フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

万年筆で書く前のペン先お手入れと小さな手帳(追伸)

2021-09-26 23:40:02 | 筆記具文房具

万年筆ペン先のお手入れと小さな手帳

 「小さいノート活用術」(玄光社)などの本を書かれている高橋拓也さんも紹介していますが、万年筆を使う前に、ペン先に挟まっているホコリをピンセットで取り除いてから書くようにしています。

このようにペンポイントのスリットに、ホコリの糸くずが挟まってしまうことがあります。

 このわずかなホコリが付いているだけで、インクが糸くずに浸透して太くかすれた字の線になってしまいます。字を書く前にルーペでペン先を確認して、ホコリが付いている時はピンセットで取り除きます。

 

 左のグニャグニャした線は、ペン先に糸くずが挟まった状態の線です。右が、ピンセットで取り除いた線です。糸くずにインクがにじみ出た字の線は、かすれたりして非常~に気になります。

 ピンセットは時計修理用のものを使っているのですが、細かいものをつかむように、こんな小型のピンセットを手に入れました。

 革財布のキーホルダーに小さな呼子、マイクロルーペと共にぶら下げて持ち歩いています。

 この小型ピンセットは戦場で使われていたものだそうで、ヘビーデューティー仕様です。「MONOマガジン」の通販で手に入れました。糸くずなど、細かいものをしっかりつかまえてくれます。

 糸くずがちぎれてしまったり、スリットに乾いたインクカスやホコリが詰まってしまった時には、薄いステンレスのプレート(私は字消し板を使っています)を差し入れて溝をグリーニングします。

 その場合、ペン先にハート穴(スリットのペンポイントと反対側の終端にある穴)のあるタイプがスリットに薄いプレートを差し込みやすいのですが、最近の万年筆のペン先は、この穴の無いタイプが増えてきているように思います。

左からパイロットカクノ、プラチナプレッピー、ウォーターマン、プラチナポケット?、ペリカンスーベレーン。

 プラチナポケット、ペリカンスーベレーン、パイロットカクノは、ハート穴のあるタイプ。プラチナプレッピーとウォーターマンは、ハート穴が無いタイプです。インクの出が悪くなった時、ペン先の洗浄とともにスリットのゴミのかき出しをするとインクがスムーズに出るようになります。

 

こんな感じで、しっかりした線か書けるようになりました。

 

 高橋拓也さんおすすめの小さな手帳、使ってます。ToDoや思いついたことを即メモする用に。

 

 この小さな鉛筆と新しくメモするページがすぐに開くための栞のヒモついているのが良いのですよね。

 高橋拓也さんは、文房具のいろいろ便利な使い方を紹介してくれています。

-追伸-
 文房具の使い方は、万年筆ペン先の糸クズ、小さい手帳などは「暮らしの文房具」土橋正さん(玄光社)が紹介しています。

 土橋正さん、とても面白い興味深い文房具の情報を提供してくれています。

 

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2021年の手帳

2020-11-24 10:00:00 | 筆記具文房具

2021年の手帳

 毎年の手帳は、1月始まりのものを使用しています。今年もそろそろ新しい手帳を準備する時期になってきました。

手帳やメモ帳、ノート、雑記帳などなど・・・が好きで、いろいろ持ち過ぎですw…

 毎年手帳は「ほぼ日手帳」を使っていたのですが今年2020年は、何となく買いそこなって、高橋手帳と新潮社「マイブック」を併用していました。他に、不意に頭に浮かんだことの備忘録に、鉛筆付きの小さな手帳を持ち歩いていました。

 でもこれらの記録、よく考えてみれば・・・そんなに考えなくてもw…すべて「ほぼ日手帳」にまとめられる訳で、来年は改めて「ほぼ日手帳」に戻ることにしました。少なくとも3冊が1冊にまとまる。色々に書いてしまうと、何に何を書いたのか忘れてしまって、手帳にもメモ帳にも、そして何より備忘録にもなりませんw… 何処に何を書いたのか、何のために書き付けているのか訳わからん!

