酒蔵の大桶を作る桶店は、全国で1軒になってしまったようです。かつて、酒蔵の庭には、大桶が使用前に日干しするためにたくさん倒してて並べられていたものですが、すでに見ることのできなくなってしまった風景のようです。でも、樽にも用途や種類がいろいろあるようで、ぶらっと歩きでもところどころで見かけます。ちなみに、樽は蓋が組み込まれていて密閉されている容器で、桶は蓋を上にのせる開放型の容器をいうようです。
酒桶(別春館 吉田町338)
資料館のシンボルとして屋外に置かれているようです。カンナと竹のタガが、6尺桶といわれる大きな酒桶製造を可能にしたようです。30石桶ともいうそうで、5.5klくらい入るそうです。
居酒屋酒桶(ろじものイ座 中央1-1-28)
居酒屋としては一番似つかわしい飾り物でしょう。その次は、酒林という杉玉でしょうか。
漬け物桶(根本漬物 渡里町1800)
かつて使われていた大桶は、立派な看板にもなっているようです。味噌、醤油、酢蔵などでも、大桶が使われていたようです。
手桶(妙雲寺 見川2-103)
本堂前に置かれた仏を供養する水を入れる手桶です。水を閼伽(あか)といいますので、閼伽桶というのでしょう。「浄行龍王水神明王」などと桶の裏に書かれています。
消防用桶(大串貝塚ふれあい公園 塩崎町1064-1)
隣にあるバケツより相当大きくて、しっかりした掛け紐が付いていますので、水をかついで運ぶ桶だったのでしょう。
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