6丁目のつぶやき

歩く、登る、耕す、聴く、造る、採る、乗る、見る、の写真ブログ徒然草

高遠城址公園

2007-09-21 | 

杖突街道を駒ヶ根にむかって淡々と走り
ワイパーの行き来する音が気になりだした頃高遠に出た 
信玄に滅ぼされた高遠頼継のあとを山本勘助の居城となったところ
今は高遠城址公園となりタカトウヒガンザクラが有名

さくらの咲く頃は人が大勢来て混雑するのだろうが
今は多くの有料駐車場がすべて閉鎖だ
雨が降りしきる公園内は人一人おらず
喧騒感なく、ゆっくり昔を偲ばれる 

公園を見終わったら当然歴史博物館だ
こちらも入場者はいない
武田家の系図を興味深く見て
古い想いを馳せ独り静かに物想いに沈む 

なかでも大奥の大年寄絵島が死ぬまで閉じ込められた
高遠の囲み屋敷は
8畳の和室、湯殿とトイレの間取りに28年間、いかに過ごしたか
はめ殺しの格子戸が冷たく心にさす 


樹齢何年か 園内さくら1500本 開花時はさぞかし華麗だろう

枯れた老木の上にまた新芽が芽吹き
そこえ土を添えて地面まで根を伸ばすやり方
昔の人の優しさが伝わってくるではないか

コメント
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