フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

クラシックなオペラグラス

2024-01-22 18:05:00 | メガネ・ルーペ

クラシックなオペラグラス

 久しぶりに銀座に行って、レモン社に寄りました。以前よりだいぶ売り場面積が小さくなって、品揃えも少なくなっていました。

 ジャンクコーナーで、クラシックなオペラグラスを見つけました。ガリレオ式のオペラグラスです。グラスはガリレオタイプの双眼鏡で、プリズム無しで正立像が見られます。軽くて取り扱いが簡単な低倍率の双眼鏡です。

 いわゆる折りたたみ式のオペラグラスではなくて、クラシックな固定式のオペラグラスです。

 

 接眼部に”VENUS SUPERIOR"と書かれています。ドイツ製でしょうか? 対物レンズのフレームが歪んでいてレンズが枠から外れていたので、枠を外してレンズを正常な位置に戻してクリーニングしました。ヘリコイド部分もガタガタでグリスがすっかりぬけていたので新しいグリスを充填して、ピント合わせのリングが大変スムーズになりました。見え方が格段に良くなりました。

 ガリレオタイプのオペラグラスは正立像が得られるのですが、高倍率に向きません。せいぜい3倍程度。このオペラグラスも×3位でしょうか。裸眼で見るのと大して変わらないようにも思えるのですが、オペラグラスの映像はホントよく見える!

 以前、「横川・ヒューレットパッカード」のノベルティでもらったプラスチック製のオペラグラスです。これも倍率は×3位か。でもこれも良く見えます。

 折りたたみ式で非常に軽くてコンパクト。散歩のときに持ち歩いて使うには、とても重宝しますね。

 

銀座の「レモン社」、キリスト教会ビル

 中古カメラの殿堂「レモン社」は西銀座デパートの向いのキリスト教会ビルの8階にあります。

 

教会ビルの1階に、教会にかかわる展示があります。

 

新約聖書によるとイエスキリストは、ベツレヘムに神の子として大工聖ヨセフの家に生まれました。まだ幼いころの可愛いキリストです。

大工仕事を手伝って、ローソクで照らしている幼いイエス、本当にカワイイ!です。

 

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UVレジンと紫外線ライト

2019-02-10 11:31:23 | メガネ・ルーペ

べっ甲メガネのブリッジ補修

 飴色のUVレジンでべっ甲の丸メガネ、フリッジを補修しました。

 ブリッジはメタル製なので、メガネをかけたときにブリッジの当たる箇所が痛いので、UVレジンでくるみました。

 以前に紹介した、縁がべっ甲の丸メガネです。縁はメタル(真鍮?)でべっ甲で巻かれています。

 100均の琥珀色のUVレジンです。ブリッジの鼻にかかる内側に厚く塗ります。UVレジンは、ホームセンターなどで扱っているものは、結構高いです。そちらの方が、品質の良いものなのか・・・

 紫外線ライトをあてて、硬化させます。数分で硬化してきますが、少しべたつきます。100均のUVレジンの質の問題なのか・・・説明書きには5~30分とありますので、液が垂れない状態になってからもライトを当て続けます。

 結局、翌朝直射日光に30分程当てて完了。かけ心地がソフトになりました。
 もともと軽いメガネなのですが、それでも長時間かけていると、ブリッジの鼻梁に当たる箇所が痛くなってきます。これで大変具合が良くなりました。丸メガネは読書の時など、とても見やすく使い心地がよいものです。

 

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べっ甲の丸メガネ

2017-12-17 10:00:00 | メガネ・ルーペ

細いべっ甲が巻かれている丸メガネです

 読書の時、老眼で細かい字がよく見えないので、使いやすい昔の丸メガネを集めています。たくさんあっても仕方ないのですが・・・

 メタルの枠に薄いべっ甲が貼り付けてあります。

 鼻眼鏡です。バネのクリップをつまんで、鼻梁に挟み込みます。バネが緩くて上手く鼻に留まりません。(私の鼻筋が通っていないから?)

