フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

タグホイヤージャンクとエルジン(クォーツ)

2019-03-31 00:03:51 | 腕時計

タグホイヤー(TAG Heuer)ジャンクとエルジン(ELGIN)

 タグホイヤーは、1860年スイスで設立された時計メーカーです。現在はアメリカに移っているようです。高級時計を作っています。

 タグホイヤー・クォーツのジャンクです。修理にトライしてみようと・・・でもこれが本当に全くのジャンクでした。

 これ系のデザインは、あまり好みではないのですが、タグホイヤーには興味があってジャンクを手に入れました。でも見た目からも、かなり怪しい状態ですね。

 裏蓋を開けてみると、これが全くのジャンク。リュウズの穴から水が入ったのでしょう。

 3時の位置が腐食して穴が開いています。最初、日付の窓かと思ったのですが、そうではないようです。文字盤も汚れています。

 

 リュウズが回らなくて、巻き芯が完全に錆付いていて外そうとして結局折れてしまいました。内部にも水が浸透していたようで、回路の接点などが腐食しています。こんな状態では、部品取りにもなりませんね。手のつけようがありません。

たまには? こんなこともありますw・・・fu

 

- 追伸 -

 タグホイヤー、何とかしようとムーブメントを探しているのですが、なかなか見つかりません。諦めが悪いです。それで刺激されて?同じデザインのエルジンを手に入れてしまいました。

 

 クロノグラフです。前にアップしました。1/10sec.針の動かし方、まだわかりません。単純に故障しているだけなのかもw

 

こちらは日付、曜日、24時間表示の指針があります。

 少し前に流行ったデザインですね。もともとダイバーズウォッチだったのですが、人気が出て普段使いされるようになりました。重くて武骨ですが、これはこれで存在感があります。重いけれど丸みがあって腕に馴染んで、つけていても気になりません。好みではなかったのですが、今つけていますw

 

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エルジン(ELGIN)自動巻き、クォーツ

2019-03-25 22:12:48 | 腕時計

エルジンの自動巻きとクォーツです

エルジンの自動巻きとクォーツです。それぞれ個性的です。

 左からクォーツ・ストップウォッチクロノグラフ、クォーツデイト天然ダイヤのインデックス(時間目盛りマーク)、自動巻きデイトです。最近のエルジン、こんなデザインです。

 文字盤の下のダイヤルは秒、左は分、上は1/10秒です。リュウズの上下のボタンでストップウォッチをスタート、リセット。1/10はどうやってスタートするのかわかりませんw

 

 エルジンのデイト・クォーツ・デラックス。ベゼルはロレックスタイプで、デイトジャスト(自動巻きです)に似ています。というか、改めて並べて見るとまったく一緒ですね。文字盤はシンプルで、スッキリしたデザインです。まあ、ロレックスのデザインが・・・というわけですが。時間のインデックスには、天然ダイヤのビットがついています。それもロレックスと同じだ。何から何まで、ロレックスのデイトジャストです。

 風防のレンズに傷があり縁が欠けていました。UVレジンでコーティングして修復します。傷や欠けた部分にUVレジンが浸透して表面が滑らかになり、傷は見えなくなります。
 傷をそのままにしておくと、クラックがだんだん広がってきてしまいます。なので見た目のためだけでなく、コーティングして修復しておきます。

 スマホを顕微鏡のアイピースに取り付けて写真撮影するためのアダプターです。下の写真、スマホのレンズ部をアイピースに取り付けてある円盤の中央に合わせて取り付けます。あとはカメラを起動しスマホの画面を見てシャッターにタッチするだけです。

 

 スマホ(i-Phone)を取り付けて、こんな感じになります。顕微鏡でピントを合わせて、i-Phoneのシャッターアイコンをタップして撮影します。顕微鏡でしっかりピントを合わせてあげないと、i-Phoneがピント合わせで迷ってしまいますw・・・

 

 

 アダプターを用いて撮影した映像です。縁に汚れがたまっていますが、傷はきれいにコーティングできました。レンズのコーナー、角がかなり欠けていたのですが、まったく判りませんね。レンズの中央にも大きな傷があったのですが、これもきれいに修復されています。
 

 シルバーのAUTOMATIC・DELUXEです。エルジンでは珍しいデザインだと思います。自動巻きというのもちょっと惹かれます。けっこう古いものです。

 腕時計は最近、手巻きと共に自動巻きもけっこう人気があります。手巻きに比べて自動巻きは少ないかもしれません。それで、少し古い自動巻きに人気が出てきているようです。
 クォーツは完全に工業製品で、非常に正確なムーブメントが大量生産されていて安く手に入るので、その面では特定のブランドを除いてマニアにはあまり人気がありません。

 

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ギブソンJ-45サザンジャンボとジャンボウ、アコースティックギターの修理

2019-03-16 10:00:00 | 日記

ギブソンJ-45サザンジャンボとジャンボウ

とうとう50年思い続けていたギブソンのJ-45を、島村楽器で購入しました‼(高かった~)

 右が今度手に入れたギブソンのJ-45サザンジャンボ、左はマーチン風ですが日本のアコースティックギター・ジャンボウ(50年前に東京お茶の水の楽器店チャキで手に入れた物)です。

 

 最近(2015年)のモデルです。ギブソン独特の大きなピックガードとネックのポジションマークにはシェルが使われています。

 

ーアコースティックギターの修理編ー

 ジャンボウは、ボディーの上板が膨らんできてしまって(何しろ50年!たってますから)高音部の弦がフレットから大分浮き上がっていたので、調整することにしました。
 しかしこれが大変! ギブソンを購入した島村楽器に相談したら、「サドルのブリッジやナットは素人が絶対に触ってはいけない場所!」と言われてしまいました。参ったなぁ、もういじってしまった後だよ
・・・で、ギター修理の指摘前に触ってしまった顛末のご報告です。

