万年筆ペン先のお手入れと小さな手帳
「小さいノート活用術」(玄光社)などの本を書かれている高橋拓也さんも紹介していますが、万年筆を使う前に、ペン先に挟まっているホコリをピンセットで取り除いてから書くようにしています。
このようにペンポイントのスリットに、ホコリの糸くずが挟まってしまうことがあります。
このわずかなホコリが付いているだけで、インクが糸くずに浸透して太くかすれた字の線になってしまいます。字を書く前にルーペでペン先を確認して、ホコリが付いている時はピンセットで取り除きます。
左のグニャグニャした線は、ペン先に糸くずが挟まった状態の線です。右が、ピンセットで取り除いた線です。糸くずにインクがにじみ出た字の線は、かすれたりして非常~に気になります。
ピンセットは時計修理用のものを使っているのですが、細かいものをつかむように、こんな小型のピンセットを手に入れました。
革財布のキーホルダーに小さな呼子、マイクロルーペと共にぶら下げて持ち歩いています。
この小型ピンセットは戦場で使われていたものだそうで、ヘビーデューティー仕様です。「MONOマガジン」の通販で手に入れました。糸くずなど、細かいものをしっかりつかまえてくれます。
糸くずがちぎれてしまったり、スリットに乾いたインクカスやホコリが詰まってしまった時には、薄いステンレスのプレート(私は字消し板を使っています)を差し入れて溝をグリーニングします。
その場合、ペン先にハート穴(スリットのペンポイントと反対側の終端にある穴)のあるタイプがスリットに薄いプレートを差し込みやすいのですが、最近の万年筆のペン先は、この穴の無いタイプが増えてきているように思います。
左からパイロットカクノ、プラチナプレッピー、ウォーターマン、プラチナポケット?、ペリカンスーベレーン。
プラチナポケット、ペリカンスーベレーン、パイロットカクノは、ハート穴のあるタイプ。プラチナプレッピーとウォーターマンは、ハート穴が無いタイプです。インクの出が悪くなった時、ペン先の洗浄とともにスリットのゴミのかき出しをするとインクがスムーズに出るようになります。
こんな感じで、しっかりした線か書けるようになりました。
高橋拓也さんおすすめの小さな手帳、使ってます。ToDoや思いついたことを即メモする用に。
この小さな鉛筆と新しくメモするページがすぐに開くための栞のヒモついているのが良いのですよね。
高橋拓也さんは、文房具のいろいろ便利な使い方を紹介してくれています。
-追伸-
文房具の使い方は、万年筆ペン先の糸クズ、小さい手帳などは「暮らしの文房具」土橋正さん(玄光社)が紹介しています。
土橋正さん、とても面白い興味深い文房具の情報を提供してくれています。
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