2006-0509-yms034
どうしたの? ものも言わないお腹立ち?
それならそれで私はいいのよ 悠山人
○紫式部集、詠む。
○略注=君にはあきれて、言う言葉もないよ、とお怒りの様子。「笑ひて、返し」。仲を絶つとおっしゃるなら、やってごらんなさい。お腹をつつむ(ご機嫌をとる)つもりなんか、ありませんからね。なお、妻問い婚、通い婚の時代背景を忘れてはならない。
¶みはらの池=新潮版注に、<摂津に「はらの池」があったとする説があるが
実在したか不明。「腹立ち」の「腹」をかける。> 同様に、「つつみ」も「池の
堤」「腹を包む」を掛ける。
□紫034:いひたえば さこそはたえめ なにかその
みはらのいけを つつみしもせむ
□悠034:どうしたの? ものもいわない おはらだち?
それならそれで わたしはいいのよ
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