フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

暮れの銀座の街撮り

2024-12-10 21:51:15 | 写真

暮れの東京有楽町、銀座の街撮り

 カメラ修理の集まりで、久しぶりに東京有楽町に行ってきました。

 NikonD5000にAF-S NIKKOR18-135㎜f3.5-5.6を持って。D5000のスクリーンサイズはAPS-Cサイズですが1290万画素、フルサイズで1800万画素に相当します。大伸ばしにする訳でなし、十分な写りをします。

 JR有楽町駅ガード下のお店です。小さいけれど、けっこうシャレたお店ばかりで、昔とは全く違います。銀座も昔は、下町でした。60年前は!

スターバックスは何処にでもあります。

 ガード下の店、東京駅方面にも続いています。昔は、もっと屋台のような小さなお店ばかりでした。ちなみに山の手環状線は、戦前から高架構造でした。

小さなお店、お蕎麦屋、居酒屋など。インバウンドが並んで入店待ちをしています。

この三角のお店は、昔は「百果園」という果物屋さんでした。

 日劇があった方向に向かう道沿い、12月のクリスマスツリー。昔は狭い道だったのですが、今はきれいな敷石の広い歩道になっています。

確かこのビルは、日本で最初にエスカレーターが設置された「白鳥」という名前の喫茶店だった所です。

日劇ビル前の広場ど言うか、スペースです。左のビルは、日劇ビルの後に建ったビルです朝日新聞社のビルもあったと思います。

 西銀座デパートです。確か上は日本最初の高速道路で、その下にあるファッション、ショッピング、etc…モールです。上が道路なので、二階にしかできませんでした。フジ・フォトサロンもありました。

花屋さんです。ほんと昔からありました。

数寄屋橋交番です。昔、反政府デモ隊などに襲撃されたりしてました。今はシャレたデザインの交番になってます。

 数寄屋橋スクランブル交差点です。向いのシマウマのビルは、超モダンなSONYビルのあった所です。道に面して半地下に、「パブ・カーディナル」というオシャレな喫茶店がありました。SONYビルは、半階のフロアーを階段で歩いて上る構造のモダンなビルでした。

交番の向いの新しいビルに、星乃珈琲がありました。以前は「NIKON」とガラス窓に大書されたカメラショップがありました。

 数寄屋橋交差点から少し東京駅寄りにある中古カメラの殿堂「レモン社」がある、「日本基督教団銀座教会」ビルです。レモン社は、このビルの8階にあります。客は日本人よりは、インバウンドの方が多いです。

一階のエントランスのショウウイドウに昔の建物の建築構造物物が置かれています。

尖塔の頂上に飾られていた十字架

聖母マリアの夫、聖ヨセフと幼いイエスキリスト。ローソクの灯りで仕事をするヨセフの手元を照らしています。カワイイ坊ちゃん!

以前は数寄屋橋阪急ビルがあったところ。

小さな数寄屋橋公園、横は高速道路ガード下の西銀座デパートです。

名前のとおり、昔は堀があって橋がかかっていました。

 

銀座5、シャレたファッション、アクセサリーのショップモールです。

晴海通り沿いの小さなスナックカフェレストラン

新橋方面は、居酒屋風のお店が連なっています。銀座有楽町はハイソ、新橋方面は下町風です。

 ガード下晴海通り沿い屋台。ちょっと寄って、軽いつまみとお酒、ウイスキーをやります。ここだけ戦後の銀座が残っています。70年前にタイムスリップしたような。以前から寄ってみたいと思っているのですが、ある意味ちょっと敷居が高くて、入ったことはありませんw...

JR山手線、京浜東北線沿いの道に対面したシャレたBAR

JR有楽町駅、日曜日なので人出が多いです。まあいつでも多いけど。

昔は窓のないモダンな「そごうビル」。今はリニューアルしてビックカメラが入っています。

こんな感じで銀座の街撮りでした。

 今はデジタルなので、感度を上げれば夜景もきれいに撮ることができます。フィルムが無くなってきているのは寂しいけれど、フィルムでは手持ちの夜のスナップはとても撮ることはできません。夜景はデジタルならではのスナップです。

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PC-NIKKORのお散歩スナップその2

2024-11-19 10:00:00 | 写真

PC-NIKKORのお散歩スナップその2

 アオリ撮影のできるPC-NIKKOR28mmF3.5レンズでのスナップその2です。NikonD40xを使っているので、センサーサイズはAPS-C。なので実質35mmレンズでの画像です。

 地元は利根川沿い低地の後背地は高台になっていて、坂の多い地域です。前回は水戸街道に並行した古い路地のスナップでしたが、街道脇の坂道をシフトレンズで撮ってみました。
 私は坂道の撮影は意識していて、坂の雰囲気をいかに捉えることができるかをテーマとしています。”タモリ”も坂道にはこだわりがあって、本も出しています。

 まずはかなり急こう配の道、車は通れません。シフトせずに、カメラを上に向けて撮りました。

 次にカメラは水平に構えてレンズを下方向にシフトして、坂の手前が写るようにして撮りました。カメラは上向きにしなくても電信柱と青い空が撮り込まれています。シフトしないと手前の手すりも含めて足元まで写し込むことができません。少しアンダーでした。足もと迄移すことで、急な上り坂の雰囲気が少しは出ているでしょうか?

