遅まきながらの喪

2011-04-24 00:00:00 | 戯曲塾
 お話を書かなければならないと思いながら、なかなか進まない。

 何故だろうと、考えたら、これは遅まきながらの喪に入ったのではないかと思った。

 先生が出発されたのが昨年の7月、今年に入るまで実感できなかったというか、信じられないのが本当だった。どうにか今年に入って少し認識できるようになったわけだから…。

 私にとっては今が喪の時期なのかもしれない。


 ショックだった。言葉にならないほどショックだった。

 未だに語ることはできないほどのショックは抱えている。

 だから逆に人に当たり散らす。それしか方法がないのだ。思いつかないのだ。


 劇団の劇作家コースに入った頃、本当にお話を作るのが楽しかった。最初の3年くらいかな。
 それ以降はいろんな意地や何かがないまぜになってそういう状態でもなくなった。
 半年に1度出さなければならないことも負担になっていた時期もあった。

 それでも書いていた。どうにか書いてた。

 でも今は何かが違うのだ。

 あの頃のように前を向いて進んで行くことが、今は何故かできない。


 喪、なのかしらね。


 少なくとも心の整理をつけるべきなのかしら。


 私の心の内は誰にも判らない。私自身も判っていないのだろう。

 やはり時間が少し必要なのかもしれない。







最新の画像もっと見る