ギブソンJ-45サザンジャンボとジャンボウ
とうとう50年思い続けていたギブソンのJ-45を、島村楽器で購入しました‼(高かった~)
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右が今度手に入れたギブソンのJ-45サザンジャンボ、左はマーチン風ですが日本のアコースティックギター・ジャンボウ(50年前に東京お茶の水の楽器店チャキで手に入れた物)です。
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最近(2015年)のモデルです。ギブソン独特の大きなピックガードとネックのポジションマークにはシェルが使われています。
ーアコースティックギターの修理編ー
ジャンボウは、ボディーの上板が膨らんできてしまって(何しろ50年!たってますから)高音部の弦がフレットから大分浮き上がっていたので、調整することにしました。
しかしこれが大変! ギブソンを購入した島村楽器に相談したら、「サドルのブリッジやナットは素人が絶対に触ってはいけない場所!」と言われてしまいました。参ったなぁ、もういじってしまった後だよ・・・で、ギター修理の指摘前に触ってしまった顛末のご報告です。
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ボディーの上板が反ってサドル(弦の取り付け部)が浮き上がって、弦とフレットの隙間が開いてしまいました。アコースティックギターは、よくネック(指で弦を押さえるフィンガーボードの部分)が反ってしまって弦がフレットから離れてしまうことはあるのですが、このジャンボウはネックに反りは見られません。
最初、弦とフレットの隙間を狭くするため、ブリッジについているサドル(白い板)を削って低くしたのですがサドルと弦の角度が出なくなって、巻き上げてもテンションは上がっているのに音が上がらず、弦が切れてしまいました。この箇所で弦に角度をつけないと、いくら巻き上げても音が上がらず切れてしまいます。島村楽器の店員さんに「弦が切れやすい・・・」という相談をしたら、これが原因で弦が切れることが判ったしだいです。(と云うことが、身をもって判ったw・・・3弦を3本切ってしまいました。)
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サドルの位置で弦に角度をつけるため、ボディーに取り付けられているブリッジを削ったり(弦の取り付け部を下げる、弦はエンドピンでブリッジに取り付けられている)、改めてブリッジを高くするためブリッジの下にプラ板を細く切って挟み込んだりして調整しました。ここは弦の振動をボディーに伝える非常に重要な部分で、紙などを挟むと弦の振動が吸収されてボディーに伝わらず、ギターの音が、こもったようになってしまいます。
それでもやっと何とか、弦を切らずに音程を出すことができるようになりました。島村楽器の店員さんが言う通り、とても繊細な箇所で、素人がみだりに手を出すところではなかったですfu・・・
それでも一応調整出来て高音部の弦も押さえ易くなって、結構いい音・・・イヤかなりいい音が出ています。ここで改めて分かったことは、弦の張り具合でギターの音色が変わるということです。切れる寸前とは行かないまでも、ある程度・・・いや出来るだけテンションを掛けないといい音が出ないようです。そして弦のテンションの掛け具合を調整するのに特に重要なのが、サドルとブリッジの部分ということです。調整した結果、明らかに以前よりはイイ音色で鳴ってます!(もうギターの修理もいけそうだなw・・・)
島村楽器は、自社内に楽器の修理工房を持っていて、ギターの調整や修理も行っています。店員さんも楽器に対する知識が豊富で、社内教育を受けているようです。いろいろ相談に乗ってくれます。修理マニア?の私にとっては、大変頼りになる存在です。しかし例えばギターの修理でも場合によっては3万円~かかるそうで、安いギターなら買い替えた方がましということですね。
私はフォークソング(PPM/ピーター・ポール&マリー etc.)、井上陽水、吉田拓郎の世代なのですが、ギターの弾き方は全くの我流、当時仲間と集まってあーだ、こーだとやってました。歌はレコードやラジオのエアーチェック(若い人には何のことか分からないだろうな~w)しか手本がなくて。
でも最近、Youtubeで古いフォークソングなどの動画がアップされていて「あ~、こう弾いていたんだ!」と大発見。例えばフォークシンガーで作詞作曲もしている2016年にノーベル文学賞を受賞したボブディラン。彼が作った「Blowin' in the wind (風に吹かれて)」は、アルペジオ奏法だと思っていたのですが、PPMのピーターは、2フィンガーピッキングで弾いていました。ちなみにギターは、マーチンです。それで今、改めて弾き方を真似してます、私はギブソンでw・・・
イヤァ~、ギブソンいい音出してます。さすが名器J-45!
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