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大阪水曜ほっと集談会一世です。
あまりの暑さに梅干しと素麵で生きている私です。
さて、先日購読した雑誌「週刊現代」に同世代で将棋の棋士、谷川浩司氏の言葉が載っていました。
かつて将棋界で最年少名人を獲得された方です。
私と同い年で、関西出身と言うこともありとても親近感を感じています。
以下谷川氏のインタビュー記事より
※時代の最先端にいる若手棋士と向き合うことは学びにもなる。
彼らとの対局で新しい戦法に出会った時にはまだ何もわかってない自分を知れたと楽しくなります。
厳しい敗北もうまく捉えることで自分を原点へと立ち戻らせてくれる。
負けることは決して悪いことばかりではないのです。※
谷川氏は、後に負けたことで、自分を見つめ直し、「大人になっても好きなことができているのは、素晴らしいことじゃないか」という結論にたどり着いたそうです。
これは将棋の話であると同時に私たちの神経質症状との向き合い方にも共通すると思うのです。
症状がなくなっても、常に今悩んでおられる初心者の方から学ぼうとする謙虚な姿勢が自覚を深めると思います。
天才でありながらけっしておごらず自分を見つめ続けておられるところが、谷川氏が還暦を過ぎてもなお進化を続けておられる理由だと思います。
レベルは違いますが、私も20代から継続している現在の仕事を維持するために、自分の過去の経験からではなく、若い人から常に学ぼうと心がけてきました。
変化し続けるためには、経験が邪魔をするのです。
特に成功体験には自己満足という、落とし穴があるのです。
また初心者懇談会で初めて参加された方の言葉の一つ一つから、悩み苦しんでいた頃の自分の原点に立ち戻ることが出来たのです。
今日の森田博士の言葉
自ら欺くことなく、自己を正しく如実に認めることを自覚という。
2023.8.9 一世