フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

ワニ革のCYMA(シーマ)SWISS MADE腕時計

2018-04-27 00:01:17 | 腕時計

ワニ本革の腕時計CYMA

 裏がボロボロのワニ革の手巻きのCYMAです。

 リュウズからの水の浸透で、3時付近の文字盤に汚れがあります。

 リュウズもオリジナルが付いてます。

 

 ワニの本革ベルトが気に入ってます。古いものなので革が硬くなっています。

 ベルト穴の箇所、裏側が擦り切れてボロボロでした。こげ茶の軟らかい牛革を貼りつけて、ハンドドリルドで穴を開けました。表から見れば、破損個所は全くわかりません。
 表の皮が破損していなければ、見栄えよく修復できます。古いものは硬くなっているので、オイルを塗って軟らかくすれば、復活です。私は、革のグローブなどに使う、スポーツオイルを塗っているのですが、友人のYMさんから「馬(マー)油がイイよ」と教えていただきました。私も使ってみようと思います。

 本革ベルトは腕に着けていると特に夏場は汗をかいて、ベルト穴の箇所がヨレヨレになって来ます。革ベルトは、結局消耗品です。でも、表がキレイなものは裏打ちすることで、長く使うことができます。

 

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ロレックスタイプ文字盤チップ修復

2018-04-24 10:00:00 | 腕時計

ROLEX(ロレックス) タイプ文字盤マークチップ貼り付け

 ロレックスタイプの腕時計、文字盤の修復を依頼されました。文字盤の時間目盛りのチップが剥がれてしまって、針が引っかかってしまいます。

 始め表面のベゼルを外そうとしたのですが、どうしても開きません。ベゼルとケースの間にこじ開け器は入るのですが、ベゼルが外れません。無理にするとベゼルを破損してしまいそうなので止めました。
 それで今度は裏から攻めます。専用の裏蓋オープナーを持っていないので、重量物などの脚部に使う硬質ゴムの緩衝ブロックを用いて開けようとしましたが、どうしても開きません。
 ちなみにこのゴムブロックは、カメラのレンズにはめ込まれているリングを外す時に使います。

 ロレックス専用のオープナーを手に入れました。いろいろなサイズのコマがあります。

 

 

 やっと開きました。ケースと蓋の密着部分に汚れがこびり付いていました。それが接着剤のようになっていて開かなかったのでしょう。

 リュウズを抜いて、ムーブメントを取り出します。マークは、三カ所剥がれ落ちていました。

 巻き芯の部分、根元に錆が出ていました。パッキンがあってもリュウズの穴からは、どうしても水が浸透してきます。
 錆が出ている部分と、時刻合わせをするクリップとの接触部分の溝にもオイルを差しておきます。

 日付表示盤が少しずれているようですが、これも落とした時のショックでズレてしまったのかもしれません。もとに戻そうと少し触ったのですが、もどりません。日付の盤は文字盤を剥がさなければなりません。文字盤と地板は接着剤で貼り付けてあるので、剥がすと文字盤を傷めてしまいそうなので止めました。
 それとリュウズで日付変更ができません。リュウズは二段引きになっていて、日付変更が出来るはずなのですが。日付変更をするためのクリップが外れているのかもしれません。日付がズレている原因にも関係しているのかもしれません。これを直すのには、受板を外さなければならないので、かなり厄介です。一応針を回して日付送りはできるし、他は正常に動いているので、これで勘弁してもらうことにします。

 

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退磁器

2018-04-23 11:17:54 | 腕時計

退磁機 Made in China?

 退磁機を手に入れました。使い古されたスチール製のピンセットが磁気化していて、小さなネジなどくっ付いてしまって使い物になりません。でも使い勝手は良いので、退磁機を手に入れて処理しました。

 110V/50c、220V/60c用と書かれています。多分、中国製でしょう。

 

 100均で買った手動の着磁器で、退磁を試してみたのですが、このピンセットでは上手くいきませんでした。

 ドライバーなど小さいものの先端部を研磨すると磁化してしまうことがあるのですが、その場合はこの手動の着磁器で脱磁部を使って脱磁しています。

 

