ニコンFのウェストレベルファインダーとニコンメーター
前回は、ニコンFアイレベルファインダーにニコンメーターを取り付けてみましたが、ウェストレベルファインダーに付け替えてみました。
これが結構ディープなんですねぇw... もともとこんな取り合わせは、さすがのニコンも想定していなかったのでしょう。ファインダーの蓋を持ち上げると取り付けられているニコンメーターにわずかですが接触してしまって、完全に開けきることができません。
ニコンメーターは、単なる見栄えだけ・・・という感じですが、ウェストレベルファインダーは、二眼レフや一眼レフのハッセルと同じようにフィルムと同じスケールのピン板を覗くので、写真の仕上がりがそのままイメージできて、使い心地はなかなか良いです。ただし35mmカメラではファインダーの映像が少々小さいので、ちょっと見ずらくはありますが。でもルーペが組み込まれているので、ピント合わせはしっかりできます。
考えてみたら、これって映像全体をカメラから離れた位置で見ることができる、アクションファインダーと一緒だな。アクションファインダーは、アイレベルファインダーなどと同じ、カメラの後ろ側からレンズの方向に映像を見ることができるけど。
いやそれだけではないですね。今ファインダーの映像を覗いていて、気が付いた。左右がひっくり返ってますね。二眼レフやハッセルと同じで。ミラーで上下は正立になりますが、ペンタプリズムが入っていないので左右は逆になります。アクションファインダーにはペンタプリズムが内蔵されているので、左右も同じ方向に見えます。
ファインダーの蓋はわずかにニコンメーターに干渉しますが、映像を見るのに特に支障はありません。
35mmカメラは小さくて取扱いが手軽なので報道写真、スナップ撮影などに使われてきましたが、このウェストレベルファインダーは、ベローズを使った接写撮影などに使われていました。と云うかそのためのファインダーです。それを私は好きな街撮り、スナップに使おうとしていて、ちょっと無理があるかな。しかも見栄えだけでニコンメーターまで取り付けて・・・こんな使われ方はニコンも想定外だったでしょうね。
そもそもこれで本当に街撮りが出来るのだろうか、大きくて重い金属カメラを上からのぞき込んでw...
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