2007-0822-yts437
蜻蛉はあるかなきかのけふあすを
わがさまににてひとへにぞある 悠山人
○短歌写真、詠む。
○日中の狂気の如き暑熱も、朝夕は多少和らぐ。早朝、内庭へ目を遣ると、一匹の蜻蛉が飛び回ってゐる。儚き時を惜しむさま、そのままわが日日なり。
¶あるかなきかの=藤原道綱母『蜻蛉日記』の名の由来になった名句。蜻蛉に、音読み「せいれい」、訓読み「とんぼ」もある。
□短写437 かげろふは あるかなきかの けふあすを
わがさまににて ひとへにぞある
【写真】先日、自宅。
2007-0822-yhs141
夏蝉の
短き節も
終はらんか 悠山人
○俳句写真、詠む。
○みんみん蝉とあぶら蝉の合唱も、まもなく終わる。
¶夏蝉=旺文版『古語辞典』になし。岩波版『広辞苑』には、見出し語「なつぜみ」に、「主としてニイニイゼミをいうが、広義にはアブラゼミなども含めた総称。」と説明し、『宇津保物語』の用例を載せる。私は清音としたい。
¶節(ふし)=「短い時間」。古語では、「ふし」と「よ」の読みがある。「よ」と読めば、「世」「代」に通じる。
□俳写141 なつぜみの みぢかきふしも をはらんか
【写真】同前、ハーブ園。
夏蝉の
短き節も
終はらんか 悠山人
○俳句写真、詠む。
○みんみん蝉とあぶら蝉の合唱も、まもなく終わる。
¶夏蝉=旺文版『古語辞典』になし。岩波版『広辞苑』には、見出し語「なつぜみ」に、「主としてニイニイゼミをいうが、広義にはアブラゼミなども含めた総称。」と説明し、『宇津保物語』の用例を載せる。私は清音としたい。
¶節(ふし)=「短い時間」。古語では、「ふし」と「よ」の読みがある。「よ」と読めば、「世」「代」に通じる。
□俳写141 なつぜみの みぢかきふしも をはらんか
【写真】同前、ハーブ園。