ガビチョウ Garrulax canorus
原産地は、東アジア、東南アジア。
ペットとして輸入された飼い鳥が逃げ出したり、意図的に放されて野生化しました。
国内では、宮城、福島、茨城、群馬、埼玉、東京、山梨、神奈川、長野、福岡、佐賀、大分、熊本の12都県で生息が確認されています。
ガビチョウ類の定着が確認されている、九州・本州の低地林等の里山的森林では、これらの種が最優占種となり、群集構造が著しく変化しています。また、長期的には在来種への直接・間接の負の影響も懸念されています。また、ハワイ諸島においてはガビチョウが高密度で生息し、在来鳥類の衰退の一因となっているそうです。
外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されています。
嶺公園では、2012年5月に初めて確認しました。
ガビチョウやカオジロガビチョウ、ソウシチョウなどの侵略的外来生物は一刻も早く駆除に乗り出すべきです。
そんなこと言うと、「悪いのは人間だ。外来種には罪はない。駆除はかわいそうだ」なんて言う人がいますが、これは「侵略的外来生物によって、生態系や生物多様性が破壊されても全然かまわない~」と言っているのと同じだと思います。
時折、カオジロガビチョウやソウシチョウ、あるいはアカボシゴマダラなどの写真とともに「かわいい鳥(蝶)が撮れてうれしい~」的なコメントが添えられているブログを目にします。それだけでも残念なんですが、プロフィールに“自然を愛する”とか“環境破壊を心配しています”なんて書いてあったりすると、ホント、ガッカリします・・・。
外来生物法 環境省
侵入生物データベース 国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター
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