ここもかなり急こう配の上りです。沿道左右の構造物の地盤を見ると、急な坂道であることが分かります。

その先、坂道名の石碑と現役?(たぶん現役)のホストの写真です。

同じところでシフトして撮りました。映像の上下の歪がほとんどありません。坂道の上りの感じが出ているような・・・

同じ場所で、下り方向を写してます。シフトなしです。あまり下っているようには見えませんが、かなり急な下りです。

続いて下方向にシフトした画像です。電信柱がまっすぐに写っていますね。

 最後に日本人形のお店「油市」さん裏の、木造の屏の写真です。横方向にシフトして撮りました。ピントの甘い写真なのですが、手前から奥まで同じような写りになっています。28mmの広角レンズなので絞れば同様の効果が得られるのですが、絞を開いて被写界深度を浅くしても手前と奥でピントを同時に合わせることができます。

 私のレンズの使い方があまり慣れていないので、なにしろ露出もピントもマニュアルなので、シフトレンズの効果がハッキリしませんでしたが、坂道の雰囲気もそれなりに撮れているのではないかと・・・思う次第ですw…

 

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PC-NIKKORのお散歩スナップ

2024-11-15 11:30:24 | 写真

PC-NIKKORのお散歩スナップ

 写真家「鬼海弘雄」のフォト&エッセイ集「靴底の減り方」を読んで刺激され、ドーッてことないまちかどのスナップを撮りました。
 彼は背景に何も入らない壁の前で標準レンズ(ハッセルブラッドプラナー80mmF2.8)による人物写真で有名ですが、やはり標準レンズで人物を入れない街角の写真も撮っていました。私も人の入らない、特に着目した被写体のない街角のスナップを、
歪みの出ないシフトレンズ”PC-NIKKOR28mmF3.5”で、撮ってみました。

 PC-NIKKORはマニュアルフォーカスレンズなので、相性の良いデジタル一眼D40Xを使いました。露出オートが効かないので絞り、シャッタースピード、ピントもマニュアルで合わせなければなりません。デジタルのフルオート撮影に慣れている現在では、ちょっと新鮮な気分です。

 レンズの横にシフト量を回して調整するレバーがあります。シフト方向を変えるためレンズ全体を回転することができます。シフト方向を縦、横、斜めにできます。

 

 結局ほとんどカメラを水平に構えて撮っているので、シフト機能はあまり使っていません。

 最初は路地の、まだ枯れずに残っていたアサガオ。さすがに花は終わっていて、花の後の種ができていました。
 露出はASA400にセットしてマニュアルで、ややアンダーですが、良い発色です。レンズとD40Xの相性がとても良いです。この写真は、少し下側にレンズをシフトしています。なので画像の下と上の葉、両方にピントが合っていて、カメラを下に向けているのに歪がほとんど出ていません。

 次の写真、着目する被写体は、しいて言えば路地の舗装のつぎはぎな道、正面の白い家。この家はお蕎麦屋さんです。電信柱と電線が多いですね。写真に撮ると改めて感じます。インターネットのケーブルがやたらと多いです。風景を撮るときにいつも感じる、ほんと邪魔になります。露出はちょっとオーバー気味です。曇りの日は空はグレーで変化がなく、写真に入れたはいけない・・・それが鉄則なのですが、画面作りでこうなってしまった。
 この道沿いは昔色町で、利根川対岸の我孫子側から渡しの船で客がたくさん来ていたそうです。街道の宿場には、必ず色町がありました。

 上の写真の正面に写っているお蕎麦屋さん。道は突き当りになっていて、左に少しずれて先に続いています。古い道は、このような形がよく見られます。古い道なので、昔は沿道にあまり規制がなくて、勝手に家が建てられたからかもしれません。

 左の赤い建物は、表通りで店を開いているお蕎麦屋さん「常陸屋」さんの個人所有のお稲荷さんです。商売繁盛の神様でもある「お稲荷さん」なのでお祀りしているのでしょう。朱色と正面の白い家の、色のコントラストが良いと思います。(自画自賛w…)

 このお蕎麦屋さん「蕎麦花」は、わりあい最近できた店で、土日だけの営業です。店の前の駐車スペースは狭いので、土日はいつも車でいっぱいです。とても人気があります。ご主人が趣味で始めたお店のようです。手打ちの蕎麦が昼過ぎにはなくなって、店を閉めてしまいます。地域にお蕎麦屋さん、けっこう多いです。

