多枝組Section Kudoa(中国産ヤクシマリンドウ節)のまとめ
典型ナナツバリンドウ。雲南省白馬雪山3900m付近。花筒は膨らみ、花冠外内側に濃藍色条線、花被裂片の先に糸状突起。 箆状の輪生葉6-8枚。
典型ナナツバリンドウ。雲南省白馬雪山4000m付近。花冠内面の条線は太く濃くはならない。糸状部未発達。箆状輪生葉。
典型ナナツバリンドウ。雲南省白馬雪山4000m付近。花冠内面の条線は太く濃くはならない。糸状部未発達。箆状輪生葉。
典型ナナツバリンドウ。雲南省白馬雪山4100m付近。糸状部が顕著に発達する。針状の輪生葉。
典型ナナツバリンドウ。雲南四川省境山地4300m付近。糸状部が顕著に発達。針状輪生葉。
典型ナナツバリンドウ。雲南四川省境山地4300m付近。花冠内部の条線は濃くならない。針状輪生葉。
*以上、原則として株の中央付近に、極小ロゼット・クラスターを備える。
広義のナナツバリンドウ。雲南四川省境山地4300m付近。花色はやや濃い。糸状部はあるが目立たない。花筒は膨らむ。淡く黄緑色を帯びる。副萼片を欠く。箆状輪生葉。
広義のナナツバリンドウ。雲南四川省境山地4300m付近。花色はやや濃く、糸状部は目立たず、花筒はスリムで淡く黄緑色を帯びる。肉質針状輪生葉。
広義のナナツバリンドウ。雲南四川省境山地4300m付近。花色が濃く、花冠裂片の糸状部は目立たず、花筒中央はスリムでやや黄緑色。針状輪生葉。
広義のナナツバリンドウ。雲南省香格里拉近郊3400m付近。花色が濃く、糸状部を欠き、花筒はスリム。箆状輪生葉(photo by Monica Lee)。
広義のナナツバリンドウ。四川省四姑娘山(巴朗山峠)4600m付近。花色はやや濃い。糸状部あり。花筒はややふっくらしている。肉質針状輪生葉。
広義のナナツバリンドウ。四川省四姑娘山(巴朗山峠)4600m付近。花色はやや淡い。糸状部あり。花筒は短く膨らみ花冠が漏斗状に開く。肉質針状輪生葉。
広義のナナツバリンドウ。四川省四姑娘山(巴朗山峠)4600m付近。花色はやや淡い。糸状部あり。花筒は短く膨らみ花冠が漏斗状に開く。箆状輪生葉。
広義のナナツバリンドウ。四川省四姑娘山(巴朗山峠)4600m付近。花色は濃い。糸状部なし。花筒はスリムだがフタツバリンドウほど長くはない。箆状輪生葉。
*以上、ロゼット・クラスターの存在は不明。
フタツバリンドウ。四川省四姑娘山(長坪溝)3500m付近。花色は濃い。糸状部なし。花筒はスリムで長く、やや黄緑色を帯びる。葉はやや長い箆状で対生する。長い葉の大型のロゼットを伴う。
フタツバリンドウ。四川省四姑娘山(長坪溝)3500m付近。花色は濃い。糸状部なし。花筒はスリムで長く、やや黄緑色を帯びる。葉はやや長い箆状で対生する。長い葉の大型のロゼットを伴う。
フタツバリンドウ。四川省四姑娘山(長坪溝)3500m付近。花色は濃い。糸状部なし。花筒はスリムで長く、やや黄緑色を帯びる。葉はやや長い箆状で対生する。長い葉の大型のロゼットを伴う。
フタツバリンドウ。四川省四姑娘山(長坪溝)3500m付近。花色は濃い。糸状部なし。花筒はスリムで長く、やや黄緑色を帯びる。葉はやや長い箆状で対生する。長い葉の大型のロゼットを伴う。
ナナツバリンドウ(ヨツバリンドウ)。四川省雪宝頂4300m付近。典型ナナツバリンドウに似て、花色が明るく、花筒は中央部が膨れるがより長い。肉質針状輪生葉。極小ロゼットのクラスターを備える。
【参考】ヤクシマリンドウ。屋久島永田岳1700m付近。花冠は漏斗状に開き垂下する。花冠副片に糸状部を備える。肉質披針形輪生葉。
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以上、各写真に記した「細部」の記述は、「区別」することが目的ではない(大雑把な印象を記しただけなので余り参考にはならない)。実体を知るためには、細かい部分を見ることと、全体を見ることを、同時に行わねばならない。