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ウスバキトンボは世界中の熱帯から温帯にかけて広く分布するコスモポリタンなトンボで、日本でも全国で見られますが、寒さに弱く4℃以下の低温では死滅してしまいますので、ごく一部の地域を除き、日本では越冬することはできません。(八重山諸島で幼虫での越冬が確認されている)
日本で見られるウスバキトンボは、南の方(どこから来るのかは未だよく分かっていません)からやって来て、短期間に世代交代を繰り返しながら(早いと約1カ月で成虫になる)、北へ北へと移動していきます。(群馬県内では初夏に姿が見られるようになります。)
そして冬が訪れると日本に渡ってきたウスバキトンボの子孫たちは辿り着いた地で死に絶えてしまいます。ウスバキトンボの旅は北へ向かう一方通行です。
8月から9月は、たくさんのウスバキトンボがみられる時期。見慣れたトンボですが、その生態は多くの謎に包まれています。
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おまけ
捕らえたガガンボをムシャムシャと食っているシオカラトンボ
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