悠山人の新古今

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紫式部集093 宮中の 

2006-07-25 03:10:00 | 紫式部集
2006-0725-yms093
宮中の花が吹きまく風ならば
かたい心もきっと解けます   悠山人

○紫式部集、詠む。
○略注=返し
。道長は娘、藤原彰子(しょうし)を天皇(一条)の后にし、紫は彼女に仕えることになる。彰子は以後、中宮彰子と呼ばれる。新潮版はこの歌を中宮の慈愛を称えるものと解釈。平王ク歌番号059。
 ¶みやまべの花=平王クの注釈は、<深山辺の花……深山辺に
 宮前を懸けて、中宮の御前に侍る女房を花に見立てた。> これ
 は、なかなか華やかな情景である。
□紫093:みやまべの はなふきまがふ たにかぜに
      むすびしみづも とけざらめやは
□悠093:きゅうちゅうの はながふきまく かぜならば
      かたいこころも きっととけます


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