2007-0801-yts413
遠きよりふりてかへれば懐かしく
文月こもれるききゃうなるかな 悠山人
○短歌写真、詠む。
○後半だけで俳句と考えたが、「文月」「桔梗」が季語衝突。「遠き」は「埃土」も可。
¶ふりてかへれば=「振り返る」「経り帰る」。
¶文月(ふづき)こも(篭)れる=七月末日。「月篭り」が「つごもり」、晦日、月末日。
¶ききゃう=「帰京」「帰郷」「桔梗」の歴史仮名は、全く同じ。
□短写413 とほきより ふりてかへれば なつかしく
ふづきこもれる ききゃうなるかな
【写真】文月晦日(つごもり)、つまりきのう、真夏日の自宅庭で。