偕楽園で、臥龍梅やねじれ美人梅の面白さのほかに、幹の曲りを楽しむ、アートな梅もあります。偕楽園出入りの植木屋さんの腕具合もあるのだろうと思って聞いてみると、枝の剪定はするが、形はつくっていないという答えでした。梅の形の面白さを描いた浮世絵も数多くあるようですから、昔から好まれた姿なのでしょう。なににせよ、変わった樹形の梅がたくさんありますのでお楽しみください。
① 幹が、ほぼ180度まわっています。
② 正面方向に出てからほぼ90度まわって横に伸びています。
③ 90度に2回曲がって上方にのびています。
④ ③の形の横行部分から太い枝が上方に伸びています。
⑤ 曲がったところから上に樹皮が残っているために、下方より幹が太くなっています。