NikonD700でパクリ「植物図鑑」中平卓馬
NikonD700にAF-S NIKKOR 24-120mm 1:3.5-5.6 G VR を着けて、何の変哲もない植物、利根川土手に自生する女郎花と開花前のヒガンバナを撮りました。中平卓馬の「植物図鑑」風に・・・と思って。(写真の神様「中平卓馬」の名を語るなど、あまりに恐れ多くて・・・すみません!)
まずは土手を背景に女郎花。広角域で撮ったので被写界深度が深くて、花が強調されていない。偏光フィルターを着けているのですが、曇り空なのでハレっぽいですね。ロングの開放でのショットも撮るべきでした。広角で撮ったのは、バックに土手の景色を入れたかったからです。
改めてNikonD40XにMicro-NIKKOR-P1:3.5 f1:3.5 f=55mmで撮り直しました。
開放測光のためのボディーとの連動爪のあるNIKKOR-P。
発色が違いますね。ちょっとクラシックな写りです。露出はー1.5ほどアンダーですね。
続いて開花前、蕾のヒガンバナ。例年は今頃から開花が始まるのですが、今年は暑かったせいか、まだ蕾の状態です。蕾のヒガンバナを撮っているのが中平卓馬っぽいw…
花茎のみが伸びて来て、まずは花だけ咲かせます。花が枯れたころに細い葉が出て来て球根を太らせます。
これらはいずれも赤花ですが、去年は白花、キバナもまじって咲いていました。
ちなみにヒガンバナは、茎や葉、球根には強い毒があって、ペットなどが誤って食べると嘔吐などして、死に至ることもあるそうです。
ヒガンバナが咲き始めました。これもMicroNIKKOR55mmの写真です。露出はアンダーですが、発色に雰囲気があります。フィルムカメラの時のNIKKORレンズの発色です。デジタル一眼とそのレンズとの発色とはまったく違いますね。
一花茎だけ、白花が咲いていました。
植物ではない、市民会館の壁に描かれた「花火」(火の花)です。私の好きな自販機と。
まあ、まったく面白くない写真でした。通い慣れた散歩道ですが、今しかない季節の変化が撮れたでしょうか・・・
中平卓馬の「植物図鑑」は、たしかマニュアルフォーカスレンズでキャノンAEで撮っていたかと記憶してます。非常にシャープで被写界深度は浅く、狙った植物に光が当たっているように強調されています。横浜に住んでいて、地元の林の中でバックはトーンを落とし、被写体の草本をシャープに強調して撮っています。植物のあるがままの姿を捉えた、「植物図鑑」のような写真です。「写真とは本来そうあるべきだ」と主張しているようです。
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