これが「ほぼ日手帳」、1日を1ページに記録します。それがとても気に入っています。

 一月分2ページと2ヵ月分1ページの記録フォーマットもあります。日誌をつけるにもスケジュールを記入するにも、ちょっとしたメモ書きにもやはり「ほぼ日手帳」は使いやすいです。

 色々、好き勝手に書き付けている手帳、メモ帳

モレスキン風のハードカバーのメモ帳、ロディア、横長のメモ帳・・・

 これはオレンジ色の100均のモレスキン風メモ帳。完全にモレスキンのパクリなのですが、モレスキンと同様、ハードカバーなのでそれが下敷きになって、とても書きやすいです。

 これはアイディア記録帳と写真の撮影記録メモ帳です。アイディア記録帳は、記入したページの右下コーナーをカットして、新しいページを直ぐに開けるようにしています。

 これらも「ほぼ日手帳」にまとめられないこともないかもしれません。でも書く量がちょっと多いし簡単なイラストも描きこむので、スペースが少なすぎでちょっと難しいかも。

さらに・・・

罫線、無地、縦書き、ToDo手帳、メモ帳

 カラーインクの万年筆、プラチナ・プレッピーでイラスト。万年筆、えんぴつでスケッチし、色鉛筆で色付け。

 横置き、横書きのノートを縦置き縦書きに使っています。

 1ページを3片に切り分けられるToDo手帳。済んだものにはシャチハタのスタンプを押してます。

 いろいろに書きなぐっています。もうちょっと整理しないとw…

 

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パーカー61フライター

2020-04-07 11:25:28 | 筆記具文房具

パーカー61フライターです

「MONO(モノ・マガジン情報号)」を読んでいたら、ヘミングウェイの記事でパーカー万年筆について書かれていて、急にパーカー61を思い出して・・・
 というのはこの万年筆インクの補充方法が独特で、カートリッジ交換が出来ません。特殊なカートリッジに常にインクを補充して使っていないとインクが固まってしまいます。パーカー61しばらく使っていなくて、この記事を読んで急に思い出してペン先を洗浄してインクを補充した次第です。

 ヘミングウェイが愛用していたのはパーカー51です。パーカーが創業51年めにデザインされた万年筆ということでつけられた名称との事ですが、別に第二次大戦時のアメリカの名戦闘機P-51ムスタングと形が似ているので、”51”とつけられたとの説もあります。

 ペン先のデザインは、パーカー51と同じですが、61はやや細身でスマートです。”51”は”61”と比べてちょっと武骨な感じです。首軸の先端部には、矢印のようなデザインのシルバーメタルプレートがはめ込まれています。

 首軸とペン先の基本デザインは51と同じですが、61はやや細身でスッキリした形になっています。パーカー51は、このデザインがP-51の先端部に似ていると云うことです。

 

 首軸のツヤがなくなっていたので、細目(8000番)のヤスリと艶出しクロスで磨きました。

 古いものなので、細かい傷でツヤがなくなっていました。曇りが取れて、ツヤが出て来ました。

 インクは毛細管現象でインク瓶から万年筆のインクタンクに直接吸引する、パーカー独特のものです。先端部をインクボトルに直接浸けこみます。カートリッジ内には常にインクが補充されていないと固まってしまうので、使い続けないとならない・・・まぁ手のかかる万年筆ですねW...

 汚い字で、すみません。インクはパーカーのQ-inkブルーブラックを入れています。パーカーのQ-inkは、インクタンクの洗浄も兼ねたサラサラのインクです。

 

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読書ノートのアイテム

2019-12-24 20:24:00 | 筆記具文房具

読書ノートのアイテムです

  前回Blogの川口さんに調整してもらった万年筆で、読書ノートをつけてみました。万年筆を使って字を書きたいために、読書ノートを作っているようなものかも・・・

 こんな感じで、読書ノートを万年筆を使って書いてます。スーベレーンには、早速ジョイフル本田で購入したインク「大仏グリーングレー」入れてみました。
 読書ノートは、気分でいろいろの色のインクを入れた万年筆を使って書いてます。どのような項目、内容の文を何色で・・・とか決めてはいません。あくまで、その時の気分次第で。しいて言えば、いろいろな万年筆で、いろいろなインクを使って書きたいというだけの理由です。万年筆で書くことが好きなんです。

 本のページを開いておくクリップと、カラーの透き通った付箋紙。万年筆で書いた字の修正用テープ、それと消しゴム付の鉛筆。これらが読書の時のアイテムです。消しゴム付の鉛筆は、本の気になった箇所にサイドライン、アンダーラインを引くためです。

 

