可愛い美女姉妹と一緒に、残り少ない被写体を探す。
薄紅の
薔薇ひそやかに
夏近し 悠山人
○俳句写真、詠む。
○以前使った「ひそと」(ひっそりと)は、辞書の見出しにはない、悠山人の歌語。『古語辞典』は「ひそか」だけ、『広辞苑』は「ひそやか」を加える。
□俳写106 うすべにの ばらひそやかに なつちかし
【写真】薫香のなか、可愛い美女姉妹と一緒に、残り少ない被写体を探す。
2007-0522-yim339
title : SeasideWoodenRoad
yyyy/mm : 2007/05
memo : 「だんのうら」は、「壇ノ浦」「壇の浦」「壇之浦」など、表記がいろいろ。ここでは町名を採る。
【写真】関門橋を背に、北東から南西方向を撮影。