グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

今日も嶺公園へ  里山を歩こう

2009年08月30日 19時28分43秒 | 自然観察
今日は、朝から曇り空。気分がお出かけモードにならなかったので、今朝も家から近い嶺公園へ。

ナツアカネ




アキアカネ


カノコガ

翅の鹿の子模様が可愛らしいですね。腹部には黄色い帯があり、ハチに擬態しているといわれています。(でも、あんまり似てないと思う・・・・)

クロヒカゲ

名前のとおり薄暗い雑木林の中が好きな蝶。食草はササ類。

ササの葉裏にゴイシシジミ発見


ゴイシシジミはササコナフキツノアブラムシなどが大好き。成虫はアブラムシの分泌液を吸い、幼虫はアブラムシを食べます。幼虫は日本の蝶の中で唯一の完全な肉食性。
成虫の足元に幼虫がいます↓


可愛い顔して、子供時代はアブラムシをムシャムシャ
虫も人も、見かけじゃ判断できないね (^^;)


ツリガネニンジン


ヤマジノホトトギス

この花、凝ったつくりですよねぇ


嶺公園近くの田んぼを散策


オモダカ

全国の水田や沼、湿地などに生える多年草。水田の“雑草”と呼ぶには、可愛すぎる花ですね。
クワイの原種。

ミヤマアカネ


キタテハ



今日は、天気が悪かったので、嶺公園から帰宅した後は、書店と衆院選の投票に出かけた他は、家の中で本を読んでいました。

今日読んだ本は、岩波ジュニア新書「里山を歩こう」&「〈Part2〉わき水の里から琵琶湖へ」


著者は写真家の今森光彦氏。
素敵な写真とともに綴られる琵琶湖近くの里山と水辺の自然、そして人々の暮らし。
我々が失いつつある「大切なもの」が、ここにはまだかろうじて残っています。

今森氏が、この本で紹介している素晴らしい里山の映像が見られるのが、今、このブログのテンプレートにも使っている映画「映像詩 里山」です。
この映画は、世界的にも高い評価を得たNHK特集の里山シリーズの劇場版。
いよいよ9月5日から、イオンシネマ高崎でも公開されます。

映像詩 里山 公式サイト

今朝の嶺公園で見つけた蜻蛉と蝶

2009年08月29日 12時59分13秒 | 自然観察
今朝は嶺公園を1時間ほど散歩 
虫を探しながらの散歩なので、時間の割に歩く距離は短く、消費カロリーが極少なのが難点です・・・

だいぶ色づいてきたナツアカネ




アキアカネ


アキアカネは暑さに弱いため、夏の間は涼しい山で過ごし、気温が下がるに従って平野部に戻ってきます。
アキアカネは山から秋を運んでくるトンボ・・・


ノシメトンボ

翅の先に黒褐色の斑紋があるのが特徴。赤とんぼの仲間(アカネ属)ですが、成熟すると鮮やかな赤ではなく、黒っぽく渋い赤色になります。

ネキトンボ


「葱とんぼ」ではありません。「根黄とんぼ」です。
翅の基部がきれいな橙色をしていることが名前の由来です。


一見、ショウジョウトンボに似ていますね。成熟したオスのショウジョウトンボは脚まで赤くなりますが、ネキトンボの脚は黒いままです。また、ネキトンボの胸には黒い模様があることでも見分けられます。


ノハラアザミで吸蜜するイチモンジセセリ


コミスジ


アサマイチモンジ

“アサマ”という名前が付いていますが、浅間山周辺にのみ分布するわけではなく、本州全域で見られます。しかし、イチモンジチョウに比べると分布は限られ、生息数も少ない蝶です。

イチモンジチョウにとてもよく似ていますが、前翅の白紋に違いがあります。
参考に、こちらがイチモンジチョウ

間違いさがしみたいですが、アサマイチモンジとイチモンジチョウの違いを見比べてみて下さい。

名前が分からない蝶

シジミチョウの仲間だと思うのですが、名前が分かりません。
ご存じの方はご教示下さいませ

(8/29 19:35 追記)
ウラミスジシジミと教えて頂きました。
せきれいさんありがとうございます<(_ _)>
図鑑などに載っている写真と比べると、だいぶ色が褪せてしまっています。
ウラミスジシジミは、ゼフィルスと呼ばれる美しいシジミチョウの一種。
今度は是非、美形のウラミスジシジミに会ってみたいです(^^)

八重垣の「特上和豚もちぶた弁当」 (前橋市問屋町)

2009年08月27日 22時22分25秒 | 美味しいぐんま
群馬は美味しい豚の産地。
有名なブランドしては、グローバルピッグファームの『和豚もちぶた』、林牧場の『福豚』、JAグループの『上州麦豚』などがあります。

