ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の橋(6)

2018-03-15 20:27:09 | 水戸

下馬橋
 市道圷(あくつ)・大野線にある東大野・香取稲荷神社の東南約300m
 気をつけていなければ、過ぎてしまいそうな目立たない小橋です。ここから大野小学校西の県道174号線にある新川にかかる極楽橋までは、光格天皇から正一位を授かったという香取稲荷神社があるために、殿様でも駕籠から降りて歩かなければならかったという伝承があるそうで、それで名づけられたそうです。距離にして約800m、けっこう歩きではあったでしょう。写真左方に香取稲荷神社があります。

 

千歳橋
 国道118号線で、渡里町と中河内町(なかがちちょう)を結ぶ、那珂川を渡る橋
 この辺りは水深が浅く、昔は徒歩で渡っていたそうです。水害で何回も橋は流されていて、現在の、三角形の構造をつないだ鋼トラス橋がつくられたのは、昭和50年だそうです。重量感があり、いかにも鉄の時代といったデザインの橋です。

 

小門橋
 逆川緑地内にある、市道駅南119号線と市道千波6号線をつなぐ橋
 徳川斉昭が行った軍事演習・追鳥狩(おいとりがり)は、初め千束原で行われましたが、その後、千波原で行われたそうです。千波原に向かうための御成道の途中、逆川にかけられた橋です。現地入口には土塁や柵に囲まれた小門があったために名づけられたようです。今の小門橋は昭和53年につくられたそうです。

 

搦手橋
 桜川を渡って東台と三ノ町(ちょう)をつなぐ道にある橋
 元禄3年(1690)の令で、阿部七兵衛前の橋を搦手橋(からめてばし)とするとあるそうです。そして、そのあたりは搦手町と呼ばれていたそうです。今は地形も変わってわからなくなった武熊城の搦手口(裏口)からつけられた名前だそうです。

 

湯漉木橋
 常磐自動車道脇の市道河和田153号線が、金谷町を流れる桜川を渡る橋
 金谷町小字(こあざ)湯漉木(ゆするぎ)地内にあることからついた名前のようです。常磐自動車道建設以前はもう少し上流にかかっていた橋だそうです。かつては、ウナギやフナ、シジミがとれたそうです。最近は河川汚染もかなりよくなってきているようですから、地元の小学校などで、そうした生き物の河川での復活を試みてもよいのではないでしょうか。

水戸の橋(5)

コメント
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