(1)も一緒に見てみると、本堂に鰐口(わにぐち)を下げる場合は少なく、不動堂には多いように思われます。
定善寺観音堂(酒門町363)
鰐口の銘帯(めいたい)という周囲の部分には唐草文があり、鰐口を打つ木片は樽型をしていています。古い鰐口には鳴らす木片はついていなかったようで、編んだ綱で鳴らしたようです。
本行寺七面大明神(上水戸4-8-10)
撞座(つきざ)という中央の所にある鳴らす部分は、梵鐘の撞座と同じデザインのようです。
六地蔵寺地蔵堂(六反田町7670)
銘帯には点があり、その内側の内区(ないく)には鳳凰が浮き彫りされています。打ち鳴らす木片は横長の丸棒が使われています。
護国寺不動堂(見川1-11900)
鰐口を鳴らす木片は、中央がくびれた瓢箪形をしています。これも銘帯には点があります。
光台寺(上水戸3-1-390)
撞座だけに模様があり、あとはシンプルな形です。これも瓢箪形の木片がついています。
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