 

 ボディーの上板が反ってサドル(弦の取り付け部)が浮き上がって、弦とフレットの隙間が開いてしまいました。アコースティックギターは、よくネック(指で弦を押さえるフィンガーボードの部分)が反ってしまって弦がフレットから離れてしまうことはあるのですが、このジャンボウはネックに反りは見られません。

 最初、弦とフレットの隙間を狭くするため、ブリッジについているサドル(白い板)を削って低くしたのですがサドルと弦の角度が出なくなって、巻き上げてもテンションは上がっているのに音が上がらず、弦が切れてしまいました。この箇所で弦に角度をつけないと、いくら巻き上げても音が上がらず切れてしまいます。島村楽器の店員さんに「弦が切れやすい・・・」という相談をしたら、これが原因で弦が切れることが判ったしだいです。(と云うことが、身をもって判ったw・・・3弦を3本切ってしまいました。)

 サドルの位置で弦に角度をつけるため、ボディーに取り付けられているブリッジを削ったり(弦の取り付け部を下げる、弦はエンドピンでブリッジに取り付けられている)、改めてブリッジを高くするためブリッジの下にプラ板を細く切って挟み込んだりして調整しました。ここは弦の振動をボディーに伝える非常に重要な部分で、紙などを挟むと弦の振動が吸収されてボディーに伝わらず、ギターの音が、こもったようになってしまいます。
 それでもやっと何とか、弦を切らずに音程を出すことができるようになりました。島村楽器の店員さんが言う通り、とても繊細な箇所で、素人がみだりに手を出すところではなかったですfu
・・・

 それでも一応調整出来て高音部の弦も押さえ易くなって、結構いい音・・・イヤかなりいい音が出ています。ここで改めて分かったことは、弦の張り具合でギターの音色が変わるということです。切れる寸前とは行かないまでも、ある程度・・・いや出来るだけテンションを掛けないといい音が出ないようです。そして弦のテンションの掛け具合を調整するのに特に重要なのが、サドルとブリッジの部分ということです。調整した結果、明らかに以前よりはイイ音色で鳴ってます!(もうギターの修理もいけそうだなw・・・)
 島村楽器は、自社内に楽器の修理工房を持っていて、ギターの調整や修理も行っています。店員さんも楽器に対する知識が豊富で、社内教育を受けているようです。いろいろ相談に乗ってくれます。修理マニア?の私にとっては、大変頼りになる存在です。しかし例えばギターの修理でも場合によっては3万円~かかるそうで、安いギターなら買い替えた方がましということですね。

 私はフォークソング(PPM/ピーター・ポール&マリー etc.)、井上陽水、吉田拓郎の世代なのですが、ギターの弾き方は全くの我流、当時仲間と集まってあーだ、こーだとやってました。歌はレコードやラジオのエアーチェック(若い人には何のことか分からないだろうな~w)しか手本がなくて。
 でも最近、Youtubeで古いフォークソングなどの動画がアップされていて「あ~、こう弾いていたんだ!」と大発見。例えばフォークシンガーで作詞作曲もしている2016年にノーベル文学賞を受賞したボブディラン。彼が作った「Blowin' in the wind (風に吹かれて)」は、アルペジオ奏法だと思っていたのですが、PPMのピーターは、2フィンガーピッキングで弾いていました。ちなみにギターは、マーチンです。それで
今、改めて弾き方を真似してます、私はギブソンでw・・・
 イヤァ~、ギブソンいい音出してます。さすが名器J-45!

 

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手賀沼と取手市役所の河津桜

2019-03-15 10:11:30 | 日記

手賀沼と取手市役所の河津桜

地元市役所の駐車場脇の土手に植えられている河津桜です。

 駐車場脇に10本ほどが植えられています。ソメイヨシノではなく、河津桜が。花見の人も、ちらほら・・・名所どいうほどではありません。

手賀沼しょうなん駅横の、河津桜です。こちらも満開です。

沼に面した土手沿いに植えられています。

 

 

 手賀大橋たもとにある、スワンボート乗り場です。風が強くて、お客はいませんでした。

 まだ若木ですが、枝いっぱいに花をつけています。 

 

 写真はすべてデジタル(i-Phone!)です。手抜きもイイとこですねw・・・。自称ですが一応写真家を名乗っているので、本来なら4×5のビューカメラを持ち出して撮らないといけないのに・・・。最近フィルムはとんとご無沙汰です。
 この時期は花粉症が酷くて、のんびりお花見もできません。

 

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メノウのヤスリ

2019-03-12 19:29:43 | 雑貨etc.

金継の仕上げのメノウのヤスリ

 金継の仕上げに用いるメノウのヤスリです。

 切り出し小刀のような形に研磨されています。先端部分を使って金継、銀継の箇所をこすります。

 

 砥部焼の小鉢が真っ二つに割れてしまって、銀継をしました。このままでも結構つやがあるのですが、さらにメノウで磨いてつや出しをします。

 縁の部分は漆を削って薄くしています。割れ目の細い銀継ぎ部を、メノウヤスリの先端でこすって磨きます。

 裏側は厚めに漆を載せているので、膨らんだ部分を磨きます。砥部焼の白い地肌には、つやのある銀継ぎが合います。磨いてつやを出すことで、半磁気の白い地肌にマッチします。
 金継、銀継は、鯛骨を使って磨くこともあります。鯛の骨は固いので、昔から使われています。

 

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