今年の世界体操、地上波の放送がかなり減らされていた。女子団体、女子個人総合、種目別1日目がCS送りに。CS見られないのに、むしろ種目別を一番楽しみにしてたのにテレ朝め、と思ったけど、調べてみたら私が住んでいるマンションにはどうやらCS視聴用のアンテナがあるらしい。もしかしたら光回線なのかもしれないが、そのへんはよくわからん。
ともかく、スカパーと契約しさえすればすぐに見られるようになるし、テレ朝チャンネルだけなら料金もそんなに高くない、と分かったので人生初のCS契約をすることに。慣れなくて上手くいかなくてカスタマーセンターに電話したりもしたけど、とにかく映るようになった。これで女子個人総合も種目別も見られる。
女子団体の放送はCS契約前で見られなかったので、私の世界体操は男子団体決勝からのスタートとなった。午前3時からだったので、10時前に寝て早起きして見た。
今回はロシアチームが出ていないので日本チームと中国チームの一騎打ち。……というほど競ってもいなかったか。少し差があったよな。最後の橋本の演技前に中国チームの一位はもう確定してたし。
中国チームは予選が良くなかったらしいけど、そういうときでも決勝で巻き返すのが中国なのよ。今まで何度もそんなことがあったのを覚えている。現地入りした記者の人のTwitterによると、今回の中国チームは怪我人が多くて大変だったらしい。肖若騰なんかもいなかったしな。でもさすがの層の厚さだった。あと、いつの間にか尤浩が30代のベテランになっていたことに時の流れを感じた。
今回一番印象に残った選手は楊家興。あん馬で乱れまくって、普通なら絶対落ちるような体制のまま落ちずに耐えきった。鉄棒でも片手が外れて、これも普通なら落ちるのに耐えてその後立て直した。この「落ちない力」がすごい。もちろんミスしないのが一番だろうけど、ミスをどうやって最小限に抑えるかってのも大事だよなと。
中国チームのあん馬、一人は落ちるし一人は乱れるしで結構ダメダメに思えたんだけど、他のチームがそれ以上に失敗しまくったので終わってみれば全体一位のスコアだった。やっぱりあん馬って難しいんだな。日本チームも中国チームも誰も落ちなかった年もあったし、今回は器具の問題もあったのかもしれないが。
試合は楽しかったし、CS契約でわりと簡単に見られるようにはなったけど、体操のこの扱いは大いに不満。去年はABEMAで予選をずっと流してくれていて、そこはとても良かったんだけど、それでも色々と思うところはあった。総合的にフジテレビ時代のほうが良かった気がする。
今年はLIVEで見られるのはいいんだけど、でももっといろいろな人に体操を見てほしいとも思う。CS放送だったら体操オタク以外はほぼ見ないだろうし、体操好きでめちゃくちゃ見たいのに見られない人も多そうだ。