フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

ミノルタ35MODEL-Fの修理

2017-11-29 00:10:00 | カメラ

ミノルタ35MODEL-Fのシャッター幕交換

先のBlogで紹介した、オリンパスズイコーレンズを装着していたミノルタMODEL-Fです。

Lマウントのレンジファインダーカメラです。ミノルタのこのモデルでは、最後の機種です。

 フィルムが載るフレームを押さえるプレートがあったようなのですが、それが外れてしまっています。シャッタースピードは、1~1/500秒まであり、シャッターダイヤルがフィルム巻上げで回転するライカのバルナックタイプと同じ機構です。

 ファインダーに曇りもなく距離合わせの二重像もまあまあキレイで見た目はそれなりなのですが、布製のゴム引きシャッター幕がボロボロです。

 先幕は残っていますが、後幕は取れてしまっています。膜交換には先端部にある真鍮製の枠が必要で、これは挟み込まれた幕を取り出して、再利用します。

 

  先幕はシャフトに巻き込まれていました。引っ張り出してみます。こちらもボロボロです。ただ、幕を引っ張り出した時に、全くテンションが掛かりません。中のコイルバネがダメになっているのでしょう。

 布のシャッター幕は、布の内側に塗られているゴムが劣化して一緒に布もボロボロになってしまいます。長い間たつと布幕の劣化は必ず起こりますので、その交換は必然的に発生します。しかしシャッター幕さえ交換すれば、全く支障なく写真を撮ることが出来ます。
 布幕交換でよみがえるカメラが処分されてしまうのは、悲しい・・・ですね。

 シャッターコイルから修理しないとなりません。と云うことで、例によって今日はここまで!・・・といたします。コイルは作らないとならにかもしれないので、ちょっと厄介ですですので。
 こういった調子で、修理途中のカメラや時計が迷宮の部屋に散乱しています。困ったものだ・・・

 

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Bessa-Rとアベノン28mmレンズ

2017-11-27 12:00:00 | カメラ

Bessa-Rとアベノン28mmF3.5レンズ

またまた、カメラです。L39マウントのアベノンレンズを取り付けた、Bessa-Rです。

 Bessa-Rは軍幹部に、ファインダーのブライトフレーム切り替えレバーがあります。取り付けたレンズに合わせて選択します。
 この28mmレンズは、ディストーション(歪)は良く補正されていますが、階調性が悪く硬調な写りをします。しかし小さな、いわゆるパンケーキレンズなので、特にスナップ撮影ではとても扱いやすいです。

 75、35・90、50mmの3種類が選択できます。ブライトフレームの見え方は抜群です。史上最高のファインダーを備えたカメラと言われるライカM3にも匹敵すると思います。ちょっと云い過ぎか。Bessa-Rには 28mmのフレームが無いので、外付けファインダーが必携です。なかなか好い面構えです。

 

 

レンジファインダーで最高のファインダーを装備する、ライカM3。

 

 専用のグリップがあります。貼り革は指になじんで滑らないのですが、さらにグリップを着けることでしっかりカメラをホールドすることができます。
 カメラをしっかり持つことで手振れを防ぎ、ボケのないシャープな写真を撮れます。しかしこんな話もスマホやデジカメには手振れ補正がついているし感度(ISO)も自動なので、あまり意味のないことかもしれませんね。

 

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オリンパスペンのレンズをLマウントに

2017-11-25 00:10:00 | カメラ

オリンパスペンのD.Zuikoレンズ

このところカメラの方に、マイブームが戻って来ています。

 

 こんなのが出て来ました。ミノルタのレンジファインダー、MODEL-Fです。

 

 レンズがオリンパスペンから取り出した、D.Zuiko f=3cm 1:2.8Fです。

 

ボディー側の距離計連動コロです。

 スクリュウータイプのLマウント(L39バルナックライカ)にしています。距離計と連動するようリングが斜めにカットされています。

 もちろん絞り機能も有効です。バックフォーカスはハーフレンズなので、35mmレンズに比べて短い。フィルム面積は2倍でレンズ口径は小さいので、周辺減光は大きいと思います。

