悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真858 生きたるに

2009-11-14 05:50:00 | 短歌写真

2009-1114-yts858
生きたるに暇をつぐるとき惜しみ
なぞひたすらにつひへ急ぐや
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○生きていくのは、たしかに難しい。それでもなお、急いで
生を終えようとするのはなぜか。
□短写858 いきたるに いとまをつぐる ときをしみ
        なぞひたすらに つひへいそぐや
【写真】旧作。
【memo-国家経済会議】日本を代表する経済団体の会長が隣席へ座って、難しい話はあとにして、まずは食事をしましょう、という。しかしけっきょくは日本経済の現状は、いや将来像は、などということになって・・・。夢から覚めると、いつの間にやら第2部が始まる。・・・教え子の買い物に付き合ってスーパー・マーケットを出ようとしたら、そこでまた彼女の同級生とぱったり。きょうは特別の特別って目玉があるんですよ、というので、ぐるっと駐車場を逆戻り。何をそんなに買ってきたの、と聞いたところで、訳の分からない夢はおしまい。外はまだ暗く、雨音がする。


俳句写真591 瞬きの

2009-11-13 07:40:00 | 俳句写真
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瞬きの
あひだに電脳
つひへ去り   悠山人

○俳句写真、詠む。
○さてあしたの作品は、と作業を始めたところで、まだ新品のI社HDD(500GB)が使えなくなってしまった。すべての資料を一元管理していたので、影響は甚大である。このブログも、当分は綱渡り。きょうは「13日の金曜日」。
□俳写591 またたきの あひだにでんなう つひへさり
【写真】旧作と電網からの借用とのコラボ。
【memo-WutheringHeights】E.Brontė 原作の WH をDで見る。監督は WW で、今年は制作から70年目。Heathcliff と Cathy の激しい恋にたじろいだのは、まだまだその道に晩稲であった少年悠。ヒースのそよぐなだらかな風景は、今も変わらない。そのあとは、Paris, brûle-t-il ?/Is Paris Burning? を見る。1966年、RC 監督。


俳句写真590 秋日和

2009-11-12 06:40:00 | 俳句写真
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秋日和
天道虫の
親子かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○秋半ば、十月の朝。日向ぼっこをしている天道虫が、気持ちがいいのか、全く動かない。生み落として間もない「子」が寄り添っている。「俳句写真」ではじめて成り立つ作品。

□俳写590 あきびより てんたうむしの おやこかな
【写真】葉はエインジェルズ・トランペット。
【memo-封書】駅前のデパートの入口で、彼女は売り場の店員をしている。しばらく姿が見えなかったわけを聞くと、帰郷していたという。リサという名から、故郷というのはロスかシスコだろうと、私は勝手に決めていた。駅から少し離れると公園がある。きつい曲がりの坂道は、すれ違いも出来ないくらい。電柱にへばりついていた
超クラシック、というよりおんぼろ車は、やっとのことで道へ出る。公園へ戻った私のもとへ、奈津が駆け寄る。どうして、どこから来たのか、少し訝しんだが、気になっていたことを聞いてみた。十歳誕生記念の手紙を読んでくれたかな、と。孫娘は私の手に両手を絡めて、うん、嬉しかったよ、と答えた。・・・夢から覚めたら、夜の雨はすっかり止んでいた。


image830 素謡「花筐」

2009-11-11 00:45:00 | images

2009-1111-yim830
title:Noh<Hanagatami>
yyyy/mm:2009/11
memo:演能を鑑賞するつもりだったが、遅参したら・・・。観世素謡「花筐」であった。このあと宝生素謡「楊貴妃」を見てから、所用で退出する。
【memo-花筐】『広辞苑』には、見出し語「はながたみ」に「花筐」「花形見」の漢字が当てられる。正字は「筐」だが、匚(ほう、方構え)の旁「王」を「玉」に代えた
異字体「筺」も広く通用する。筐(きょう)と筥(きょ)の違いは、前者が「角箱」、後者が「丸箱」である。世阿弥のテクストを読むと、継体帝が即位する前に侍女照日へ形見として花篭を与えた、ということになっているから、能の世界では、花筐を「はながたみ」と読む慣らわしになっている。ついでながら今は、TVでも字幕が出るから、とくに素人には有難い。先日も宝生能の「鷺」を見ていたら、「浮かむ」が出て来て、また一つ教わった。


短歌写真857 心にも

2009-11-09 03:00:00 | 短歌写真
2009-1109-yts857
心にもリュラのひびきてそのあまり
かすかに揺るるあかき裳裾ぞ
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○音響効果のいいホールで女声合唱を聴くのも、心が落ち着く。「リュラ」(日本での通名は「リラ」)は、古代ギリシャで「ΛΥΡΑ(竪琴)」。「あか(赤・紅)き」は「裳裾」「心」に掛ける。「ひびき」「揺るる」は縁語。
□短写857 こころにも リュラのひびきて そのあまり
        かすかにゆるる あかきもすそぞ
【写真】前に同じ。

image826 開演一分前

2009-11-09 02:50:00 | images
2009-1109-yim826
title:a_minute_to_chorus
yyyy/mm:2009/11
memo:演奏一分前の彼女たち。高まる気持ちを抑えての私語。そこへ指揮者が入って来る。きのう、市民合唱祭で。ここでも男性合唱が見られない。熟年女性は元気だ。