2021年「A&Kの菜園日記」タマネギの収穫
タマネギを収穫した5月31日の晩は、夜間に結構な降雨がありました。翌日の6月1日、東京五輪に参加する外国選手団として来日第一号となった、ソフトボール女子のオーストラリア代表選手団総勢29名が、成田空港に到着しました。事前キャンプを行う群馬・太田市に向かい、4日まで市内ホテルで待機、5日から練習を開始、7月17日までキャンプを行い、その間、日本の実業団や大学生と練習試合が予定されています。
5月31日 タマネギの収穫 13:30～17:00
23日にはそんな様子を見せていなかったタマネギが、1週間も経つと全部倒れていました。
(5月31日「道沿いの畑」全部倒れたタマネギ)
『タマネギはなぜ倒伏するのか？』
「玉の肥大充実が進行すると、葉鞘(ようしょう)のところからくびれて倒れます。タマネギは鱗葉形成に伴って首の部分に中空部を生じます。この部分が弱点となって、玉がある程度肥大すると風によって簡単に倒れます。これは玉が成熟した印です。」
(「タキイ種苗」より)
31日は、予報では晴れて17、8℃前後で無風、降雨も無い予報でした。朝食もそこそこに、畑に出ました。タマネギの早い倒伏の様子に驚きながら、手早くタマネギの抜き取りにかかりました。昨年11月14日に3畝375本のタマネギ苗(ネオアース)を定植して6ヶ月と半月かかっての収穫です。か細い苗を1本1本植えての今日の結果、ちょっと感慨深いものがあります。数時間かかった定植ですが、全ての抜き取りには20分ほどで完了しました。20本位が消失、また同じくらいが白カビ(乾腐病？)と腐れ、虫食いにやられていました。歩留まり90% は、素人の家庭菜園としてはまあまあか？……と。
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(5月31日「道沿いの畑」タマネギの抜き取り A )
(約350個のタマネギを20分ほどで抜き取り完了 A )
(やはり乾腐病にやられていたタマネギ)
朝9時に抜き取られたタマネギは、そのままマルチの上で午前中一杯乾燥されます。6月、梅雨の時期のタマネギ収穫作業で晴天の日は大変貴重です。葉の倒伏後、雨天が続けば腐る危険が増大します。天気次第の家庭菜園、予報を見通して倒伏前の早い時期の収穫も当然あります。雨上がり直後の収穫では、ぬめった土に苦労します。泥だらけのタマネギを自宅まで持ち帰れません。出来るだけ畑で土を落とし、ひげ根や葉を落として搬出しやすく手作業を施します。近辺では、結構タマネギ収穫を本日行っている露地栽培の方は、多いはずです。
(抜き取られたタマネギは午前中一杯乾燥されます)
タマネギ抜き取り後、自宅では乾燥棚の組み立てです。現在使用中の「タマネギ乾燥棚」(タマネギの収穫時のみ使用するため専用になっています)は、13年前の2008年6月、800個超150kgの収穫が予想された時に手間暇かけて製作したものです。手前味噌になりますが、しっかり作られており、吹き込む風雨に晒されても後10年は持ちそうです。小1時間かけて組み上げました。
(今年も物置から持ち出し組み立て中「タマネギ乾燥棚」A )
昼ちょっと前より空が怪しくなり、黒雲がそこかしこに湧き出しました。降雨予報は出ていませんが、局地的な天候の変化は近年日常茶飯事なので、気が気ではありません。昼食もサラッと済ませて、畑に向かいました。いつ泣き出すか分からない空の下、携帯椅子を広げて作業開始です。Aの昼食の様子を見ていたKも、「見てられないから台所をそのままに来ちゃった!」と直後に駆けつけました。ひげ根と葉を切り取り、玉だけにする作業に1時間半を費やしました。Kは「新しい畑」の除草に専念です。
撥ねたタマネギは、朝抜き取りの時に選り分けた20個ほどで、その後切り取り作業の時にはそれ以上はありませんでした。米袋4袋と撥ねた分1袋、他に畑で差し上げ分として70個を選り分けましたので、今年の収穫は75kg程と見ました。持ち帰ったタマネギで乾燥棚もその役目を充分に果たしています。
(タマネギ収穫 ひげ根と葉の切り分け作業 A )
(今年のタマネギ収穫は75kgほど？ A )
(5月31日 夕方乾燥棚に落ち着いたタマネギ)
(そんなに乾腐病被害に遭わなかった2021年のタマネギ)