前橋市問屋町の産業道路沿いにあるお弁当屋さん八重垣では、和豚もちぶたのお弁当が人気です。

特上 和豚もちぶた弁当


包みを開ける前から、香ばしい匂いがしてきます。たまりません



いい色に焼き上がった和豚もちぶたの肩ロースがたっぷり


和豚もちぶたとタレの相性も抜群です。



お薦めの逸品であります


八重垣  TONTONのまち前橋・店舗情報

アユの採卵

2009年08月26日 23時31分56秒 | 
まだ8月ですが、少し秋の雰囲気も漂ってきた今日この頃。
水産試験場では、一昨日からアユの採卵が始まりました。





メスのお腹を押して、卵をしぼります

1尾のアユからは5万粒くらいの卵が採れます。

卵にオスから採った精液を加えて、カモの羽で優しく混ぜます。

この時は、まだ精子は卵の中に入っていません。

水を張ったバケツに大さじ1杯分の卵を投入。そこにブラシのような着卵材を入れて撹拌。卵と精子は、水に入ると受精します。

アユの卵は粘着性があるので、ブラシの毛にくっつきます。



ブラシに付着したアユの卵


透明でとても小さなアユの赤ちゃんがふ化するのは約2週間後です。

                            

おまけ

ヤマザキ ランチパック 嬬恋産キャベツメンチカツ

キャベツといえば嬬恋キャベツ
食うべし!

ヒマワリ! ひまわり! 向日葵! 西大室のヒマワリ (前橋市西大室町)

2009年08月24日 23時01分26秒 | ぐんま花だより
昨日、ぐんま昆虫の森から戻った後に出かけた先は、前橋市西大室町のヒマワリ畑。





広さ5.9ヘクタールのヒマワリ田は、満開!  見事であります





ここのヒマワリは荒砥東北部地区農業農村活性化推進協議会が中心となり、転作田を利用して栽培しています。











見頃は9月上旬まで。
ヒマワリの花の摘み取りは自由です。丈夫なハサミ持参でどうぞ (^^)

うなじ



西大室のヒマワリ田
 場所 国道50号線東大室西交差点を北へ約2㎞ (県道苗ヶ島・飯土井沿い)

ぐんま昆虫の森 晩夏  舞妓さんかと思ったら、お姫様でした・・・

2009年08月24日 19時36分30秒 | ぐんま昆虫の森
(2009.9.5 訂正)

マイコアカネとして紹介したトンボは、ヒメアカネであるというご指摘を頂きました。カエルさん、ありがとうございました<(_ _)>
まだまだ、勉強が足りません(^^;)

記事の題名も変えました(^^;)
(元のタイトルは 『ぐんま昆虫の森 晩夏  舞妓さんに会えました』 です)


昨日のぐんま昆虫の森のつづきです

赤く色づいたマユタテアカネ


翅の先が黒褐色のマユタテアカネのメス

ノシメトンボよりも、斑紋の色は薄い

これもマユタテアカネと思ったのですが、顔に眉斑がないし、顔が青白い・・・
マイコアカネ(舞妓茜)です
ヒメアカネ

舞妓さんのように顔が青白く美しいことが名前の由来。
眉立茜とか舞妓茜とか、なかなか粋な名前ですよね
生物の名前で「ヒメ」というのは、“小さい”という意味で用いられる言葉ですが、ヒメアカネも、赤とんぼ(アカネ属のトンボ)の中で、最小サイズです。

ナツアカネ


ショウジョウトンボ


手をスリスリ


オオシオカラトンボ


モノサシトンボ


トンボの池にメダカもいます

♪ め~だ~か~の 学校は~ 川の~なかぁ ♪
それが今では、環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類・・・
しかし、飼育しているメダカを無闇に野外に放流することは遺伝子の攪乱につながります。メダカの放流は慎重に行わなければなりません。

ツルマメ

九州から本州に分布するマメ科ダイズ属の一年草。大豆の原種です。

ツリガネニンジン


ゲンノショウコ

ゲンノショウコの花の色は、赤紫と白があります。

オミナエシ

日当たりの良い草地に生育する多年草。
秋の七草に入っているように、かつては身近な植物でした。
日本の草原は、ほとんどが人が手入れをすることによって維持されてきた二次的自然。人が維持管理をしなくなった草原は遷移が進行し森林化してしまいます。
里山の場合と同様に、草原の動植物も減少しています。

ジャガイモみたいなヤマノイモのむかご


雑木林は秋に入った感じです。


ぐんま昆虫の森

ぐんま昆虫の森 晩夏  今年最後のカブトムシ

2009年08月23日 23時23分06秒 | ぐんま昆虫の森
今日はぐんま昆虫の森へ。今月3回目です (^^;)

お盆前までは、たくさんのカブトムシで賑わっていた樹液酒場ですが、今はカブトムシの姿はほとんど見られなくなりました。

樹液酒場に咲いた地味な色のバラの花?