 着磁することはほとんど無いので、脱磁部分のみを使っています。脱磁は何度もこすりつけないと出来ません。

 ピンセットは、この退磁器を使ってみました。

 ピンセットを載せて退磁します。スイッチはプッシュ式のボタンで、押すと電源オンのランプがつきます。磁気化の強さによって処理時間が変わるようですが、このピンセットの場合は10秒程度で退磁できました。スイッチ・オンにすると退磁機が振動します。振動することで、磁化したものをこすりつける機能を果たしているようです。

 

 スチールのコイル、くっ付きません。上手く退磁できました。

 最近のピンセットは、磁気化しない材質で作られているのですが、これは古いもので、ヤスリで研ぎ続けたりすると磁気化してしまいます。多分同じ方向に研磨するから、磁化してしまうのでしょう。
 このピンセットは、お気に入りなので、この際お試しで退磁機を買ってみました。値段からしてちょっと怪しそうな機械でしたが、ちゃんと機能していました。

 この退磁機は、腕時計を載せて全体を退磁できるようなのですがそんなこと、とても怖くてできません。そんな信頼してませんから!

 

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シェーファークラシック万年筆

2018-04-20 22:10:14 | 万年筆

シェーファーの12K張りクラシック万年筆

 シェーファーの12K張り万年筆、クラシックペン先です。

 胴軸もキャップも、12K.GFです。

 

 

 古いものなので、クリップのデザインが最近のものと異なります。キャップに、12K.GFと書かれています。12金張りです。

 ペン先は14Kで、ペン芯を包むラウンドタイプです。実はこのペン先が取り付けられているねじ込み式のプラスチックの軸がペン先ごと折れていました。ペン芯と首軸の接続部分も、どうゆう理由かわかりませんがゆるゆるでした。
 なのでタルカムパウダーを塗ってから接着剤でくっ着けました。非常に乱暴・・・ちょっと曲がってますね。まあイイか・・・

 インクは、コンバーターの様なタイプの吸入器が取り付けられています。ですが、先端のボタン様なものはほとんど押せません。とてもインクが吸入できるような感じではありません。取り外すとシェーファーのカートリッジと同じ形状なので、カートリッジで使うことにします。この吸入器の構造は、追々調べてみることにします。

 書き味、かなり良いです。さすが14Kペン先、とても滑らかです。

 

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革製のブックカバー

2018-04-12 07:00:00 | 筆記具文房具

ほぼ日手帳の革製のブックカバー

 ほぼ日手帳、専用のカバーがあるのですが、あまりカッコよくないので、革製のものを作ってみました。

 専用カバーには栞紐が2本ついていてペンホルダーもあって使い心地は良いのですが、とにかく見栄えが良くない。ドーッてことない。革製の専用カバーもあるのですが高額なので、じゃあ作ってしまおうと云うことで。

 厚めの革を使います。少し硬いので、野球のグローブ用オイルを塗って、軟らかくします。

 ”へりおとし”を使って、カットされた革のへりを削り取ります。次に革のコバグチを溝のある専用の”ヘリみがき”プレートで擦ります。こうすることで、革の切り口のケバケバがキレイになります。
 より滑らかにするためには、ワックスを塗ったり専用のクリーム剤もあるのですが、それ程のものでもないし面倒なので省略しました。

 次に裏側の折り返しの位置を、ヤスリで削って薄くします。こうすることで手帳を閉じた時、表紙と背表紙の折れたところが膨らまず、カバーが手帳にフィットします。

 大きな封筒などの封をとめる留め紐シールを貼って、ゴム紐が掛けられるようにします。

 

 ゴム紐は、金色のメタルボタンで留めました。裏には硬質のプラスチックプレートをクリアーボンドで貼りつけて、カバーが曲がらないようにしました。
 ゴム紐を使ったのは、手帳にメモやコピー、切り抜きなどを挟んで手帳が膨らんでも、しっかりまとめることが出来るようにするためです。1年間使うと手帳がパンパンになってしまいますので。
 ペンホルダーと紐の栞も付けようと思ってます。

- 追伸 -

 ゴム紐を掛けていたら”とめ紐シール”が剥がれてしまったので、メタル芯のボタンで着けなおししました。

 

 ハンドドリルで穴を開けて、茶色のボタンを取り付けました。

 革の切り口を滑らかにする、ゾル状の液剤を塗って、”へりみがき”で擦りました。つやが出て滑らかになりました。

 メモ帳や文庫本、スマホも一緒にゴム紐で留めます。バックにバラバラに入れておくと始末が悪いので、この革カバーでスッキリまとめると大変具合がイイです。

 

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