大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨日職場でとても不愉快なことがありました。
人をまるで物を扱うかのような言い方をされ、
企業としてのモラルや人間性を垣間見たような気がしました。
会社は不条理なところとわかっていても、一挙に仕事のモチベーションが下がりました。
そういえば最近内部告発により組織を正そうとしたが故の不幸な出来事がありました。
あらゆる組織の壁は真面目に生きようとすればするほど立ち塞がり、予想以上に心を蝕みます。
長年サラリーマン生活で苦しんできた一人の人間として深い悲しみを感じました。
さてコロナがまた増えています。
私たちは時として、病気や怪我により立ち止まる事を余儀なくされるのですが、そこから学ぶのではなくすぐに目の前の利害に追われ忘れているのです。
コロナもその一つではないかと思います。
先日自助グループ内で自分の体験を語る機会を与えていただいたのですが、
忙しい日常の中で自分と向き合う時間は本当に大切だと感じました。
本日は森田療法で説かれる物の性を尽くすという言葉について、考えてみたいと思います。
還暦以降この言葉に惹かれるようになった私です。
森田博士は、物の性を尽くすとは、
すべて物の持つ働き・値打ちをベストに発揮させることです。
と述べられています。
神経質者の持っているダイヤの原石のような優れた資質を見抜かれた森田博士は、人間だけでなく、物そのものを大切にし、最大限活かすことを説かれている気がします。
これはすべてが使い捨ての現代に於いてとても大切なことではないでしょうか?
常に結果や費用対効果を求められる学校や企業の在り方にも一石を投じるものと考えます。
人や物を大切にしない組織に、本当の意味で未来はあるのでしょうか?
2024/08/08 一世