なんとなくゲーム雑誌を読んでいたら、『閃乱カグラ PEACH BEACH SPLASH』というゲームの紹介記事を見てしまい、かなりゲンナリさせられた。
HPはこちら。シリーズ物らしいが、他のがどんなのかは全く知らん。巨乳の女の子が沢山出てきてお色気を売りにしていることだけは把握。今回は布地の少ないビキニを着て水鉄砲でバトルをするようだ。
女の子ばっかり出てきてお色気を売りにしているゲームはよくある。戦闘でダメージを受けると女の子の服が破れます、っていうのもありふれている。女の子たちがセクハラされても顔を赤らめるだけで憤怒の表情を浮かべたりしない、っていうのもお約束。
特にコアな層を狙ったわけではない一般向けゲームでも女性キャラだけ妙に薄着だったり男性陣に比べて妙に年齢が若かったりするよな。
そこまではよくあるからまあいいとして。
いや、良くはないんだけど、全然良くないけど、ありふれすぎていてもういちいちツッコむ気力も失せている。
じゃあ何が気になったのかと言うと、バトルの司会進行役のキャラのこと。司会は男女二人組なんだが、男の司会が参加者の女の子にセクハラしまくってて、女の司会がこれに嫉妬するんだよね。「私はまだまだ若いですよ! いえむしろ、いまがちょうど食べごろなの!」とか言って。
ああ、気持ち悪い。そんな女は彼らの頭の中にしか存在しないと分かってなさそうなところがとってもキモい。
彼女も充分若くて綺麗な女性に見えるんだけど、その点は置いておいて。
「ババアが若い女に嫉妬してる、女どもが俺の寵愛を求めて争っている」みたいな壮大な勘違いをしている男って、なぜか少なくないんだよな。
セクハラされるのが羨ましいわけないだろ。不快以外の何物でもないのに何故そんなこともわからないんだ。セクハラされるのは女として認めてもらえた証拠で名誉なこと、みたいに思ってるんだろうなナチュラルに。
この手の人たちには、若い女と彼らが言うところのババアは別の生き物だと思っているようなフシがあるよな。「ババア」にも少女時代はあったし、過去にセクハラなんかで嫌な思いをしてきたりしているのにね。
若くない女性がセクハラを批判するのは別に嫉妬からではなく、若い女性を心配していたり、過去の自分の嫌な思い出と重ね合わせたりしているからなんだけど、すぐ「嫉妬」呼ばわりするような人にはそれがわからないんだな。