■新古今全体をつうじて、字余りは少ない。ここでは、第一句だけを五音には、出来ないと
思う。春に恋を仮託する。「率直・・・優雅」「惜春の抒情」(小学版)に同感。
【略注】○しひてぞ惜しき=無性に、無闇に惜しいことだ。
○春の別れは=春との別れは(farewell to the spring)。
【補説】新古今和歌集は、全20巻、約2000首。ことしは成立800年の記念の年。巻1は春
歌上、0001~0098。巻2は春歌下、0099~0172。巻3は夏歌、0195~0284。という
わけで、悠山人の春が、ようやく終わる。量・質ともに圧巻は、もちろん「恋歌」。恋歌
は、まだまだだいぶ先。家賃無料の goo ブログで、果たしてどこまで行けるか。