台風は去りましたが、暑い日が続いてます。
猛暑の日々、辛いわぁ。早く涼しくならないかしら。
そんな暑い中、細見美術館、「世界を変える美しい本ーインド・タラブックスの挑戦」を観てきました。
開館と同時に行ったのに、、、
本日、最終日だったので、チケット売り場には列ができていて並びましたし、
館内も沢山の方が熱心に鑑賞されてました。
民族画家による絵を、シルクスクリーン用に分版して、版を作り、色を作って、
そして丁寧に一版づつ、何版も重ねて刷り、、、
乾燥させて、1冊づつ製本して、表紙を貼り付ける。
丁寧な手仕事の本作り。
口述の神話の絵巻物を本にしたものや、
布に染めたインドの神々を表した本など、、、
その製作過程をビデオで紹介していて、なかなか興味深く観ることができました。
布を染める色を作る時、タマリンドを加えていたのには驚きました。タマリンドは食用だと思ってましたので。
ただ、「世界を変える美しい本」の「美しい」は作り方というか、そのコンセプトの有り様がある意味美しいのかなとは思いましたが、、、
「世界を変える」はなぜ?とちょっと疑問が残りました。
そういえば、テーマも色々でニューヨークの「ツインタワー」や「つなみ」を扱っている本もあり、、、取り扱うテーマも個性的でした。
デジタル化が進む一方で、手仕事のアナログの良さ、それが見直されている、今、だからこその展覧会なのかなという気もしました。