2020年 ほおずき栽培(1)
朝顔やコキア・シシトー、日光唐辛子など、自家採種育苗や野菜苗の残ったものを鉢植え観賞用として、欲しい方に差し上げたり、お呼ばれの手土産に持参していました。自家観賞用には、父親の残した大小の駄温鉢を使っていましたが、差し上げる事が多くなってからは、双方で余分な気遣いの無いように、百均で調達したプラ7号鉢とツル巻用リング支柱をセットしたものを使い、返却無用としていました。やはり人気があるのは、色彩が派手な赤系のものですが、朝顔は昔ながらの白・青紫・赤紫が根強いように思われます。
今年は、Kの実家で見た「鬼灯(ほおずき)」が印象に残っていましたので、ほおずき栽培に挑戦です。いざ種を求めて、いつものホームセンターや2、3の園芸店を探しましたが見当たりません。結局、無いもの探しのネット頼みで(ただAの探し方が悪いだけ?)、Webサイトで注文、5月19日に「切り花用大実 ほおずき」(サカタのタネ)を入手しました。
種袋の説明には、「今年5~6月or秋の播種にて越年、開花は翌年の夏」とありますので、お楽しみは来年の夏でした。(-_-;)
(5月19日米沢園芸店より購入した「ほおずき」種)
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【丹波ほおずきの栽培】
○ 5月22日
COVID-19の巣籠もり生活も2ヶ月近くになりました。5月中旬、気温が20°を4日連続下回り、記録的日照不足が5日間続いた頃、種苗業者より取り寄せた「丹波ほおずき」の種をピンクポリポット(10.5cm)、4粒/1ポットにて10ポット播種しました。
(5月22日 自宅カーポートで播種作業 A )
(5月22日 丹波ほおずき10ポットに播種)
○ 8月2日
収穫唐辛子の乾燥保存方法や鉄筋(Φ13mm)の引き抜き器具など色々考えている頃でした、種袋にあるように発芽は3週間から1ヶ月くらいと長いようですが、5月22日に播種した種の発芽が見られたのは1月半(7週間)以上かかり、10ポットのうち3ポットしか発芽しませんでした。播種して以後6、7月は不順な天候が続き、日照不足もあり野菜の生育全般も芳しくありませんでした。辛うじて発芽、余りにも小振りで不安が先立つ苗を、3つのプラ7号鉢に再生用土と共に定植しました。
Aは、前年観賞・楽しんだ鉢植えは、枯れ残ったまま年越しし、乾燥しきったままの鉢を翌年必要に応じ、用土を再生して使っています。ごろ土や炭片を分け、ふるいにかけて前作の根・肥料・枯葉などの残滓、幼虫・ミミズ・土塊を取り除きます。日光消毒・時に加熱処理した土に、腐葉土・完熟牛ふん・鶏ふん・カキ殻石灰・ピートモス・化成肥料、鹿沼土を適当に混ぜて、息を吹き返させます。団粒が壊れた状態には、砂や2、3種類の鹿沼土、くん炭やもみ殻を加えることもあります。
(8月2日 プラ7号鉢に再生用土 ほおずき苗を定植)
○ 10月1日
夏場の水遣りと日当たりには、特に気を遣いました。苗がまだ小さい頃は、風通しの良い場所にも移動しました。地下茎(株分け)と種で増えるほおずきです。やたらに増えても困るので、鉢植え栽培にしました。2年越しの来年夏に開花しますが、自家採種にも期待しております。
特に草勢が強く生育の良い1鉢については、早めに見極めてΦ33cmの駄温深型鉢11号に鉢増ししました。追肥については、月2回化成肥料を根回りに心持ち施しています。
(10月1日 プラ7号鉢のほおずき2鉢)
(10月1日 鉢増しした草勢の良いほおずき11号鉢)
○ 11月19日
この時期、ほおづきの生育に差が出ました。2つのプラ7号鉢は完全に枯れきっていますが、大きい11号鉢のものは枯れ始めた兆しで葉が薄黄色に変色し始めました。これ以後、地上部は枯れて地下茎は休眠状態です。Aも、ほおずきの作業はありません。
(11月19日 完全に枯れた2つのプラ7号鉢)
(11月19日 枯れ始めた兆しの11号鉢)
○ 2021年1月11日
指導書によると、枯れ始めた時点で地上部を「切り取る」と説明してありましたが、Aはそのまま放置しました。写真のように殆ど地上部はない状態です。3~4月頃に掘り起こして株分け・植え替えを行います。ジャガイモの植付け時期とも重なりますので、時期遅れにならないように、今から、鉢植え用土の再生を早めに準備したいと思います。
(2021年1月11日 株分け・植え替えを待つ ゛ほおずき鉢 ゛)
この(丹波)ほおずきの播種時期は、春まき(5~6月)と秋まき(9~10月)があり、種袋にも明記されています。5月22日に播種し、発芽率は悪かったですが、何とかここまで来ました。春まきの発芽率を取り返すつもりで同じ種で「秋まき」として、9月30日にレンガで区画された場所に播種しました。時期的に発芽適温(20°~25°)には微妙な時でしたが、結局、発芽は見ませんでした。1、2のWeb検索では、播種時期は4~5月として、秋まきについては触れておりません。品種により違いがあるのかもしれませんが、もう一度試して見たい「秋まき」です。
(9月30日 ちょっとむなしい秋まきほおずき跡)
(「秋まき」の時期も明記された種袋(裏))
「2021年 ほおずき栽培(2)」に続きますが……?