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水戸の見て歩き

水戸の太鼓(7)

2024-05-02 21:26:24 | 水戸

でんでん太鼓(水戸市立博物館 大町3-3-20)
 写真は、御殿雛(ごてんびな)の飾り道具の中にあったでんでん太鼓です。外に、茶道具や、貝合わせ(写真右下)、犬張り子、手毬(てまり)なども置かれていました。でんでん太鼓は、昔あった子供の遊び道具だったようです。写真手前に見えるのは貝合わせでしょう。

 

火焔太鼓(東照宮拝殿 宮町2-5-13)
 雅楽で使われる太鼓だそうです。装飾に火焔があるのでいわれるようです。丸い木枠の中にある太鼓には、3匹の獅子が描かれているようです。太鼓中央の色が剥げているようで、だいぶ使い込んでいるように見えました。

 

鎮座130周年(弘道館鹿島神社 三の丸1-6-4)
 弘道館鹿島神社は、安政4年(1857)に、徳川斉昭が弘道館のために創建したそうです。昭和62年に鎮座130周年の行事がおこなわれて、その際に太鼓がつくられたようです。鋲で留めた外側の皮が反っていますが、これは、将来、皮を締め直すときに使う耳という部分で、最近多くなっている形だそうです。

 

描かれた太鼓(愛宕神社 愛宕町10-5)
 皇紀2617年とあるので、昭和32年に奉納された絵馬のようです。この年は、酉年(とりどし)なのでニワトリが描かれたのでしょうが、太鼓の上に乗るニワトリは諫鼓鶏(かんこどり)といわれますので、世の中に諌言する意味ももたせているのでしょうか。

 

山車の太鼓(吉田神社 宮内町3193-2)
 水戸にはたくさんの山車(だし)があるようですが、そこでおこなわれる神楽(かぐら)のリズムをとる大太鼓が中に置かれている山車もあるようです。写真は宮内町吉田神社の秋季例大祭で見た、一里塚の山車内にあった太鼓です。

水戸の太鼓(6)


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