 左がカルティエのボルドー、右がセーラー、ジョイフル本田の「大仏グリーン・グレー」です。

 

 カルティエのボルドーは、こんな色です。名前のとおり、赤ワインの色なのですが、少し蒸発しているので、ややこげ茶色になっています。

 

 こちらが「大仏グリーン・グレー」です。ほとんど黒なのですが、リアルブラックと比べると、やや緑がかっています。
 もう廃番になってしまっているようなのですが、モンブランにもグリーンがかった黒のインク「レーシング・ブラック」があります。

 

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ペンスタンド -追伸-

2019-07-03 00:40:16 | 筆記具文房具

インクツボ付きペンスタンド

 ガラスのインクツボが付いたペンスタンドです。

 黒を基調にした、シンプルな漬けペンのペンスタンドです。後ろのインクツボは、以前に紹介したものです。

 特に蒐集しているつもりはないのですが、万年筆を使う際ペン先が渇いたしまったとき、ちょっと湿す水を入れておくためにインクツボを利用しています。それがいつの間にか、アンティークなものが集まってきてしまいました。
 日記や読書ノートは万年筆でつけているのですが、最近はあまり見かけませんが漬けペンも時々使っています。万年筆の滑らかな書き味とは違った、カリカリした硬い「紙にしっかり字を書いている」感は、けっこう気に入っています。その際インクはインクツボには入れず、インク瓶に直接ペン先を漬けて使っています。インクは密封しないと、ただ載せるだけのふたでは蒸発して粘性が出てきて滑らかさを失ってしまいますので。漬けペンの場合は、多少粘性があっても特に支障はないのですが。

 これは以前紹介した、自作のペンスタンドです。はじめはこのインクツボに水を入れて、万年筆のペン先を湿して使っていました。インクツボは地元のアンティークショップで手に入れたものです。
 ホントいくつもあっても、仕方ないのですが・・・w

ー追伸ー

 そんな訳で・・・って、どんな訳? 改めて浸けペンで、書いてみました。

 日本の文字を書く時に普通に使われているのは、「おたふく」という種類のペン先ですが、これはアルファベット文字などを書く、横書き用のGペンです。インクがペン先に漏れ出すよう、中央にスリットが入っています。両サイドには文字を書く時、ペン先がしなって軟らかい書き味にするためT字型の切れ込みがあります。浸けペンのペン先はスチール製で、滑らかに書くためのペンポイント(ペン先の球形の先端部)もありませんので、硬い書き味になります。

 パイロットのブルー・ブラック、ボトルインクで描いてみました。浸けペンでは極細の文字が書けます。事務的な文字を書くためのペンです。昔は会社で帳簿をつける時に使われていました。

 そういえば、まだ乾かないインクを吸い取るための、ブロッター(インク吸い取り器)も使われていました。

 このブロッターは、たしか銀座の伊東屋で見つけたものです。最近は、文房具専門店でも見かけませんね。

 さらに思い出しました、昔を・・・ 乾ききっていないインクで袖口を汚さぬよう、黒い袖カバーをしていましたね昔の総務、経理マンは。今でも、そうなのかなぁ...今はコンピュータ入力するので、そんなことはないな。 改めて浸けペンで書いた字のインクを吸引するブロッターを見て、そんなことを思い出しました。

 -追伸の追伸-

 結局、「さじぺん」(通称「おたふく」)と「日本字ペン」買い揃えてみました。左から「さじぺん」、「日本字ペン」、「Gペン」です。

 地元のホームセンター、お気に入りのジョイフル本田で手に入れました。時々、特に目的もなくウロウロしています。

 「さじペン(おたふく)」です。つけペンでは、これが一般的だと思います。線の太さは、中~やや太です。硬軟は、やや軟です。

 「日本字ペン」です。”くの字”に曲がっていて、インクを多くペン先に溜めることができます。名称から、縦書きに適しているのでしょうか。線の太さは「さじペン」と同じですが書き味は、「さじペン」よりややソフトです。他のペンと比べると、インクの量もタップリでソフトで書きやすいです。

 つけペンは、万年筆とは全く違った書き味です。万年筆は、あくまでソフト、滑らかで、情緒的な太字が書けますが、それに比べてつけペンはカリカリした何か事務的?で、それはそれで書く人の個性、雰囲気を感じさせない字が書けるような気がします。

 

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