悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

俳句写真588 立冬と

2009-11-08 03:20:00 | 俳句写真
2009-1108-yhs588
立冬と
おもへばひかり
さびしかり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○立冬の日、空はよく晴れていた。ただ、木漏れ日は心なしか、少しばかり淋しい。

□俳写588 りっとうと おもへばひかり さびしかり
【写真】芸術公園で、当日の撮影。
【memo-静子】きのうは、早暁と午前、OHが同じ局のTVに登場した。前者は一時間を超える同行ドキュメンタリー(先月の再放送)、後者は新刊『明るい方へ』の著者登場(生出演)、ということで。OHのこともだが、何よりも「静子」については、漠然としか知らなかったので、大きな収穫であった。さっそく読むことにする。


俳句写真587 金色の

2009-11-07 01:30:00 | 俳句写真
2009-1107-yhs587
金色の
ちひさき鳥に
冬立ちぬ   悠山人

○俳句写真、詠む。
○きょうは立冬。「金色のちひさき鳥」は晶子詠う銀杏。
cf.  「金色のちひさき鳥のかたちして
    銀杏ちるなり夕日の岡に  与謝野晶子」(『恋衣』1905=明38=年版による)

□俳写587 こんじきの ちひさきとりに ふゆたちぬ
【写真】先日、市民芸術祭の駐車場で。
【memo-演出】アメリカ南部かメキシコか、小さな町の駅前で、みんな列車が出発するのを待っている。連れの男が、簡単なテクニックで演出してやろうか、という。何をするのかなと思っていたら、列車の窓枠へ少年を使って幅広リボンを巻き付け始めた。星条旗の連続模様が、みるみる横に長くなっていく。駅前広場には、大きく広がった樹に、それこそ大輪の色鮮やかな花が咲き乱れている。夏らしい薄着の私は、雰囲気のせいもあって、また暑くなってきた。隣に立って見ていた肉づきのいい女性も、暑いわね、などと言いながら、奥へ引っ込んだ。・・・何だ、夢だったのか。日付が変わったから、ブログでもアップしようかな。


短歌写真856 明けぬれば

2009-11-06 07:00:00 | 短歌写真
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明けぬれば日に急かされし西のへに
寝待の月の名ごりたるかな
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○朝晩の冷え込みが続いて、霜月の空が澄んで、夜空に月がくっきりと浮かぶ。寝待月も沈むのを忘れ、朝日に照らされて、急いで隠れようとする。昨11月5日夜の月(寝待月)は、けさ8時37分に入り、その二時間半前の6時7分に日が出た。(「こよみのページ」による、天文計算上)
□短写856 あけぬれば ひにせかされし にしのへに
        ねまちのつきの なごりたるかな
【写真】月の辺縁をほんの少し整えた以外は、手持ち実写。撮影は月の入りの、ちょうど二時間前。月齢は18。

俳句写真586 徐やかに

2009-11-06 05:40:00 | 俳句写真
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徐やかに
めぐれる垣は
秋けはひ   悠山人

○俳句写真、詠む。
○先日、茶室を訪ねた。休日なのに、ここは別世界。まさに一服満福であった。庵の周辺は、すっかり秋の気配。

□俳写586 ゆるやかに めぐれるかきは あきけはひ
【写真】先日の撮影。


短歌写真855 あたたかき

2009-11-05 02:30:00 | 短歌写真
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あたたかき光をあびてあかきはな
なれはなるれどポインセッティアよ
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○晩秋といっても初冬といってもいい感じの季節。「あか」は例によって「赤」「明」。第四句の「は」は連体形格助詞(主格の「は」)と「離る」、「葉なる」の三語を掛けてみた。明音「あ」も散らす。結句の花名は「ポインセチア」とすれば七字納まり。
□短写855 あたたかき ひかりをあびて あかきはな 
        なれはなるれど ポインセッティアよ
【写真】あ(先の写真)は小鉢、こ(この写真)は中鉢。左端に樅の木擬き。

image825 冬待つ花

2009-11-05 01:40:00 | images
2009-1105-yim825
title:poinsettia_waiting_winter
yyyy/mm:2009/11
memo:きれいに晴れ上がった晩秋の空。車ディーラーで点検を待つ間、ショウ・ルームを見る。ポインセッティアがずらっと並ぶ。もう、こんな時期なんだ、という話しかけに、そうなんですよ、早いものですね、と女性店長が答えた。名札によると、応接テイブルのこの花は Poinsettia Already。きのうの撮影。

image824 銀杏晩秋

2009-11-04 05:10:00 | images
2009-1104-yim824
title:maidenhair_tree_in_late_fall
yyyy/mm:2009/11
memo:きのうの東京は木枯らし一番とか。全国的にもかなりの寒さだった。くっきり富士山を望み、ここでは透き通るような青空に、銀杏の樹も晩秋の気配。ミレー美術館の入口で。【技法】ほとんど使わない「トーンカーブ」機能で、明部・暗部をそれぞれ強調した。

俳句写真585 山茶花は

2009-11-03 00:10:00 | 俳句写真
2009-1103-yhs585
山茶花は
隠れ咲きても
なほうまし   悠山人

○俳句写真、詠む。
○見惚れてしまう山茶花が、ようやく咲き出して、十をいくつか超えている。

□俳写585 さざんくゎは かくれさきても なほうまし
【写真】自宅で、きのうの午後。
【memo-継嗣】数人の仲間同士で、四方山話をしている。その中の一人は、千代田城の次期当主だ。でも、肩書きなしの付合いなので気が楽。・・・目覚めた時には、昨夜の風のせいで空気清涼、素晴らしい朝日と秋晴れになっていた。


image823 石蕗の花

2009-11-03 00:00:00 | images
2009-1103-yim823
title:flowers_of_Farfugium_japonicum
yyyy/mm:2009/10
memo:石蕗(つわぶき)。Farfugium japonikumu(ファルフギウム・ヤポニクム)。先の木道の下あたりに、いっぱい咲いている。中に、円陣をつくっている花群があったので、珍しいと思いながらの撮影。レンズのワイド端効果もある。

俳句写真584 ひとときに

2009-11-02 05:50:00 | 俳句写真
2009-1102-yhs584
ひとときに
燃ゆるもみちの
あつさかな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○紅葉。いちどきに、もあれば、ゆっくりと、もある。「もみじ」の古形は、「もみち」。「燃ゆ」と「あつさ」は縁語。夕方、見事な満月が空に浮かんでいた。

□俳写584 ひとときに もゆるもみちの あつさかな
【写真】前の合歓と同じ。
【memo-きょうの月】11月02日(月)の月は、月出16:02東北東、月入05:14、南中23:07、月齢14.9(「keisan」サイトによる)。