始まりは松の枝を飾ったという門松ですが、装飾性が進み、今は竹が中心になっているようです。その竹も、横に切った「寸胴(ずんどう)」が古いそうで、斜め切りの「そぎ」は後からだそうです。
鹿島神社(森戸町546)
これが門松の原型でしょう。神社では鳥居の根元あたりに置くのが多いようです。
吉田神社(下入野町1352)
少し装飾的になってきて、竹(笹)と梅が加わって、それらを菰(こも)で巻いていますが、まだ松の枝が中心です。
吉久保酒造(本町3-9-5)
旧い酒蔵なので、家に伝わる伝統的な形なのでしょう。根が付いていて、2本が束ねられています。京都では根付きの門松を根引きといい、飾る家が多いそうです。
常磐神社(常磐町1-3-1)
竹の上部を水平に切ったかたちのものです。水戸八幡や竃神社などで見られました。
中川楼(泉町3-5-6)
これが一番よく見られる門松のようです。3ヶ所でしばり、上から1、3、5個の輪を作るようです。ここでは3本の縄をつなげているようです。輪は梅の5輪もイメージしているのでしょうか。
稲荷神社(元石川町)
普通よりもかなり小さな鳥居の根元に、小さな門松が飾られていました。こういう手造りの習俗は見ていて気持のよいものです。
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