2007-0804-yts416
くれなゐに咲き出でたればから衣
着けし槿ぞつゆ忘れざる 悠山人
○短歌写真、詠む。
○平安朝をと思ひつつも、道未だし。われは宛(さなが)ら、シシュフォスのごとし。
¶から衣=唐衣・韓衣、平仮名では不分明だが、「槿」が韓国国花であることから、後者とする。読みは「からぎぬ」「からごろも」で、音調から決める。
¶つゆ=「雨の露」と「少しも」を掛ける。
□短写416 くれなゐに さきいでたれば からごろも
つけしむくげぞ つゆわすれざる
【写真】前夜の雨が花びらに残る。昨朝、自宅。