ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の窓(3)

2021-08-13 20:12:43 | 水戸

弘道館正庁(三の丸1-6-29)
 典型的な書院窓のようで、格子目(こうしめ)の細かい障子(しょうじ)が取り付けられています。上方は縦繁(たてしげ 格子が縦に細かい)、下方は横繁(よこしげ 格子が横に細かい)にして変化を出しているようです。陰翳(いんえい)を大事にする昔からの風景をつくりだす大事なアイテムだったのでしょう。

 

水戸城角櫓(三の丸2-5-18)
 城や蔵などでよくある、防御・防犯を目的とした縦連子窓(たてれんじまど 武者窓)のようです。この場合は、防御だけでなく、攻撃もできるように、連子子(れんじこ この場合縦の桟(さん))の間は広くなっているようです。

 

孔子廟(三の丸1-6-29)
 柱と柱の間全体が開放できるようになっているようです。たぶん普通には、上半分を写真のように跳ね上げて、換気や採光をするようになっているのでしょう。このような上下2枚に分かれた建具を、半蔀(はんじとみ)というそうです。

 

民家丸窓(本町)
 普通の民家でに丸い窓がありました。ほかの窓と比べて少し低いところにありましたので、ひょっとするとお茶室がつくられているのかもしれません。

 

水戸商業高等学校(新荘3-7-2)
 上部にはアーチがあり、下部には上下にスライドする上げ下げ窓がある、洋風な建築です。旧水海道小学校三の丸庁舎にも上げ下げ窓があります。

水戸の窓(2)


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