フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

沖縄トラベル・ノート

2016-06-24 12:35:03 | 旅行

毎年沖縄に行く時、トラベル・ノートをつけています。

 今年も6月26日~30日4泊5日で、沖縄に行ってきます。その際、毎年現地の情報など旅行の準備も含めて、トラベル・ノートにつけています。旅行中は日誌をつけ、現地でもらったパンフなども貼り付けて記録しています。

 左の黒い革カバーの手帳が、トラベル・ノートとして市販されているものです。薄い冊子のメモ帳を、背表紙の内側に着いているゴム紐で留めて使います。無地や罫線、方眼の冊子が選べます。旅行毎に、この冊子を取り替えて使えるようになっています。

 私は沖縄旅行は、ハードカバーの本の様になったノートを専用に使っています。

 

 ゴムのベルトが付いてます。しっかりしたハードカバーで、背表紙は布が巻かれています。

 

  沖縄の本に載っていた、那覇市内のイラストの地図をコピーして貼り付けました。やはり国際通りと牧志の市場本通りを中心に、いろいろな店が紹介されています。
 街全体の雰囲気はあまり変わっていないように感じるのですが、個々に見ると、以前とは変わっている店が多いですね。

 

 

 

 

  食堂などのメニューは変ってないのに値段は上がっていて、ご飯と味噌汁は付いてこないなど、昔とは違います。昔と言っても20~30年位前なので、まあ変わっても当たり前なのですが。
 去年行った時、7月9日台風9号が来て、国際通りで夕食をしようとしたけれど、ほとんどの店が閉まっていて、やっと見つけた「あんまー家」。
 割り箸の袋を貼りつけて、このようにしておくと、その時のことを思い出して、懐かしく楽しいです。

 

 

 

 このノートを見ながら、今年の準備をしています。

 今年も、ニコノスⅣとハッセルブラードSWCを持って行って、海の写真を撮るつもりです。

 

 

 

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秒針と風防ガラスの取り付け

2016-06-16 14:02:52 | 腕時計

秒針と風防ガラスの無い腕時計の修復


 

 秒針と風防ガラスが無い手巻きの腕時計を手に入れました。秒針が外れている、との説明書きだったのに送られてきたものには、秒針がありませんでした。

 

 日付のレンズ付きのプラ風防と秒針を準備して、取り付けることにします。

 

 秒針の軸がやや太目なので、孔の径が02.5mm~の秒針を岡山の時計部品のショップに注文して手に入れました。

 左の写真のピンデバイスは、0.3mmфです。秒針の孔は、0.25mmфです。
 秒針を器機で押し込みます。

 押し込み過ぎて、秒針と分針が接触して、止まってしまいました。改めて剣抜き(針抜き)を使って秒針を抜き、分針を針押さえて押し込んだりして調整して、スムーズに動き出しました。
 1日、様子を見ることにします。何時間か様子を見ていたら、針が重なっていないのに止まっていました。時針と分針が斜めについていました。文字盤に水平にセットして、順調に動き出しました。

 プラ風防もつけて、出来上がり。秒針は、やや短めですが、まあまあの仕上がりです。
 ベゼルの縁には、劣化した白いプラスチックのパッキンが入っていました。風防の取り付けは、交換するパッキンは無いので、代わりの充填機能と併せて前回アップしたUVレンジを使って接着しました。塗っている途中で乾いてしまうことを気にすることが無いので、とても使いやすいです。

 

 よく見ると、秒針は前に電池を入れ替えて調整したクォーツと同じもののようです。(左のクォーツと秒針は、全く同じ?)右端は、手巻きのスモールセコンドです。一応稼働していますが、動きが渋いです。分解掃除をしないとならないでしょう。

 

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欠けたメガネガラスの補修

2016-06-14 22:28:35 | 骨董

 


フランスのシェードグラス、欠けたレンズの補修

 以前にご紹介した、フランス製のシェードグラス(サングラス)のレンズが欠けていました。その補修をしてみました。

 以前に紹介しましたが、フランス雑貨で手に入れた、革ケース付のシェードグラスです。

 

