悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真419 忘れえぬ

2007-08-06 00:05:00 | 短歌写真
2007-0806-yts419
忘れえぬかの日のたまをしのびては
真白き花ぞ悲しかりけれ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○作者の脳裏では、赤は生あるものの血、白は巨大な人工太陽(核爆弾)。後半、「ぞ」を係結びとすれば、結語は「ける」。
¶日のたま=「日(太陽)の玉(この場合は原子爆弾の上空炸裂)」「当日の(死者の)魂」を掛ける。広島連作2。
¶真白き=炸裂について、ここでは「白く」の証言を採った。近年の「ホワイト・アウト」という言葉も、視野にある。
短写419 わすれえぬ かのひのたまを しのびては
        ましろきはなぞ かなしかりけれ
【写真】同前。

短歌写真418 この年も

2007-08-06 00:00:00 | 短歌写真

2007-0806-yts418
この年も葉月むゆかを迎へたり
百日紅の燃えさかるなか   悠山人

○短歌写真、詠む。
○近づこうとすればするほど、遠くなるもの-それは平和。広島連作1。
¶むゆか(六日)=死者への忌詞。(『広辞苑』) 「葉月むゆか」(八月六日)で、「広島原爆忌」。「燃えあsかる」は縁語。
□短写418 このとしも はづきむゆかを むかへたり
        ひゃくじつこうの もえさかるなか
【写真】ことしは夾竹桃に代えて、百日紅にしてみた。先日、公園で。