大阪水曜ほっと集談会一世です。
先日自助グループのある集まりで正義感が強いので人を許せず苦しいという悩みを聞きました。
職場でも自助グループでも家庭でも小さな衝突や諍いは日常です。
ただ、どちらかというと神経質タイプは人と争うことが嫌いで穏便に済ませようとしてしまいます。
結果として忸怩たる思いが残ってしまったりすることが何度もあるでしょう。
私なども長いサラリーマン生活で上司とぶつかり納得できず、
ずいぶんアルコールのお世話にもなりました。
そんな時アンパンマンの作者であるやなせたかしさんの言葉をずいぶん読ませていただきました。
心に残った言葉がいくつかあります。
以下やなせたかし氏著『明日をひらく言葉』より一部抜粋
正義のための戦いなんてどこにもないのだ。
正義はとても不安定なもので、ある日、突然逆転する。
争いは、正義と悪の戦いではなく正義と正義のぶつかり合い?
なのかもしれません。
自分の中の正義を時々疑ってみることも人間関係には、
必要なのかもしれません。
ひょっとして正義感という美名の下にかくあるべしが、隠れているかもしれません。
※今日の森田博士の言葉
神経質の特徴として、自分の症状は人には少しもわからぬけれども、
こんなに苦しいものはほかにはないとひそかに信じ、
人にも訴えるということがある。
すなわちまったくたんに本人の主観的なものに止まり、
客観的なものではない。
2025.1.15 一世