 100均で「UVレンジ」と専用の顔料を買って、レンズの欠けた部分を充填することにしました。
 私は100均が好きで、ウロウロしていると色々なものが見つかります。この「UVレンジ」は、ペンダントなどのアクセサリーを自分で作るための材料です。UV(紫外線)を当てて固めます。

 左のレンズの端が貝殻の様にハマカケしていたので、この部分にレンズの色を考慮して、青色の顔料を混ぜたUVレンジを充填しました。

 

 よく見ると、気泡が入ってしまいました。青色にするために混ぜた顔料も、染料ではないのでブルーの粒々が見えています。
 レンズは濃いブルーに見えるのですが、実際はかなり薄いブルー、と言うよりほとんどグレーですね。UVレンジは無色透明なのですが、色は着けずにそのまま使った方が良かったかもしれません。

 

 

 UVレンジは、紫外線により硬化します。室内で作業したのですが、蛍光灯やLEDライトでは全く固まりません。ちなみにこのUVレンジは、日本製です。さすがMade in Japan、仕様どおりです。つまり蛍光灯やLEDライトには、ほとんど紫外線は含まれていないと言うことです。
 これを屋外に持ち出して太陽の光に当てたら、数分で硬化しました。その状況に何か、とても感動してしまいました。本当に紫外線で固まるのだ・・・

 硬化する時に、ほとんど凝縮しないので盛り上がった部分を研磨しました。

 ヤスリで研磨して、コンパウンドで磨きます。

 

 透明にはなっていませんが、まあまあの仕上がりです。本当はもっとヤスリで削ってレンズと同じ厚さにして、透明になるまでコンパウンドで研磨しなければプロの仕事とは言えませんね。
 でも取りあえず、私はこの「取りあえず・・・」が多いのですが、UVレンジを使えば、このようなことが出来るということが確認できました。
 紫外線を当てなければ硬化しないので、その使い勝手は大変良いです。接着剤のように、すぐに乾いてしまうことがないので、慌てる必要がありません。

 それにしても、ひどい仕上がり・・・と言うか色着けも含めて、まったく仕上がっていませんねぇ。

 実はこのような作業をしたのは、特に古い腕時計は風防が傷ついたり割れたりしているものが多く、その修復に使える手軽な充填剤を探していました。その意味で、この100均の「UVレンジ」は、ちょっと使えそうです。昆虫や植物などのプラスチック封入用の透明な樹脂があるのですが結構高いので・・・と言っても2000円程なのですが。多くの量は必要ないので、何しろ100円で手に入るし、これは使えそうです。

 ー追伸ー
 仕上がりがあまりに酷いので、もう少しヤスリで削って仕上げにタミヤの細目コンパウンドで磨いてみました。

 あまり変わり映えしないか・・・でも、透明感は出て来ました。気泡の穴が残っていて、白いコンパウンドがその穴に溜まっています。レンズ面まで削ると、レンズを傷つけてしまいそうなので、ここまでとしました。

 このシェードグラスは、フランス雑貨を取り扱っているショップで手に入れました。度は入っていません。色の着き具合や大きさから見ても、昼間に屋外で使ったサングラスではなさそうです。古いメガネで、このような薄い色が入ったものが結構あります、しかもブルー系の色のメガネが。これは、だてメガネという訳ではなさそうで、ブルー系の色が着いているということはオレンジやアンバー系の光を弱めているということです。つまり、ランプや白熱灯の光を。昔フランスなどヨーロッパで、屋内のランプのもとで読書するときに使われていたのかもしれません。

 ちなみに欧米人は、つまり白色系人種と言うことになるのでしょうか、目はアンバー系の色に慣れていて、ブルー系の色を敏感に感じるそうです。目の光彩の色がブルーなのと何か関係があるのかもしれません。日本人はその逆でブルー系の色に鈍感で、日本の映画は欧米人が見るとブルーがかって見えるそうです。カンヌ映画祭で評価の高い北野武の映画の色は、北野ブルーと言われています。日本人の光彩の色は茶色ですので、やはり欧米人と日本人の色の感じ方が、ブルーと茶色で異なることに関連があるのでしょう。
 そう思ってフランス映画などを見ると、確かにアンバー系の光がベースになっているような気がします。気のせいですかね・・・
 アンティークには古い歴史が積み重なっていて、メガネ一つからも色々なことが想像され、とても興味深く面白いものです。

