地球は青かった

2009-07-28 00:19:30 | 日記風
 ある芝居を観に行った時、聞いた台詞だ。

 「地球は青かった」
 初の有人飛行を果たした宇宙飛行士は地球を見てそう言った。
 有名な台詞ですよね。

 でもその後に続く言葉があった。
 
 神はいなかった。

 そう言ったらしい。

 後で調べてみましたが、地上との交信記録に、この言葉はないようです。違う機会に言ったという説もあるようですが、いつ、どこで出た言葉であるか、あまりよく判らないらしいです。
 
 真偽のほどは判りませんが、宇宙に飛び出すということは、尋常なことじゃない。
 であるならば、心を過ぎる思いもまた、地上にいる者には想像できないのかもしれない。

 もし、生命が死を迎え、その後は全て無に帰ってしまうなら、人が生きることの意味はなんだろう。
 
 何故、それぞれの条件を抱え生まれてきたのだろうか。

 全ての答えを人はどうやって見つければいいのだろうか。

 人類が始まった時から誰かが必ず悩んでいる問題だろう。
 誰も納得いく答えを見つけられない。

 少なからず、この世に生きる者には。

 宇宙というのは三次元の世界ではないという説を聞きました。

 つまりこの地球とは次元の違う世界にある。
  次元が違うということは、喜怒哀楽もまた形を変えて存在するということ。
 五感と呼ばれるものも、形を変えて存在すること。
 
 だったら、宇宙も人の生命も一生考えても答えが見つかる筈がない。
 そう思っている。

 次元が違うんだもの。
 この次元でその答えを見つけることは、理解することは不可能だ。
 
 これもまた可能性の1つを追っているに過ぎない。

 この世にいる者にこの世の全ては判らない。
 そんな仕組みなってるんだと思うよ。

 全て答えの判ったゲームはつまらない。
 判る所まで努力をしておいで、そう仕掛けられているのかもしれない。

 これもまた、結果が出てからのお楽しみってこと。

 宇宙から地球を見、青かったと思うように。
 人生は意味のある楽しいものだった。

 そう思うのかどうか。
 
 結果を待つしかないのさ。