いえ、樹液に群がるサトキマダラヒカゲです。


真夏は体の大きなカブトムシやオオムラサキに遠慮しながら樹液を吸っていたサトキマダラヒカゲたちですが、彼らがいなくなって、樹液飲み放題。

何カ所かの樹液酒場を探して、やっと見つけたカブトムシ


多分、彼が私の見る今年最後のカブトムシでしょう。


スジクワガタ

オスの下に、背中にスジの入ったメスが見えます。

コクワガタ


カブトムシやノコギリクワガタの成虫は、地上に現れてから数か月の命ですが、コクワガタやスジクワガタは、越冬可能です。
飼育下では2シーズンは普通に飼えます。今、コクワガタを飼っているよい子の皆さんは、是非、冬越しさせて、来年もいっしょに遊んで下さいね。できれば、繁殖にもチャレンジしてね (^^)

アカタテハ


イチモンジチョウ




セスジツユムシ

若草色の体色がきれいです。キリギリスの仲間ですが、やさしそうな感じがしますね。

ノハラアザミには虫たちが集まっていました
ヒメキマダラセセリ(?)


ダイミョウセセリ


コアオハナムグリ


アメリカでは悪役のマメコガネ

日本からやって来たマメコガネJapanese beetleは北アメリカの農作物を食い荒らす大害虫。日本では、野外ではよく見かけますが、大発生して農作物に大きな被害を与えることはありません。
生物は移入先でどんな影響を与えるか分かりません。生物の移動には「予防原則」の徹底が必要ですね。

ジョロウグモ



(つづく)

ぐんま昆虫の森

嶺公園で見つけた虫や植物

2009年08月22日 21時43分25秒 | 自然観察
夕方、嶺公園を散歩。


セミが少ないと言われる前橋ですが、市街地はともかく、嶺公園の雑木林では賑やかに鳴いています。
アブラゼミ


ナツアカネ


ショウリョウバッタ

別名キチキチバッタ

ひょうきんな顔 (^^)


ナガコガネグモ

危険を感じると、網をブンブンと揺さぶります。指で軽くつつくと面白いですよ。
でも、あまりしつこくやると可哀想なので、控えめに・・・(^^;)

ツルボ


ミズヒキ


キンミズヒキ


コバギボウシ


ヒヨドリバナ


これも鳥の名前のついたヤマジノホトトギス

ユリ科ホトトギス属の多年草。北海道西南部から本州、四国、九州に分布。



夏に少しずつ染み込んでくる秋・・・

とんぼ とんぼ

2009年08月22日 09時52分13秒 | 自然観察
今年の夏は少し寂しい・・・
昨年、8月の前橋は猛暑日が7回ありましたが、今年の8月はまだ1日もありません・・・。(ちなみに一昨年はナント13回!)
まぁ猛暑日が少ないのは、結構なことですけどね・・・

赤とんぼの一種ミヤマアカネは色づいた個体が多くなってきましたが、まだ黄色い方が多いかな。
少しずつ、秋の気配を感じるようになってきましたね。




逆立ち


日差しが強くなると、逆立ちして光を受ける面積を小さくすることは、以前紹介しましたが、草の影に入るものもいます。スリムな体型なので、細い草の影でもOKのようです。

でも、やっぱり、こんな中途半端な日陰じゃなくて、木陰に入ればイイのにねぇ (^^;)



ウスバキトンボ


朝のうちや曇天の日は草などに止まって休んでいる個体をよく見かけますが、近づくと、サッと舞い上がってしまいます。


毎年、どこからかやって来て、短期間で世代交代を繰り返しながら北へ北へと向かい、やがて死滅してしまうウスバキトンボ。
そろそろ津軽海峡を越え、北海道にたどり着いただろうか・・・?

ウスバキトンボの顔のアップは、可愛い (^^)




コモドドラゴン?!

いえ、かわいいカナヘビです (^^;)


ところで、来年の10月、名古屋で「生物多様性条約第10回締約国会議」(COP10)が開催されますが、この会議の認知度は低いようです。
今月初め内閣府がに発表した「環境問題に関する世論調査」の結果の一部を紹介します。

(1)自然に対する関心について
  関心がある 91.7%
  関心がない  8.0%

(2)「生物多様性」の言葉の意味を知っているか?
  言葉の意味を知っている 12.8%
  意味は知らないが、言葉は聞いたことがある 23.6%
  聞いたこともない 61.5%

(3)「生物多様性国家戦略」について知っているか?
  内容を知っている 3.6%
  内容は知らないが、聞いたことがある 16.2%
  聞いたこともない 77.8%

(4)「生物多様性条約締約国会議」について知っているか?
  知っている 3.8%
  名前は聞いたことがある 9.3%
  聞いたこともない 84.2%

生物多様性や生物多様性条約締約国会議に関する認知度の低さは、環境省のPR不足なのか、面白おかしいことしか取り上げないマスコミが悪いのか・・・。


生物多様性条約第10回締約国会議支援実行委員会公式ウェブサイト