川口明弘さんにパイロットとペリカン、調整してもらいました
地元のホームセンター(ジョイフル本田)で、川口明弘さんのペンクリニックがあって、パイロットとペリカンのペン先を調整してもらいました。もう5年ほど前から、いろいろ診てもらっています。無料です。
左からペリカンM400復刻版、パイロト、ペリカンM400スーベレーンです。パイロットは古いもので、機種名はわかりません。
スーベレーンも古いもので、最初の緑縞の機種だと思います。
このパイロットとスーベレーンのペン先を川口さんに調整してもらいました。
すべて14Kのペン先です。パイロットは細字、スーベレーンは中細です。どちらもインクの出が悪くて、川口さんに調整してもらいました、ちょいちょいと。それでアッというまに、大変スムースに書けるようになりました!
スーベレーンは、けっこう珍しいもののようです。
「これは昔から持っていたの」(川口さん)
「いや、ユーズドです」(私)
「どこで手に入れたの」(川口さん)
「銀座のレモン社で」(私)
「いくらだった」(川口さん)
「2万5千円位だったと」(私)
「そう、それなら良い買い物だ」(川口さん)
・・・
と、お褒めの言葉をいただきました。
「このような古い万年筆は、今はメーカーでもペン先の調整などなおせる人がいない」と言ってました。とても良い万年筆とのことです。
その際、上の写真の右側のインク、セーラーとジョイフル本田がコラボで作った「大仏グリーングレー」も買いました。ちなみに「大仏」とは地元茨城の「牛久大仏」をイメージしているのでしょう。ちょっと命名センスが?・・・パイロットのインク、和名の色「紺碧」、「松露」、「土筆」などに比べると。そういえば、牛久大仏は緑青が吹いていてグリーングレーですね。
川口さんはもとは、セーラーの技術者でした。今は秋田にお住まいとのことでした。
左の香水瓶に入ったインクは、カルティエのボルドー(赤ワインの色)です。調整してもらったパイロットには、このボルドーを入れていたのですが、
「このインクなに?」(川口さん)
「カルティエのボルドーです」(私)
「・・・」(川口さん)
という会話がありました・・・
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何かの暗号や😰
ちなみに川口さん、コロナの状況もあるようですが、さすがにお歳なので、もうペンクリニックはされてないようです。
ペン先の修理技術、できれば教えを請いたかったです。
「まさに的を得た、絶妙で適切過ぎる!」
すっかり嵌ってしまったw… 何度も読み返してしまった。
直接教えを乞うたわけではないのですが、修理の時にいろいろアドバイスをいただいて、3回ほど診てもらっていました。私にとっても川口さんは先生です。