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ヒゲゼンマイの修復

2016-06-12 23:07:26 | 腕時計

二針手巻きの腕時計テンプ修復

 このところ、テンプヒゲゼンマイ修復技術のレベルアップを目指しています。これがクリアーできれば、一気にレベルが上がるのですが・・・。

 RADOの2針、風防はサファイアガラスです。文字盤が汚れていますが、スリムでスッキリした良いデザインです。

 リュウズは巻き切っていて、振っても動く気配がありません。裏蓋を開けて見ます。腐蝕はまったく見られず、とてもキレイな状態です。テンプにチラネジもないし受板の材質などの雰囲気から、手巻きの腕時計として、ほとんど最後の機種かもしれません。

 テンプが受板の軸受けから、大きく右にズレてしまっています。ルーペで見ると、ヒゲゼンマイの外側、一巻目がほとんど直角に折れ曲がっています。これを伸ばせば、テンプの軸が、軸受けの上に載ってくると思います。

 前回アップしたスモールセコンドのテンプよりは大きいので、と言っても1cm以下ですが。こちらから先に作業することにします。

 修理中の時計が、どんどん溜まっていきます・・・。収拾がつかない状況に、なりつつあります。困った・・・

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腕時計修理台と工具

2016-06-10 00:40:44 | 腕時計

無印良品で腕時計修理用の台を買ってきました。

 腕時計の修理台に、透明なアクリル樹脂製のコの字型本立てを裏返しにして使っていたのですが、4本脚付の小さな台を見つけました。


 腕時計の修理途中で行き詰ってしまうと、分解したそのままの状態で作業が中断されて別の作業が出来なくなってしまいます。すると結果的に、そのたび毎に作業台が増えることになります。どんどん増えてます。

手巻きのスモールセコンド、テンプの調子が悪いです。買ってきた作業台で修理です。

 

 テンプをブロワ―で吹くと動くのですが、すぐに止まってしまいます。外してみます。

 

 テンプを外して見ると、ヒゲゼンマイが重なっていました。ヒゲゼンマイの巻きを修復することにします。この作業は非常に微妙で、技術力と集中力を必要とします。ヒゲゼンマイの何処の箇所を、どのようにすれば均等な間隔の巻きになるのか、試行錯誤の作業です。

 

 ヒゲゼンマイ修復のために自作した、0.3mmのピンデバイスです。
 このテンプは非常に小さいので、これでも大き過ぎですが、0.3mmより細い鋼線が手に入りませんでした。探せばあるのかもしれませんが。
 二股のピンでヒゲゼンマイを挟んで、先端を曲げたピンで修復するつもりなのですが・・・なかなか集中力が続かずに苦戦してます。だいたい、このような作業でヒゲゼンマイが修復できるのか、そのことがまず判りませんので、とにかく試行錯誤の連続です。

 左の写真は、100均で買った写真パネルです。パネルに入っていた白い厚手の紙を表に敷いて、作業用のトレーとして使っています。右の写真、クォーツは電池交換して動いてます。手巻きは、秒針がなかったり角型は文字盤が腐蝕して汚れています。

 時計作りの技術は、昔ヨーロッパで職人の徒弟制度で伝えられてきたものだと、つくづく実感できます。私はカメラ修理の延長で時計の修理を何とか手掛けているわけですが、それが出来るのもカメラ修理を教えていただいた先生のおかげです。

 最近していることは、写真も撮っていないしカメラや万年筆も触っていません。時々腕時計の電池交換を依頼されるくらいで、ほとんどの時間を読書と在庫しているジャンク腕時計の修理に費やしています。工房としては、まったくお金になってませんねwww

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