 このレンズはカメラ修理を教えてもらっている直井先生が、本人曰く、暇に任せて作ったものです。このほかカメラその物をオリンパスペンやレンジファインダーカメラ、一眼レフ、二眼などをベースに作られていました。その場合、そのカメラメーカーへのリスペクトとして、メーカー名の刻印をそのまま残していました。
 その自作された一部のカメラを千代田区一番町「日本カメラ博物館」に寄贈されています。ちなみに私が一時借りていた、(私が革のストラップを作りました。自慢www)オリンパスペンをベース作られたハーフサイズの二眼レフカメラは秀逸です。寄贈された時に、直井浩明カメラ特別展が開かれました。

 

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外付けファインダー

2017-11-23 00:10:00 | カメラ

外付けファインダー

 デジカメファインダーを探していて、いろいろ出て来ました。

 コンタックスG1にホロゴン16mmF8を着けています。絞りはF8の固定です。専用のファインダー(水準器付き)が付きます。
 本体ボディーに交換レンズに対応して見える範囲が変わる、ズームファインダーが内蔵されているのですが、ホロゴンは広角過ぎて対応していません。それで専用の外付けのファインダーが用意されています。

 

 ツァイスイコンにライカのファインダー(35mm)を付けています。

 ライカのメタルファインダーは、今でも人気があります。見えは抜群です。

 レンジファインダーカメラは、写る範囲を本体ファインダーのブライトフレームで確認します。レンズ交換をすると写る範囲が変わるので、これに対応して表示されているブライトフレームを選択して見るか、ライカM3などはフレームの表示自体を変えることができます。
 このような操作をせず、見たままの範囲が取り付けたレンズと同じにするため、焦点距離別の外付けファインダーがあります。その点、一眼レフは取り付けたレンズの画像をそのままミラーとペンタプリズムをとおして見ているので、外付けのファインダーは基本的にいりません。
 このツァイスイコンSWは、外付けのファインダーを前提としたタイプのカメラで、本体にファインダーがありません。それがまた、ちょっとかっこイイ訳です。
 スナップ撮影など動きのある被写体を撮るには、マニュアル焦点カメラでは、いちいち距離合わせをしている時間はありません。3mとか5mに合わせておいて、自分で近づいて行ってフレームだけでシャッターを押します。

 

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デジカメ取付ファインダー

2017-11-21 00:10:00 | カメラ

リコーGXRにフォクトレンダー外付けファインダー

 ライカのデジカメ"D-lux"を見ていて、外付けストロボ用のホットシューがあるのに気が付きました。コンパクトデジカメには、内蔵の小さなフラッシュが付いていることが多いのですが、光量の大きなストロボを付けることが出来るようになっています。

 それで「ハッ!」と気が付いて、リコーGXRにもホットシューがあるので、これに外付けのファインダーを着けてみることにしました。もともと、ここには専用の電子ファインダーが付けられるようになっています。ちょっと高い・・・ですが。

 なかなか良い感じです。背面の液晶モニターを見ながらの撮影は、昼間の野外では明るい場所だと映像がよく見えません。明るいところでの撮影では、コンパクトデジカメでもファインダーは必需品です。しかも電子ファインダーでは映像が荒くて、ちょっと満足できません。やはり光学的な実像を確認できるファインダーが良いですね。

 沖縄の海での撮影時、浜のサンゴ砂からの反射光でモニター映像が全く見えません。やはりフレーミングを確認して撮らないと写真を撮った気になれませんし、後で室内で画像を確認して「もう少し、ああしたかった、こうしたい・・・」となってしまいます。

  沖縄本部水納島のサンゴ砂の渚です。真っ白で、とにかく照り返しが眩しい・・・

 写真を見ていると、また沖縄に行きたくなってきました。行きた~い!

 

 GXRのファインダーを探していたら、他にもこんなのが見つかりました。

 これは、アベノン28mmに付いていたファインダーです。クラシックな形でバルナックタイプのライカには、よく合うデザインなのですが、M型ライカのファインダーの見え方と比べてしまうと劣りますね。特にライカM3ファインダーの見え方は、これ以上のものはないと云われています。裸眼で見るよりも鮮やかだと・・・

 ライカのユニバーサルファインダーです。ストラップ付の取付金具に付けています。
 ファインダーは、35~135mmのズームタイプです。ファインダーの取り付け部に、角度を変えるレバーがあります。35mmの時は下向きに、135mmの時にはカメラレンズの光軸とほとんど平行になります。
 私はこのファインダーを首からぶら下げて、レンジファインダーカメラで撮影する時、被写体のフレームを何ミリにするか決める時に使っています。

 

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