先に紹介した”Ven Dome" の分針修理
分針の中央付近が折れ曲がっていて、秒針と接触して止まっていました。分針の曲がりを平らに直そうとしていたら、中央部の塗装が割れて孔が開いてしまいました。分針の中心部に細長い孔が開いていて、そこに白い塗料が塗り込められています。
分針中央部の塗装が欠けた箇所の下にオレンジ色の塩ビの小片を差し込んで、ここに白い水性塗料を塗り込みます。塩ビは水性塗料をはじくので、乾いたら塗料が剥がれて引き抜けます。塗料は固まって、上手く針の孔を埋めてくれると思います。
塗料を塗った面が凸凹です。よく乾かしてから、カッターで出っ張りやはみ出しを削り落とし、仕上げ目のヤスリで磨きます。
カッターと柄付の仕上げヤスリです。塗装の凹凸を削って、さらにヤスリ掛けをして仕上ます。
まだ少しデコボコが残っていますが、まあまあの仕上がりです。キレイになりました。文字盤のベースは、白蝶貝で12時、3時、6時、9時の位置にダイヤのキュービックジルコニアが貼り付けてあります。なかなかよいデザインです。
フレームはごついですが、文字盤はキレイで繊細さも感じられる、良いデザインです。文字盤がシェルの時計は、美しいです。
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