 レンズは遠近(中近)?両用です。でも私には、ちょっと度が合いません。老眼で度が合わないとはどうゆう事なのか?本を近づけても離しても、ピントが合いません。

 ブリッジは、メガネを鼻梁に直接載せるタイプでノーズパッドはありません。フレームのべっ甲が一部欠けてしまっています。リムはメタル(真鍮)がベースなのでレンズをはめ込むのに特に支障はありませんが・・・

 テンプルはバネのワイヤータイプで、耳にしっかり掛かります。軽いメガネで顔にフィットして、着けている感覚がありません。ずり落ちないので、私はこのタイプのテンプルが好きです。

 

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実体顕微鏡

2017-10-12 00:10:00 | メガネ・ルーペ

実体顕微鏡を手に入れました

 以前から欲しかった実体顕微鏡を手に入れました。時計の細かな状態を見るために。

 昆虫や鉱物、宝石などを見るための変倍式双眼実体顕微鏡です。
 対物レンズのローレットを回すと、20X、40Xに切り替えられます。私は、腕時計の詳細な状態を見るために使うつもりです。照明は100均のLEDスタンドです。照明がないと、良く見えません。

 

 伝統的なワイヤーの接眼ルーペとメガネに着けるクリップタイプのルーペです。右のルーペにはLEDライトが付いています。
 普段はこれらを使っています。

 右は20Xの映像です。こんな具合に見えます。画像には日付送りのレバーを押すU字バネが外れているのが見えています。双眼なので立体的に見えます。片目の接眼ルーペでは立体感が無いので、使うには慣れが必要です。

 前々回アップした、WALTHAMです。スモールセコンドの針を見ると、剥がれた接着剤の滓のような物が見えます。十分埃は払ったつもりなのに。こびり付いた埃は、ブロワーや筆だけでは取り切れないのですね。針も錆び錆びです。さてどうするか、また開けて取るか・・・よく見えすぎるのも考え物ですね。
 接眼ルーペでは見えなかったというか、判らなかったです。スイスの時計工房などの動画を見ても、みなワイヤーのついた接眼ルーペで作業をしています。高いレベルの技術者は、片目で遠近感の無い状態でも小さな埃も見逃さず、細かな作業を行えるのでしょう。
 以前テレビで双眼の実体顕微鏡を使って、確か文字盤のペイント、文字入れや目盛り線を極細の筆(?)で書いていたのを見たことがあります。今の時計は文字盤の文字や目盛りは、型抜きの金属プレートが貼り付けられているか薄い透明な膜にプリントされています。この透明な膜は古くなると劣化して剥がれてきます。そうなるとプリントした文字も一緒に剥がれてしまうので、文字盤を交換するしかありません。
 私のこれからの課題の一つは、この文字盤の修復、塗装と文字、目盛り入れです。そうなると腐蝕したフレームの再メッキなども物にしなければならない・・・技術の習得には、限がありません。

 これから具体的な修理をこの顕微鏡を使ってできるのか、試していきたいと思います。

 

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黒縁のマル眼鏡

2017-05-01 00:10:00 | メガネ・ルーペ

久しぶりのメガネです

黒縁のまるメガネを手に入れました。

 ケースに入っていました。

 

 スチールの芯にエボナイトの様な樹脂加工がされています。ケースには「各眼科病院御指定 中川視明堂 宇治山田市會弥町」、昔懐かしい毛ば立ったレンズ拭き布には「みつぎ眼鏡店」(左から右へ書かれている。)とあります。
 宇治山田市は、現在の三重県伊勢市です。戦前の宇治山田市の眼鏡屋さんで販売されたメガネが、長い時間と空間を乗り越えて今、私の処までやってきました。

 ブリッジにノーズパッドは無くて直接鼻に載せるタイプです。テンプルはJ形に曲がって耳に掛かります。軽くてとても掛け易いです。

 フレームの状態は劣化もなく、とてもキレイな状態でした。蝶番の箇所やネジなども、全く錆は出ていません。新しいもののように見えます。
 レンズの縁はさすがに汚れが付着していました。綿棒にカメラのレンズクリーニング液をつけて、クリーニングしました。とてもキレイになりました。とても古いもには見えません。
 レンズは両面とも凸で、古い老眼鏡では、ほとんどこのタイプです。拭き取ると傷もなく、大変良い状態でした。もちろんコーティングなどされていませんが、透明度、透過度も高く、とても良いガラスが使われているようです。

 

 

 

 以前ご紹介した銀縁メガネです。テンプルは軟らかいメタルワイヤータイプです。デザインはテンプルを除くと同じですね。レンズの度は、銀縁は+3位、黒縁は+4位あると思います。つまり老眼鏡ですね。
 私にとっては、ジャストフィット!の度数です。

 このメガネで読書すると、本を10cm位まで近づけないとピントが合いません。でも、その位近づくと字が大きくなって良く見える!
 そんなに本を近づけると周囲の状況が、ほとんど見えません。でもじつは、その周りが見えないのが読書に集中できてまことに具合が良いのです。私はさらに耳栓もするので、完全に本の世界に入り込んでしまいます。
 私にとって読書する時、このメガネと耳栓のセットは必携です。

 

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