 5mほどの幅の、車1台がやっと通れる細い道が続いています。左の漆喰の古風な建物は、やはり表通りで人形のお店をやっている「油市(あぶいち)」さんです。古くから、たぶん江戸時代からあるお店で昔は店の名前にもあるように油の商いをしていたようです。中の庭も手入れが行き届いていてかなり裕福な・・・、のように見えるお宅です。

 さらに先に進みます。道の両脇には車が止められていますが、狭い道なので手前から先への一方通行です。写真を見ても分かるように、道と家の境界がいい加減です。いちおう杭は打たれているのですが屏や家屋の建て方が、道の側に飛び出したり引っ込んだり。なので昔からある道、路地の雰囲気が感じられるのかもしれませんが。電信柱も道に飛び出しています。

通り過ぎて、来た方を振り返って撮ってます。正面に「常陸屋」さんの赤いお稲荷さんが見えています。

さらに先へと進みます。古い木造住宅の前、ここも道が微妙に左に曲がっています。この家自体が、少しせり出しています。

内科、婦人科の加藤医院があります。だいふ以前から閉まっています。女郎街だった所に婦人科病院が・・・表通りにも病院があります。

この先、右側に図書館があります。左側は、表通りで最近まで呉服屋さんを開いていた「香取」さんのマンションです。

 右が三階建ての市の図書館です。古い建物で、将来取手駅前に移転する計画です。

 道は、八坂神社に突き当たります。

 

 突き当たって右折した先、利根川の土手に行き当たります。右側に畳屋さん。この道は利根川の渡しに出る道で、古地図を見ると両側に色々な店が軒を連ねていたようです。暗くなってきました。

八坂神社の道を挟んだ向い側に図書館があります。

 八坂神社の裏側に、道が続いています。この先は、道がさらに狭くなって民家の路地、袋小路になって行き止まりです。右側は、市民会館、福祉会館です。以前は小学校がありました。利根川の河川改修で飛地になってしまった対岸我孫子側に住む子供たちが、渡し船(小堀の渡し)で、ここにあった小学校に通学していたのでしょう。

表の本陣通りからの眺めです。左側が八坂神社です。この通りが昔、渡し船を利用する人達で賑わっていたのでしょう。

 こんな感じで鬼海弘雄の写真に触発された地元の街撮りでした。鬼海弘雄は中判のハッセルブラッドで撮っているので、写真に迫力があって一枚々々が作品になっています。標準レンズなので、やや遠景気味に撮られているのですが、雑然とした街の雰囲気が伝わってきて、その街の力が感じられます。私の写真は、ただの街撮り。鬼海弘雄とは比べるべくもありませんが。どのように写したら、作品になるのだろうか。モノクロの標準レンズで撮ってみるのも良いかもしれませんね。まぁ安易な、単なるテクニックではないですね。

 写真撮影というよりは、街の歴史調査のようになっていますね。写真を撮ることで、色々なものが見えてきます。街や地域の歴史には、とても興味があるものでまぁ、それも楽しいのですけれど。

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三春の滝桜

2024-04-18 12:53:07 | 写真

日本三大桜の一つ「三春の滝桜」

福島県の「三春の滝桜」を見てきました。樹齢1000年の枝垂桜、その存在感に圧倒されます。

どこから撮っても絵になります。曇りの日でしたが満開で、多くの人出がありました。

 でも改めて写真を見ると、被写体の滝桜が素晴らしいだけの写真ですね。その素晴らしさが絵になっていない。よくある素人のスナップです。被写体の素晴らしさに目を奪われてしまって、それを人に伝える訴えかける写真になっていない。写真を撮る初心者によくある写真です。被写体の素晴らしさに目を奪われて、写真になったときのフレームが意識できていない。素晴らしい被写体に出会うとそれに目を奪われて、写真でいかにその素晴らしさを表現すかを意識できなくなってしまう。まあそれだけこの三春の滝桜が、すごい存在感を示していたということですね。っていい訳になってしまいましたw…

でもとにかくすごい存在感に圧倒されました。ことばで説明できない。

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利根川河川敷の一本桜

2024-04-11 10:00:00 | 写真

利根川河川敷の一本桜

利根川河川敷の一本桜です。開花前の状態です。

4月始めには、まったく咲いていませんでした。

 

それが4月中旬で・・・満開です。

だんだん日が落ちてきました。

日が落ちて幽玄な雰囲気が漂ってきました。桜は怪しい気を内に宿しています。

大利根橋に日没です。

偏光フィルターを着けて撮りました。空の色が強調されています。日没近くのオレンジ色の光でも、青色が強調されます。

前回あまりにも当たり前な俗っぽい桜の写真だったので、今回はそれよりちょっとはマシか…

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